ご当地サポーター
高知の魅力を大満喫。子どもと一緒に楽しめるおすすめの観光スポット

四国山地や数々の清流に抱かれた高知市には、子どもたちの好奇心をくすぐるスポットがたくさん。豊かな自然環境でのびのびと過ごす動物たちの姿を愛でたり、自然の神秘を体験できるアクティビティに挑戦したりと、子どもはもちろん、大人も一緒に楽しめるスポットが目白押しです。家族旅行の思い出の1ページを飾ってくれる、子連れ旅におすすめの5つの観光スポットをご紹介します。

アンパンマンミュージアムは、ワクワクする仕掛けがたくさん

やなせたかし描き下ろしのキャンパス画が並ぶ、アンパンマンミュージアムの4階にあるギャラリー
やなせたかし描き下ろしのキャンパス画が並ぶ、アンパンマンミュージアムの4階にあるギャラリー

アンパンマンの作者・やなせたかしの絵本原画や絵画作品を展示するミュージアム。アンパンマンの世界を体感できる「アンパンマンミュージアム」と「詩とメルヘン絵本館」、アンパンマンたちの石像が並ぶ「やなせたかし記念公園」などからなります。

アンパンマンミュージアムには、作品の展示だけでなく、ワクワクする仕掛けがたくさん。館内のあちらこちらにアンパンマンと仲間たちが隠れていたり、ジャムおじさんのパン工場やばいきんまんのバイキン城があったりと、訪れる人を飽きさせません。

やなせたかしの多彩な絵の世界が楽しめる、詩とメルヘン絵本館

雑誌『詩とメルヘン』の表紙など、その他さまざまな原画がずらり
雑誌『詩とメルヘン』の表紙など、その他さまざまな原画がずらり

雑誌『詩とメルヘン』の表紙原画や挿絵、詩、漫画など、アンパンマン以外の幅広いやなせ氏の創作の世界を楽しめるのが、詩とメルヘン絵本館。詩と絵が好きという、やなせ氏の一途な思いから生まれた雑誌の世界観が見事に表現された空間です。腰掛けて絵本や雑誌を読めるスペースもあります。

その他敷地内には、フォトスポットにおすすめのアンパンチを決める「たたかうアンパンマン像」や、オリジナルグッズが販売されているミュージアムショップもあり、親子で楽しめる場所が充実しています。

ご当地サポーターコメント
館内の絵などは、身長の小さいお子さんでも見やすいように低めの位置に展示されています。館内には授乳室やおむつ交換台もあるので、小さなお子さま連れにも安心です。
香美市立やなせたかし記念館
  • URLhttps://anpanman-museum.net
  • 住所高知県香美市香北町美良布1224-2 MAP
  • アクセスJR高知駅から車で約50分
  • バスアクセスJR土佐山田駅からアンパンマンバス乗車、美良布(アンパンマンミュージアム)停留所から徒歩約5分
  • 営業時間9:30〜17:00(最終入館 16:30)
  • 定休日火曜※祝日の場合は開館、翌日休み
  • 入場料入館料大人800円、中高校生500円、3歳以上300円(詩とメルヘン絵本館と共通)
  • TEL0887-59-2300
  • 駐車場無料
  • メモ改修工事のため、2024年11月5日〜2025年3月28日は休館

入園無料とは思えない、見どころにあふれた動物園

スマトラトラの姿もガラス一枚を隔てて見ることができる
スマトラトラの姿もガラス一枚を隔てて見ることができる

ライオンやトラなど約90種類の動物たちに出合えるアニマルランドと、観覧車や遊具で遊べるプレイランド、水遊びできる水辺散策広場などからなる広大な公園施設。高知市街地からもアクセス至便な上、うれしいことに入園料が無料です。高知市民はもちろん、県外の方にも人気を集めています。

目玉のアニマルランドの魅力は、動物たちを間近に見られる点です。中でも、室内のアニマルギャラリーは、来園者と動物を隔てるのがガラス1枚だけという至近距離。細かな表情や仕草までも見ることができ、動物たちの息遣いまで聞こえてきそうです。

プレイランドには未就学児も楽しめる乗り物がたくさん

アニマルランド入口近くでまず出合えるフラミンゴ。鮮やかな羽と、凛とした立ち姿が美しい
アニマルランド入口近くでまず出合えるフラミンゴ。鮮やかな羽と、凛とした立ち姿が美しい

アニマルランド内では、リクガメやヘビなどの爬虫類や、フラミンゴなど熱帯産の鳥類なども見ることができます。ウサギやモルモットなどにタッチできるふれあい広場(7〜9月は休み)もあり、小さな子どもにも人気です。

また、プレイランドには観覧車やメリーゴーランドなど、保護者と一緒であれば0歳児から楽しめる乗り物がたくさん。園内には飲食物の持ち込みもできるため、動物や自然と触れ合ったり、子どもたちとともに思い切り体を動かしたりと、自由に休憩しながら一日中ゆっくり過ごせる施設です。

ご当地サポーターコメント
水辺散策広場には、小学生が遊べる大きな遊具から、 1、2歳の小さなお子さんも遊べる遊具まで多彩に揃っています。園内はどのエリアもベビーカーの利用ができる他、無料貸し出しも行っています。
わんぱーくこうち
  • URLhttps://www.kochishi-ts.or.jp/wanpaku/index.html
  • 住所高知県高知市桟橋通6-9-1 MAP
  • アクセスJR高知駅から車で約10分
    とさでん交通 桟橋通五丁目駅から徒歩約10 分
    JR高知駅から路線バス乗車、「桟橋通五丁目」下車徒歩約10分
  • 営業時間9:00〜17:00
  • 定休日水曜、12 月28日〜1月1日
  • 入場料無料 ※遊具の利用は有料
  • TEL088-834-1890
  • 駐車場無料
  • メモバス、団体等での利用の場合は、事前連絡が必要。バスは土・日曜、祝日は駐車できません

どこまでも続く青い海、白い砂浜。高知を代表する景勝地へ

雄大な太平洋を望む桂浜。月の名所としても有名で、高知県民謡「よさこい節」の一節でも唄われるほど
雄大な太平洋を望む桂浜。月の名所としても有名で、高知県民謡「よさこい節」の一節でも唄われるほど

高知県を代表する景勝地のひとつ「桂浜」。弓状に美しい砂浜が広がり、周辺一帯は「桂浜公園」として整備されています。

浜辺へはスロープも整備されており、ベビーカーでも行くことが可能。遊泳は禁止されていますが、砂浜には遊歩道があるため、美しい海を眺めながら散策ができます。また砂浜の中には五色石というカラフルな石があることも有名で、色とりどりの石を子どもと一緒に探すのもひそかな楽しみに。歩き疲れたら、本浜休憩所「五色のテラス」で高知名物・アイスクリンを片手に休憩するのもいいでしょう。

グルメもショッピングも楽しめる

食べる、買う、学ぶ、憩うをテーマにした「桂浜 海のテラス」
食べる、買う、学ぶ、憩うをテーマにした「桂浜 海のテラス」

2023年にオープンした商業施設エリア「桂浜 海のテラス」では、ご当地グルメやお土産品などを扱う多彩なレストランやショップがたくさん。施設の中央には自由にくつろげるテーブルがあり、店舗で買った商品を持ち寄って食べるのもおすすめです。桂浜の歴史や自然について学べる「桂浜ミュージアム」もあります。

桂浜の浜辺には、1931年(昭和6年)に開館した歴史ある「桂浜水族館」も。土佐湾に生息する魚に出合え、ウミガメやペンギンのエサやり体験もできるため、親子で楽しむことができます。

ご当地サポーターコメント
桂浜といえば忘れてはならないのが龍馬像です。台座を含めた13.5mもの高い位置から太平洋のはるか彼方を見つめるように立っており、その姿はとても勇壮です。
桂浜公園
  • URLhttps://katsurahama-park.com
  • 住所高知県高知市浦戸6 MAP
  • アクセスJR高知駅から車で約30分
  • バスアクセスJR高知駅から路線バスまたは観光周遊バス「MY遊バス」乗車、「桂浜」下車すぐ
  • 営業時間24時間(桂浜 海のテラス8:30〜18:00※店舗により異なる)
  • 定休日無休
  • TEL088-841-4140(桂浜公園管理事務所9:00〜17:00)
  • 駐車場有料

自然に近い環境で、のびのびと暮らす動物の姿に注目

本来の自然を生かし、動物たちの生息地に近い環境を再現。檻や柵が少なく、動物たちの自然な姿を観賞できる
本来の自然を生かし、動物たちの生息地に近い環境を再現。檻や柵が少なく、動物たちの自然な姿を観賞できる

「人も動物もいきいきと」をテーマに、生息地に近い環境で動物を展示する緑豊かな動物公園。温帯の森、熱帯の森、アフリカ・オーストラリアゾーン、ジャングルミュージアム、こども動物園で構成される園内に、約100種、約1,400頭の動物たちが暮らしています。

サバンナをイメージしたアフリカ・オーストラリアゾーンでは、アミメキリンとグラントシマウマを混同展示。展望デッキやレストハウス「ポレポレ」などいろんな角度から鑑賞楽できるのが魅力で、草をはみ、のんびり歩き回る動物たちの姿を見ていると、時間が経つのを忘れてしまいそうです。

訪れる人を飽きさせない、楽しいイベントも充実

動かない鳥として有名なハシビロコウ。絶滅危惧種に指定され、国内で飼育する動物園は全6カ所と少ない
動かない鳥として有名なハシビロコウ。絶滅危惧種に指定され、国内で飼育する動物園は全6カ所と少ない

ジャングルミュージアムでは、1日2回熱帯雨林気候を再現したスコールタイムを設定。動物たちの普段とは違う行動が見られるとあって、多くの人が目掛けて訪れるイベントです。
さらに、園長と一緒に園内を巡る「延長と散歩」や、飼育係が案内する動物園の裏側探検など、毎月ユニークな企画も実施しています。
園内には他にも、体験、ゲームを通して動物について楽しく学べる「どうぶつ科学館」や、「くまさんランチ」などのキッズメニューがあるレストランもあり、一日しっかり楽しめる動物園です。

ご当地サポーターコメント
園内の芝生が広がるピクニック広場には、ふわふわドームなどの遊具で遊べたり、お弁当を広げて休憩できたり、子どもも大人も気兼ねなく過ごせるスペースがたくさんあります。
高知県立のいち動物公園
  • URLhttps://noichizoo.or.jp
  • 住所高知県香南市野市町大谷738 MAP
  • アクセスJR高知駅から車で約30分
    土佐くろしお鉄道 のいち駅から香南市営バス乗車、「のいち動物公園」下車すぐ(土・日・祝日のみ運行)
  • 営業時間9:30〜17:00(最終入園16:00)
  • 定休日月曜(祝日の場合は翌日)、12月29日〜1月1日
  • 入場料大人470円、18歳未満・高校生以下無料
  • TEL0887-56-3500
  • 駐車場無料(300台)

鍾乳洞の神秘の世界を探検!

右手に見えるのは、「天降石」といわれる高さが約11mもある洞内最大の鍾乳石
右手に見えるのは、「天降石」といわれる高さが約11mもある洞内最大の鍾乳石

1億7500万年もの長い歳月をかけてできたという全長約4㎞の巨大な鍾乳洞で、国の史跡および天然記念物に指定されています。

3つの散策コースが用意されていますが、初めて訪れるなら約1kmを40分程度で回る観光コースがおすすめです。洞内最大の滝「記念の滝」や、弥生時代に使われていたといわれる居住跡などを巡り、悠久の時が織りなす偉大なパワーを感じることができます。入洞における年齢制限はありませんが、薄暗く歩きづらい場所もあるため、子どもと相談してチャレンジするのがいいでしょう。

冒険心をくすぐる本格的な探検コースも

洞内各所がライトアップされ、鍾乳石の個々の美しさを隅々まで鑑賞できる
洞内各所がライトアップされ、鍾乳石の個々の美しさを隅々まで鑑賞できる

洞窟探検を本格的に体験したいなら、真っ暗な洞窟をヘッドライトの光を頼りに進む冒険コース(小学生以上対象)や地下水の流れを感じながら進む西本洞コース(小学5年生以上対象・前日までの要予約)がおすすめ。子どもたちの好奇心と冒険心をかきたてる、他ではなかなか味わえない貴重な体験となるはずです。自然がつくり出した神秘の世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。

龍河洞に通じる商店街には、手打ちそばのお店や、カツオの加工品や芋けんぴなどを販売するお土産店があります。冒険を楽しんだ後も、家族の旅の思い出づくりにぴったりです。

ご当地サポーターコメント
龍河洞では、1937年(昭和12年)から「洞内に置いた壺は時間の経過とともに鍾乳石に包まれるのか」という興味深い実験が行われています。2024年現在は壺の底が鍾乳石とくっつき始めている段階。要注目の実験です。
龍河洞
  • URLhttps://ryugadou.or.jp
  • 住所高知県香美市土佐山田町逆川1424 MAP
  • アクセス JR高知駅から車で約40分
    JR土佐山田駅から路線バス乗車、「龍河洞」下車すぐ
  • 営業時間8:30~17:00(最終入洞)、12~2月は~16:30(最終入洞)
  • 定休日無休
  • 入場料観光コース大人1,200円、中学生700円、小学生500円
    冒険コース(要予約)観光コース料金+1,700円
    西本洞コース(要予約)観光コース料金+1,200円
  • TEL0887-53-2144(龍河洞保存会)
  • 駐車場無料
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