ご当地サポーター
【2025年版】冬の石垣島でおすすめ観光スポット6選

夏のバカンスのイメージが強い石垣島。では冬はというと、気温は夏と比べてぐっと下がるものの12〜2月の平均気温は19℃ほど。北風が強く、体感温度はもう少し低いですが、本州と比べれば温暖で過ごしやすいのが特長です。今回は、豊かな自然や雄大な景色、可愛い動物や沖縄ならではの文化など、冬の石垣島旅を満喫できる体験やスポットをご紹介します。まだ知らない石垣島の魅力を発見しに、旅の計画を練ってみてはいかがでしょう。

市街地近くで楽しめると人気の乗馬体験

南は沖縄、北は北海道まで、日本在来種の血統をもつ馬たちが迎えてくれる
南は沖縄、北は北海道まで、日本在来種の血統をもつ馬たちが迎えてくれる

「ユーグレナ石垣港離島ターミナル」(以下、離島ターミナル)から牧場までは車で約15分。現在飼育されている馬たちは和種馬のミックスで、見た目も個性豊か。サラブレッドより背が低く、胴も足も太めで愛嬌があります。生後6カ月ぐらいから訓練を始め、2〜3歳になると「キッズトレイル」などの軽めコースでデビューを果たすのだそう。石垣島の自然の中でのびのび大切に育てられているためか、どの馬もみな温厚。まったくの初心者でも安心して乗馬を楽しむことができます。

馬上から見えるのは「いつもの石垣」とは違う風景

馬と一対一で意思疎通を図れる楽しさは格別
馬と一対一で意思疎通を図れる楽しさは格別

馬とじっくり触れ合いたい方におすすめなのが「海の見える丘&ジェラート」コース。暑さが和らぐ秋〜春限定の150分ロングプランです。馬とのコミュニケーションや操作方法のレッスンを終えたら牧場を出発。サトウキビ畑や牧草地といった石垣島らしい風景を、高さのある馬上から見渡す新鮮さと開放感はまさに非日常。目的地は小高い丘の上。美味しいジェラートを頬張りながら眺める海と空はまさに絶景です。

ご当地サポーターコメント
サラブレッドより小さいと言っても、近くに行くと馬ってやっぱりすごく大きく感じますね。とても賢くて、ほかの動物との触れ合いとは違う達成感があります。
波ん馬
  • URLhttps://www.naminma.com
  • 住所沖縄県石垣市新川1353-1 MAP
  • アクセス離島ターミナルから車で約15分 ※集合場所が牧場ではなくビーチのコースあり。詳細はHPで要確認
  • 営業時間冬季(10〜3月)10:00〜17:00
    夏季(4〜9月)9:00〜18:00
    ※コースによって日時が異なる。詳細はHPで要確認
  • 定休日不定休(詳細はHPで要確認)
  • 入場料海の見える丘&ジェラート(150分)21,500円〜
    キッズトレイル(30分)6,500円
  • TEL0980-87-8393
  • 駐車場無料(ビーチ集合のコースは共用駐車場利用) 
  • 年齢制限海の見える丘&ジェラート 中学生以上
    キッズトレイル 2歳以上
  • メモ全コースWEBからの完全予約制。予約は2カ月前から前日16:00まで(前日が休業日の場合は12:00まで)

ダイナミックな自然に出会える日本最南端の森林公園

全長約100m、水面からの高さ約18mの「聖紫花の橋」。森とダム湖を一望できる眺望スポット
全長約100m、水面からの高さ約18mの「聖紫花の橋」。森とダム湖を一望できる眺望スポット

バンナ岳(標高230m)の地形を生かした広大な森林公園。「エメラルドの海を見る展望台」など、園内には眺望スポットも多く存在しています。沖縄の自然と触れ合える場所ですが、面積が300ヘクタールほどもあり「どう観光していいか分からない」との声も。そんな「バンナ公園」の新しい楽しみ方として注目を集めているのが、セグウェイに乗って園内の自然観察を楽しむツアー 。地元を知り尽くしたガイドが同行するので、ツアー中は自然のみならず、観光やグルメ、文化や歴史など、八重山諸島について多彩な話が聞けるのも人気の秘密です。

セグウェイで八重山の動植物と景観にアプローチ

セグウェイの最高時速は20Kmほど。スピードは参加者のペースに合わせてくれるので安心
セグウェイの最高時速は20Kmほど。スピードは参加者のペースに合わせてくれるので安心

ツアーはバンナ公園北口に集合。30分ほど乗り方を練習後、いよいよ散策に出発です。途中で珍しい植物の説明を聞いたり、運が良ければカンムリワシやセマルハコガメなど、貴重な天然記念物に会えたりすることも。スピードを上げれば森の匂いをはらんだ風に包み込まれ、自然の一部になったような心地を味わえることでしょう。ツアー中一番の歓声(人によっては絶叫)ポイントは、下が透けて見えるスリル満点の長い吊り橋を渡る時。橋上からは豊かな水をたたえるダム湖と緑豊かな森も一望できます。

ご当地サポーターコメント
私は単独で参加しましたが、ツアーが終わる頃には他の参加者さんたちとすごく仲良くなっていました。旅先でのこういう出会いってうれしいですね。
バンナ公園(「セグウェイツアー in 石垣島 バンナの森」)
  • URLhttps://book.hirata-group.co.jp/top/products/b0a36550-3017-5370-9ea9-f827102a3a9e?lng=ja-JP
  • 住所石垣市登野城2241-1(バンナ公園北口) MAP
  • アクセス離島ターミナルから車で約15分
  • 営業時間午前の部 10:00、午後の部10~3月 15:00
  • 定休日悪天候時、ほか不定休
  • 入場料8,800円
  • TEL0980-82-6711(平田観光株式会社)
  • 駐車場無料(バンナ公園北口駐車場)
  • 年齢制限16〜70歳、体重45kg以上117kg未満
  • メモホームページにて要予約(当日午後のツアーは朝9:00までに電話にて要予約)
    妊娠中の方、酒気帯びの方はご遠慮いただいております。

歴史ある古民家を移築した体験型テーマパークを満喫

カメラマンに撮ってもらった琉装写真を購入することも可能(古民家での撮影には入村料がかかります)
カメラマンに撮ってもらった琉装写真を購入することも可能(古民家での撮影には入村料がかかります)

マングローブの繁る重要な湿地として国際条約にも登録された「名蔵アンパル」に隣接する日本最南端のテーマパーク。そのむかし島人が実際に生活していた古民家を移築し、古き良き八重山の風景を再現しています。2020年10月には、入村口手前に「名蔵ドライブイン」と銘打った付属施設が完成。入村前後やドライブの途中に休憩がてら立ち寄って、食事はもちろん、さまざまな体験が可能になりました。シーサーの色つけやSNSにアップしたくなる「琉球衣装体験」など、多様なメニューがそろっています。

昔ながらの八重山を思い起こさせる風景と自然や動物とのふれあい

1900(明治32)年に建てられた旧士族の屋敷・森田邸をはじめ、八重山の歴史を語る貴重な古民家は必見
1900(明治32)年に建てられた旧士族の屋敷・森田邸をはじめ、八重山の歴史を語る貴重な古民家は必見

やいま村では、国の登録有形文化財にも指定されている古民家の内部を自由に見学することができます。いにしえの遠見台をモチーフにした「アンパル塔」からの眺望も一見の価値あり。村内には他にも、どっしりとくつろぐ水牛の池や、可愛らしいリスザルと触れ合えるエリアもあるので、動物好きの方にもおすすめです。自然派の方は、村内から続く自然探勝路を進んで名蔵アンパルを散策してみてはいかがでしょう。マングローブの森を縫うように木道が通っているので、貴重な風景を間近に感じるチャンスです。

ご当地サポーターコメント
琉球衣装体験は、服の上から着せてもらえるので気軽に体験できます。村内は見どころも多いので、名所巡りをするより一カ所でゆったり時間を過ごしたい方におすすめのスポットです。
石垣やいま村
  • URLhttps://www.yaimamura.com/
  • 住所沖縄県石垣市名蔵967-1 MAP
  • アクセス離島ターミナルから車で約20分
  • 営業時間9:00〜17:30(最終受付17:00)
  • 定休日無休
  • 入場料入村料 大人1,200円、子ども(3歳以上小学生以下)600円
    琉球衣装体験 1,000円
    シーサー色付け体験(60〜90分)1体 1,800円、ペア 3,300円
  • TEL0980-82-8798
  • 駐車場無料

悠久の時が作り上げた巨大地下宮殿に潜入

観光できる距離は島内一。見学時間は写真を撮りながらゆっくり歩いて30分ほど
観光できる距離は島内一。見学時間は写真を撮りながらゆっくり歩いて30分ほど

市街地から車で10分ほどの近距離にある、日本最南端・島内最大の鍾乳洞。全長3.2kmのうち約660mが一般に公開されています。洞内の気温は年間を通して23℃前後なので、肌寒さを感じる日の観光にもぴったり。竜宮城風のゲートをくぐり、細い階段を降りると、地上からは想像もできないような地下宮殿が奥へ奥へと広がっています。石垣島の鍾乳石の成長は3年で約1mm。今の姿となるまでに約20万年かかっているのだそう。洞壁のシャコガイの化石は、ここがかつて海底だったことを物語っています。

冒険者気分になれるドラマチックな空間を体感

冒険映画のワンシーンを思い起こさせるドラマチックなイルミネーション
冒険映画のワンシーンを思い起こさせるドラマチックなイルミネーション

整備された順路を進んでいくと「乙姫御殿」「神々の彫刻の森」など、想像力をかきたてる名が付けられた見どころが次々に現れます。鍾乳石から滴る水の音を聴く水琴窟や幻想的なイルミネーション、透明な水を称える地底湖や、似ているとの噂からその名が付けられた「トトロの鍾乳石」など、見逃せないポイントが盛りだくさん。起伏のある洞内の地形を上がったり下がったり、見上げたり見下ろしたり、冒険者気分で大自然の息吹を存分に堪能してください。

ご当地サポーターコメント
石垣島内には他にも2つ観光鍾乳洞がありますが、こちらが一番距離も長く、起伏に富んでいて見応えがあります。地上の庭もきちんと整備されていて、沖縄らしい花々を見ることができます。
石垣島鍾乳洞
  • URLhttps://www.ishigaki-cave.com/
  • 住所沖縄県石垣市石垣1666 MAP
  • アクセス離島ターミナルから車で約10分
  • 営業時間鍾乳洞見学 9:00~18:30(最終受付18:00)
  • 定休日年中無休
  • 入場料入園料 大人1,200円 子ども 600円
  • TEL0980-83-1550
  • 駐車場無料 
  • メモ近くに別の鍾乳洞があるので来洞の際は施設名が「石垣島鍾乳洞」であることを要確認
    最新の施設情報はHPを参照、または施設へお問い合わせください

島の色彩と空気感を映しとる琉球ガラスの体験工房

石垣島の美ら海を望むハイセンスな工房。「ジェルキャンドル作成」など、子どもでも楽しめるメニューもそろう
石垣島の美ら海を望むハイセンスな工房。「ジェルキャンドル作成」など、子どもでも楽しめるメニューもそろう

海の見える場所で琉球ガラスの制作体験がしたい、そんなワガママが叶う工房です。お店があるのは街から少し離れた静かなエリア。店内にはセンスの良いオリジナル作品が並び、創作意欲も刺激されます。4つの体験コースの中で一番本格的なものが「琉球吹きガラス体験」。グラス・小鉢・一輪挿しの3つの中から、好きなものを1つ選べます。もちろん、配色や模様、気泡の有無まで自分の好みで決められるので、世界にたった1つのオリジナルのガラス作品を作れます。

オンリーワンの琉球ガラス作品を生み出そう

溶かしたガラスはあっという間に固まってしまうので素早い作業が肝心
溶かしたガラスはあっという間に固まってしまうので素早い作業が肝心

店内でまずはデザインを練り、好きな色のガラス片を選んで調合したら、隣にある工房へ移動。内部が1300度以上になった窯を前にした作業なので、熱い夏より冬の方がおすすめ。ガラスが溶けたら模様をつけ、吹き竿で膨らませ、底を作り、口を広げてと、スタッフと一緒に作業を急ピッチで進めます。水飴のようだったガラスがイメージ通りに形を変えていく楽しさはひとしお。作品はゆっくり冷ます必要があるので、中1日おいて引き取れます。手に取るたび、楽しい旅の思い出がよみがえることでしょう。

ご当地サポーターコメント
他にも「トンボ玉体験」や、ガラスパーツを接着して作る「ガラスシーサー体験」等もあります。手ごろなお値段のガラス作品も多く販売しているので、お土産探しにもおすすめです。
石垣島ガラス工房Ponte(ポンテ)
  • URLhttps://ponte-glass.com/ponte-ishigakimap/
  • 住所沖縄県石垣市新川1625-35 MAP
  • アクセス離島ターミナルから車で約12分
  • 営業時間10:00~18:00(最終受付)
  • 定休日水曜
  • 入場料琉球吹きガラス体験(45分~)5,500円
    ジェルキャンドル作成(15〜30分)3,500円、追加パーツ500円~
    ※送料別途 
  • TEL0980-82-4620
  • 駐車場無料
  • メモ予約優先

八重山諸島の塩作りを守り継ぐ緑深き工房へ

塩の結晶の大きさを手作業で選別する職人。天気の良い日は作業風景が見られる(9:30〜14:00頃)
塩の結晶の大きさを手作業で選別する職人。天気の良い日は作業風景が見られる(9:30〜14:00頃)

島南西部に口をあける名蔵湾沿いにたたずむ「石垣の塩工房」。「西表石垣国立公園」にそびえ立つ沖縄最高峰の於茂登岳(おもとだけ)から湾に流れ込む豊かな水、その養分で育った珊瑚が生み出すミネラルたっぷりの海水で塩作りを行っています。この土地は、300年余前に八重山諸島初の塩作りが始まった場所でもあり、今日の島の塩づくり復活の原点でもあるのだそう。島人職人仕込みの、季節によって味も少しずつ変わるという無添加の塩づくりや、島の自然食材に興味のある方に是非訪れてほしい工房です。「石垣の塩作り体験」(要予約・晴れた日がおすすめ)などの体験メニューも用意されています。

冬の乾燥肌に嬉しい体験も

ミネラル体験ができるのは、海を渡る風を感じられる静寂な空間
ミネラル体験ができるのは、海を渡る風を感じられる静寂な空間

塩との少し変わった親しみ方として、「石垣の塩ミネラルエッセンス体験」はいかがでしょうか。製塩の際に残るミネラルたっぷりの液体を壺に入れ、3年以上太陽の熱で濃縮させた「高ミネラル液」での温浴です。とろりと肌にまとわりつく液体は体が沈まず、不思議な浮遊感と安心感で包んでくれます。しかも豊富なミネラル成分で、美肌やデトックス、むくみや冷え性の改善などの効果も期待できるのだそう。海と塩の恵みを、ぜひ全身で体感してみてください。
※2023年12月現在「石垣の塩ミネラルエッセンス体験」は実施しておりません。

ご当地サポーターコメント
お土産として定番の「石垣の塩」はあちこちの土産店で見かけますが、こちらでは市場に出回らない限定塩も販売されています。商品について質問するとスタッフの方が熱心に答えてくれますよ。
石垣の塩
  • URLhttps://www.ishigakinoshio.com/
  • 住所沖縄県石垣市新川1145-57 MAP
  • アクセス離島ターミナルから車で約18分
  • 営業時間工房9:00〜18:00、石垣の塩づくり体験
    石垣の塩ミネラルエッセンス体験 9:30〜15:00(最終受付)
  • 定休日無休
  • 入場料石垣の塩づくり体験(60分)3,880円
    石垣の塩ミネラルエッセンス体験(150分)13,800円 ※水着とバスタオルをご持参ください。レンタルあり
  • TEL0980-83-8711
  • 駐車場無料
  • 年齢制限石垣の塩づくり体験 8歳以上
  • メモHPからの予約は3日前まで。直近の場合はお電話でご予約ください
    2023年12月現在「石垣の塩ミネラルエッセンス体験」は実施しておりません。
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