ご当地サポーター
日光から15分ほど、今市&下今市で人気のおすすめランチ4選

行列必至のローカルグルメや100年以上続く老舗など、今市&下今市エリアには隠れた名店がいっぱい。ご当地名物の湯波入りメニューを味わえる店もあり、価格もリーズナブルなものから贅沢なものまで揃います。なかでも、ランチにぴったりのおすすめ4店をご紹介します。

「うな重」4,800円。うな重は「魚登久定食」6,000円などのセットでも味わえます。※価格は仕入れ状況により変動する可能性あり
「うな重」4,800円。うな重は「魚登久定食」6,000円などのセットでも味わえます。※価格は仕入れ状況により変動する可能性あり

1912年(大正元年)に創業し、3代続くうなぎ割烹の店。うなぎの養殖が盛んな静岡県吉田町から、毎日取り寄せる国産うなぎを味わえます。さらに店では、素材のうまみを十分に引き出すよう、地下30mから汲みあげた今市の天然水に放って2日ほど放置。餌を与えず、しっかり泥や臭みを抜き、うなぎの身をしめています。

店のおすすめ「うな重」にのる蒲焼きは、背開きにしたうなぎを、せいろで蒸してから焼く関東風です。ていねいに骨抜きした身を、オーダーが入ってから紀州備長炭でじっくり火入れしているので、ふっくらとした口あたり。創業以来継ぎ足し続けているコク深いタレや、日光産のコシヒカリを使ったごはんとの相性が抜群です。

ご当地サポーターコメント
本当においしいうなぎが食べられます!炭火で焼いたからこそのパリッと香ばしい皮と、ふわっふわでジューシィーな身は言うことなしです!

日光東照宮の杉でつくった個室も

本館1階のテーブル席。9~12月頃には天然うなぎも味わえます
本館1階のテーブル席。9~12月頃には天然うなぎも味わえます

店内は杉をふんだんに使った、温かみのある雰囲気。テーブル席や大広間がある本館のほか、オープン100周年を記念してつくった別館「うなぎのねどこ」もあります。
こちらは、掘りごたつ式の座敷やテラス付きの洋間など和洋5つの部屋がある個室棟。落ち着いた気分で食事ができると好評で、うな重に5品の季節料理が付く「魚登久定食」など贅沢なメニューを味わいたいときは特に利用したいスペースです。
なかでも「杉」の間は、人気が高い部屋。日光東照宮から杉並木の倒木を譲り受けてつくった純和風のつくりで、日光の旅の記念にもぴったりです。

魚登久(うおとく)
  • URLhttp://uo-toku.jp/
  • 住所栃木県日光市今市467 MAP
  • アクセスJR今市駅から徒歩約5分
    東武鉄道上今市駅・下今市駅から徒歩約10分
  • 営業時間11:00~14:00(L.O.13:00)、17:30~21:00(L.O.20:00)
    ※鰻の仕入れ分が無くなり次第終了
  • 定休日月曜・第3日曜
  • TEL0288-21-0131
  • 駐車場無料
  • メモ予約:別館「うなぎのねどこ」は前日までに要予約

鉄製スキレットで提供される名物焼きうどん

「焼きうどん」700円
「焼きうどん」700円

地元で半世紀に渡って親しまれてきた洋食店。2007年に代替わりし、日光駅周辺から今市エリアに移転しましたが、先代から受け継がれる店の味は変わっていません。オムライスなどの定番メニューも評判ですが、名物は鉄製スキレットで提供される「焼きうどん」。ひき肉とキャベツというシンプルな具材と共に炒めたうどんに、味付け卵とバターをトッピング。醤油をたらして混ぜると、バターと溶け合ってたまらない香りに。熱々の鉄鍋効果で、こんがり焼けたうどんの香ばしさも楽しめます。

オリジナルソースの焼きスパゲティも人気

「焼きスパゲッティ」700円。自家製のソースで味つけ
「焼きスパゲッティ」700円。自家製のソースで味つけ

同じく鉄製スキレットで提供される「焼きスパゲッティ」も肩を並べる人気の一品。テーブルに運ばれてきたら、中央をくぼませて生卵を割り入れます。間髪入れずにかき混ぜたら自家製ラー油をまわし入れ、半熟になったところでストップ。熱々のおいしさと香ばしさを堪能できます。味つけのソースは複雑な味わいで、このメニューのために仕込んでいます。セットで付くサラダのドレッシングも自家製です。定休日を仕込みに費やすほど、手をかけたおいしさが長く愛されてきた理由です。

Kitchen Fuji(キッチンフジ)

大麦を使った手打ちうどんが味わえる店

「あいもり」700円(きのこ汁)。器は益子焼の作家に特注した店オリジナル
「あいもり」700円(きのこ汁)。器は益子焼の作家に特注した店オリジナル

ランチのみ営業する、手打ちうどんの店。注文の際はまず、麺の種類を選びます。強いコシがある太めの「白うどん」、大麦を使った珍しい「大麦黒うどん」のいずれか、または両方楽しめる「あいもり」から選択。「大麦黒うどん」はまるで蕎麦のようにエッジが立ち、強いコシとつるりとした喉ごしです。次に選ぶつけ汁は、「きのこ汁」「肉汁」「鴨汁」「黒カレーつけ汁」などから好みの味を注文。つけ汁のだしには、北海道産根昆布など10種類ほどを使用し、麺の味わいをさらに引き立てます。

店内はアンティークなカフェのような雰囲気

ステンドグラスは店主の奥様の作品
ステンドグラスは店主の奥様の作品

店主は定年後、20年以上趣味にしていた蕎麦打ちの技術をいかして2009年に開業。大麦を使ったうどんの珍しさやおいしさが口コミで評判を呼び、遠方からも多くの方が訪れるようになりました。二人三脚で店を切り盛りする奥様の趣味はステンドグラス製作で、店内のあちこちに素敵な作品が配されているのも見どころ。アンティークなカフェのような雰囲気の中で、ゆったりとした時間を楽しみながら、おいしいうどんを味わうことができます。

つけ汁うどん あくつ

日光育ちの野菜をフランス料理で楽しむ

「カリフラワーのクレーム コンソメのジュレ」(手前)、前菜の「ズッキーニとホタテのマリネ」(右奥)
「カリフラワーのクレーム コンソメのジュレ」(手前)、前菜の「ズッキーニとホタテのマリネ」(右奥)

住宅街にひっそりと佇む、趣のある隠れ家フレンチ。オーナーシェフは、群馬と東京のフランス料理の有名店で腕を磨き、2000年に故郷の旧今市市(現日光市)で開業。料理には野菜がふんだんに使われており、日光の食材の豊かさを感じることができます。お昼のコースのアミューズとして提供される、季節の野菜を使ったクレームはシェフのスペシャリテ。ムースのように仕上げられたクレームと、澄んだコンソメのジュレのハーモニーが絶妙。これを目当てに訪れるお客様も多いそうです。

地元の上質なブランド豚を低温調理で

人気の「日光HIMITSU豚のロースト」
人気の「日光HIMITSU豚のロースト」

メインの肉料理は、日光連山の伏流水で育まれた、柔らかく繊細な肉質の「日光HIMITSU(ヒミツ)豚」が味わえます。肉の旨味を低温調理で閉じ込めてからローストして提供され、付け合わせの野菜とも好相性です。また、入荷があれば、地元で採取した鹿肉の料理を提供できる日もあるとのこと。観光客で賑わう街道沿いの喧噪から離れ、ゆったりと静かな空間でくつろぎながら、四季折々の土地の恵みを味わうことができるレストランです。

ファンベック ナオト
  • URLhttps://www.instagram.com/finbec_naoto/
  • 住所栃木県日光市瀬川60-1 MAP
  • アクセス東武鉄道下今市駅から徒歩約7分
  • 営業時間12:00~15:00(L.O.13:30)、18:00~21:30(L.O.19:30)
  • 定休日水曜(月1回連休有り)
  • 入場料ランチコース4,180円~、ディナーコース6,600円~(要予約)
  • TEL0288-30-3239
  • 駐車場無料
※掲載の内容は、記事更新日時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。