【2025年版】春の金沢・加賀エリアでおすすめのイベント

春爛漫の金沢・加賀エリアには、加賀百万石の栄華と伝統を体感できるイベントや祭りが目白押しです。中でも、観光ついでに気軽に楽しめる、おすすめの催しをご紹介。G.W.に開催されるイベントも多いので、旅のプランは早めに立てることをお勧めします。

鯉のぼりが川を泳ぐ春の風物詩

鯉のぼりが流れる様子は、まるで大きな鯉が川登りをしているよう。写真は梅ノ橋周辺
鯉のぼりが流れる様子は、まるで大きな鯉が川登りをしているよう。写真は梅ノ橋周辺

金沢の市街地をたおやかに流れる浅野川で、春の風物詩として親しまれているのが「鯉流し」。市民から寄せられたたくさんの鯉のぼりを、梅ノ橋から優美な3連アーチの浅野川大橋(国の登録有形文化財)までの河川とその周辺に流す、全国でも珍しいイベントです。色とりどりの鯉のぼりが清流を悠々と泳ぐ姿は、金沢の伝統工芸・加賀友禅の「友禅流し」さながら。梅ノ橋に吊るされた吹き流しが風に舞い、川辺を一層華やかに彩ります。
川沿いに遊歩道が整備されているので、散歩がてら楽しんでみてはいかがでしょう。

子どもへの愛情が詰まったアットホームな催しも

友禅流しのように流れる鯉のぼりを眺めつつ、河川敷でお弁当を広げるのも楽しい
友禅流しのように流れる鯉のぼりを眺めつつ、河川敷でお弁当を広げるのも楽しい

鯉流しが始まったのは1991年。子どもたちの健やかな成長を願う地域住民によって始まりました。河川敷では地元の中学生による吹奏楽や模擬店、ゲームコーナー、餅つきなどが催され、素朴でアットホームな雰囲気。地元の人々と一緒につきたてのお餅をほおばると、子どもたちを慈しむ温かな思いが伝わってくるようです。
鯉流しが行われる場所は人気観光スポット「ひがし茶屋街」に近く、G.W.中は大変混み合います。周辺の有料駐車場も朝からすぐに満車になってしまうので、公共交通機関の利用がおすすめです。

▼浅野川 鯉流し
日時:2025年5月4日(日・祝) 10:00~15:00
会場:石川県金沢市東山 梅ノ橋から浅野川大橋までの河川および周辺
TEL:076-231-3689(材木公民館)
URL:https://kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/event/detail_30336.html

九谷焼の魅力満載、北陸最大級の陶器市

華やかな伝統柄からポップなデザインまで、魅力的な九谷焼がずらり
華やかな伝統柄からポップなデザインまで、魅力的な九谷焼がずらり

九谷焼は石川県金沢市や能美市、加賀市などで生産される色絵の焼き物で、江戸時代から360年余りの歴史があります。毎年5月3〜5日のゴールデンウイークの3日間に「九谷陶芸村」で開催される「九谷茶碗まつり」は、約50社の九谷焼商社特設店が出店する陶器市。地元の方々だけでなく国内外問わず全国から人が訪れ、大変な賑わいを見せます。
普段使いの器から九谷焼作家による美術名品などがこの日の特別価格でずらりと並び、見応え抜群。あれこれ迷いながら掘り出し物を探すのも陶器市の楽しみです。

絵付け体験などの参加型イベントも

子どもから大人まで、初めてでも気軽にできる絵付け体験
子どもから大人まで、初めてでも気軽にできる絵付け体験

九谷陶芸村会場では、例年「KAM能美市九谷焼美術館」4館すべてが無料開放され、絵付け体験をはじめ、各種イベントが開催され、九谷焼の魅力をたっぷりと味わえます。
数多くの飲食・物販コーナーも出店し、輪島塗や珠洲焼のブースもあります。北陸新幹線の開通以降は県外からの来場者が増え、午後は連日大混雑。午前中早めに行くのがおすすめです。

▼九谷茶碗まつり
期間:毎年5月3日~5日
時間:9:00~18:00(最終日は17:00まで)
料金:入場無料
会場:九谷陶芸村(石川県能美市泉台町南22)、根上会場(根上総合文化会館)、和田山会場(能美ふるさとミュージアム隣)、能美市内実店舗・窯元など
TEL:0761-58-6656(石川県陶磁器商工業協同組合)
駐車場:無料
URL:https://kutani-shoukumi.or.jp/festival/

湯のまちに息づく山中漆器の魅力に出合う

木目の美しさが際立つ山中漆器
木目の美しさが際立つ山中漆器

山中温泉は金沢・輪島に並ぶ加賀百万石の漆器産地。安土桃山時代から400年以上の歴史を持つ山中漆器は、ろくろを使って木地を挽く卓越した技術で「木地(きじ)の山中」と称され、木目の美しさとしっくりと手になじむ質感が魅力です。
毎年ゴールデンウィーク中に、漆器市「山中漆器まつり」を開催。漆器業者など約40店が軒を連ね、品定めをする人で大にぎわいを見せます。茶道具や汁椀などの伝統的な漆器をはじめ、普段使いできるお椀や弁当箱、インテリアや雑貨など、様々な山中漆器が集結。この機会にお気に入りの器を見つけてみてはいかがでしょう。

買い物と合わせて、温泉も堪能できる

にぎわいを見せる菊の湯前広場
にぎわいを見せる菊の湯前広場

漆器だけでなく、直径1.5mの「お椀神輿」の特別展示や、飲食ブースやキッチンカーによる飲食販売もあります。会場は、温泉番付で“東の横綱”に選ばれたこともある、山中温泉の共同浴場「菊の湯」の前にある広場。買い物の前後に温泉を楽しんだり、広場に足湯もあるので、合間に一休みができたりするのも、温泉地ならではの楽しみです。

▼山中漆器祭
期間:例年GW中に開催
時間:9:00~17:00
会場:山中座 菊の湯前広場(石川県加賀市山中温泉薬師町1)
TEL:0761-78-0305(山中漆器連合協同組合)
駐車場:無料(臨時駐車場を利用。会場まで無料シャトルバスあり)
URL: https://yamanakashikki.com/

加賀藩ゆかりの曳山(ひきやま)が練り歩く伝統の祭り

絢爛豪華な曳山がずらりと並ぶ景色は圧巻の美しさ
絢爛豪華な曳山がずらりと並ぶ景色は圧巻の美しさ

小松市で毎年5月に行われる「莵橋(うはし)神社」と「本折日吉神社」の春季祭礼。神輿が氏子町内を練り歩くことを「旅」と称したことから「お旅まつり」の名がついたといわれています。発祥は加賀前田家三代前田利常が小松城に隠居した1640年(寛永17年)頃とされ、1766年(明和3年)から曳山(山車)が登場。加賀藩末期まで存在した10基のうち8基が今も大切に保存され、祭り期間中は各町で展示されます。
祭り最大の見どころは、ライトアップされて金色に輝く曳山が一堂に揃う「曳山曳揃え」。この曳山を舞台に披露される「曳山子供歌舞伎」が祭りに華を添えます。

小さな役者が熱演する「曳山子供歌舞伎」は必見

大人顔負けの熱演ぶりに、江戸時代からの伝統を受け継ぐ誇りがうかがえる
大人顔負けの熱演ぶりに、江戸時代からの伝統を受け継ぐ誇りがうかがえる

近江長浜、武蔵秩父に並ぶ日本三大子供歌舞伎の一つといわれている小松の曳山子供歌舞伎。全国でも珍しく女の子が演じるのが特徴です。役者に選ばれた子どもたちは厳しい指導のもと、わずか2カ月あまりで難しいセリフや振り付けを覚えて本番を迎えます。町の若衆や義太夫語り、三味線弾きの人々に支えられ、小さな体に華やかな衣装をまとって舞台に立つ姿は、本物の歌舞伎役者と見まごうほど。笑いあり涙ありの名演技に拍手喝采が沸き、舞台と観客が熱い一体感に包まれます。

▼お旅まつり
日程:2025年5月9日(金)~11日(日)
会場:石川県小松市中心市街地ほか
TEL:0761-24-8195(小松市観光文化課)
駐車場:臨時無料駐車場、小松駅周辺市営駐車場(有料)
URL:https://www.city.komatsu.lg.jp/soshiki/1015/event/1/17423.html

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