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【2024年版】桜の街・土浦市で「土浦桜まつり2024」を満喫

茨城県土浦市では桜が市の花に選ばれており、市民にとって特別に愛着のある花。街中には、数kmにもおよぶソメイヨシノの並木や天然記念物の巨木が見られるスポットなど、バラエティーに富んだ桜の名所があります。毎年3月下旬から4月上旬には「土浦桜まつり」を開催。「亀城(きじょう)公園」などでのイベントやライトアップ、駐車場の情報を含めた「土浦桜まつり」の楽しみ方とともに、その他の桜の名所もご紹介します。

ソメイヨシノに彩られた「亀城公園」
ソメイヨシノに彩られた「亀城公園」

土浦市に春の訪れを告げるビッグイベント「土浦桜まつり2024」。会場となるのは、散策だけでなくサイクリングでのお花見もおすすめの「桜川堤」、土浦城の遺構と桜のコンビネーションを眺められる「亀城公園」、桜のヴェールが川面を覆う「新川堤」といったお花見スポットです。各会場とも、見ごたえのある華やかな桜風景が評判。加えて、夜はライトアップされた様子も堪能できます。
趣の異なる様々な桜名所が揃い、一日かけてたっぷりと桜三昧を楽しめる「土浦桜まつり」。それぞれの会場の魅力ををご紹介します。

▼土浦桜まつり2024
日時:2024年3月20日(水•祝)~4月7日(日)
会場:桜川堤、亀城公園、新川堤
URL:https://www.tsuchiura-kankou.jp/whats_new/%f0%9f%8c%b8%e5%9c%9f%e6%b5%a6%e6%a1%9c%e3%81%be%e3%81%a4%e3%82%8a%ef%bc%92%ef%bc%90%ef%bc%92%ef%bc%94%f0%9f%8c%b8/
備考:会場以外の桜の名所 真鍋小学校、乙戸沼公園、小町の館、竜ヶ峰など

「土浦桜まつり」で一番人気、延々4km続くゴージャスな桜並木

土浦橋の北側にある遊歩道を西へ進むと、桜のトンネルが。途中には、この桜並木の起源となった「道祖神社」も
土浦橋の北側にある遊歩道を西へ進むと、桜のトンネルが。途中には、この桜並木の起源となった「道祖神社」も

土浦市の中央を流れ、霞ケ浦に注ぐ桜川。両岸には、河口付近から約4kmにわたって桜並木が続きます。発祥は1910年(明治43年)、堤下の道祖神社に妻の病気平癒を祈願した邊田粂蔵(へた くめぞう)が、全快のお礼に200本のソメイヨシノを寄進したこと。現在ではおよそ500本まで植樹され、「土浦桜まつり」では人気が高いスポットになっています。
おすすめは遊歩道が整備されている川の北側。特に桜並木の中央付近にある匂橋から土浦橋付近にかけては、菜の花も楽しめたり、桜のトンネルがあったりと、見どころが点在しています。
また、祭り期間中は、河口から1時間かけて桜川をクルーズするお花見船も運航。水上から望む桜並木も美しく、上流では筑波山とのコラボレーションも堪能できます。
夜は沿道の一部がライトアップされ幻想的な雰囲気です。

【開花時期】例年3月下旬
【見頃】例年3月下旬~4月上旬
【桜の種類】ソメイヨシノ

▼桜川500本桜を愛でるお花見船
日時:桜開花期間中の10:00~15:00 毎時00分に出航
乗下船場所:茨城県土浦市川口2-13-6「ラスクマリーナ」内
料金:中学生以上2,000円、小学生1,000円、未就学児無料(保険料込み)
所要時間:約1時間
乗船定員:5〜6名 ※最少遂行人員2名
TEL:029-822-2437(ラクスマリーナ)
備考:要予約、荒天時欠航

▼ライトアップ
日時:2024年3月20日(水•祝)~4月7日(日)18:00~22:00
   ※桜の開花状況によって変更あり
場所:桜川堤の北側(生田町桜川緑地付近、匂橋~銭亀橋付近)

桜川堤
  • URLhttps://www.ibarakiguide.jp/spot.php?mode=detail&code=1316
  • 住所桜川河口~学園南大橋付近 MAP
  • アクセスJR土浦駅から徒歩約5分
  • バスアクセスJR土浦駅からバス乗車、「桜町三丁目」下車徒歩約4分(匂橋まで)
  • TEL029-824-2810(土浦市観光協会)
  • 駐車場無料(河川敷、2024年3月23日•24日の10:00~16:00)
  • メモ桜川河川敷周辺は火気使用禁止

土浦を代表する歴史遺産と桜のコラボレーションを堪能

本丸と二の丸を結ぶ櫓門。本丸の櫓門が現存するのは、関東でここだけ
本丸と二の丸を結ぶ櫓門。本丸の櫓門が現存するのは、関東でここだけ

室町時代の永享年間(1429~1440年)に築城された「土浦城」。かつて城が何重もの堀に囲まれ、水に浮かぶ亀のように見えたため「亀城」とも呼ばれていました。現在は本丸と二の丸の一部を整備し、「亀城公園」として一般開放。園内には約50本のソメイヨシノが植えられており、お花見の名所として親しまれています。観賞のベストスポットは、県の史跡に指定されている櫓門や霞門、東櫓のあたり。貴重な歴史遺産を背景に、日本情緒たっぷりの桜を楽しめます。夜は本丸広場付近がライトアップされます。

【開花時期】例年3月下旬
【見頃】例年3月下旬~4月上旬
【桜の種類】ソメイヨシノ

▼ライトアップ
日時:2024年3月20日(水•祝)~4月7日(日)18:00~22:00
   ※桜の開花状況によって変更あり
場所:本丸広場付近

亀城(きじょう)公園

桜のアーチに花筏、桜の魅力を純粋に楽しむならここへ

約200本のソメイヨシノが作る花の回廊。レトロな木造の橋がかかる場所もあり、のどかな雰囲気
約200本のソメイヨシノが作る花の回廊。レトロな木造の橋がかかる場所もあり、のどかな雰囲気

土浦市を東西に横たわる新川は、閑静な住宅街の中を流れる小さな川。川沿い約2kmにわたってソメイヨシノの並木が連なり、開花期には河畔が淡いピンク色に染まります。JR土浦駅から約1kmの「神天橋」付近からの眺めがおすすめな他、川幅が狭まる上流の景色も格別。両岸からせり出した枝が桜のアーチを作る上、川面にも桜が映りこみ、桜一色の世界を堪能できます。また、ライトアップされた様子や、舞い散った花びらが川を埋め尽くす花筏の時期も絶景。お花見の醍醐味をたっぷりと味わえます。

【開花時期】例年3月下旬
【見頃】例年3月下旬~4月上旬
【桜の種類】ソメイヨシノ

▼ライトアップ
日時:2024年3月20日(水•祝)~4月7日(日)18:00~22:00(予定)
   ※桜の開花状況によって変更あり
場所:土浦市城北町付近

新川(しんかわ)堤

卒業生の贈り物から生まれた5本の大木「真鍋のサクラ」

全国でも指折りのソメイヨシノの古木。傘を広げたような美しい姿で見応え十分
全国でも指折りのソメイヨシノの古木。傘を広げたような美しい姿で見応え十分

小学校の校庭に植えられている5本のソメイヨシノ。「真鍋のサクラ」の名称で、茨城県の天然記念物に指定されています。1907年(明治40年)、卒業生が新校舎の落成記念に送った苗木に始まり、今では最大で高さ11m、幹周り5.1mに成長し、優雅に四方へ伸びる枝も最長20mと、風格ある佇まい。開花シーズンは、ため息が漏れるほど華やかです。
当初は校庭の隅にありましたが、校庭の拡張工事を繰り返した末、中央に。やがて学校のシンボルとなり、一般公開されるようになりました。夜はライトアップされた様子も楽しめます。

【開花時期】例年3月下旬
【見頃】例年4月上旬
【桜の種類】ソメイヨシノ

▼真鍋の桜を楽しむ集い
日時:2024年3月30日(土)13:30~20:00

▼ライトアップ
日時:2024年3月29日(金)~31日(日)18:00~21:00

真鍋小学校
  • 住所茨城県土浦市真鍋4-3-1 MAP
  • アクセスJR土浦駅から車で約10分
  • バスアクセスJR土浦駅からバス乗車、「土浦一高前」下車徒歩約3分
  • TEL029-824-2810(土浦市観光協会)
  • 駐車場無し
  • メモ宴会、火気の使用は禁止
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