兼六園の桜・新緑・紅葉・雪 ~四季の見どころ~
どの季節に訪れても、その時ならではの景色や自然に出合える「兼六園」は、季節を変えて何度でも訪れたくなるほど見どころたっぷりの観光名所です。本記事では、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪吊りなど、イベントとあわせて楽しめる兼六園の魅力をご紹介します。
「兼六園」ってどんなところ?
水戸の「偕楽園」、岡山の「後楽園」と並ぶ、日本三名園のひとつである「兼六園」。加賀藩の歴代藩主が長い年月をかけて造った大名庭園です。東京ドームの約2.4倍の広さを誇る園内には、約160種類8,200本の樹木が生い茂り自然豊かです。歩いて楽しむ回遊式の庭園で、園内の至る所で四季折々の風景を楽しめるのが魅力です。
400本の桜が咲き誇る「春」の兼六園
一面ピンク色に染まる昼の散策
園内各所がピンク色に染まる兼六園の春。広大な園内には、ソメイヨシノを中心に約40種類400本の桜が咲き誇ります。兼六園菊桜や兼六園熊谷など、兼六園ならではの珍しい品種が楽しめるのも魅力です。また、兼六園の桜は、見頃の時期が来ると1週間ほど無料開放されるという、観光客に優しいおもてなしがあります。
曲水と一緒に満開の桜を楽しめる「花見橋」は、園内随一の桜のビュースポット。穏やかに流れる曲水との協奏は風情たっぷりです。ピンクの絨毯のような桜が楽しめる金沢眺望台からの景色もおすすめです。
夜のライトアップと無料開放
「兼六園」と「金沢城公園」では、桜の開花に合わせて「観桜期ライトアップ」が行われ、春の夜に光の華を咲かせます。ライトアップ期間中は兼六園が無料開園され、普段は入ることのできない夜の園内をたっぷりと堪能するチャンス。徽軫灯籠(ことじとうろう)や新緑の木々が幻想的な光に浮かび上がります。
金沢城公園では石川門や河北門、菱櫓などがライトアップされ、昼間とは違った迫力ある佇まいを見せてくれます。
城下町の風情あふれる夜桜を堪能
夜桜見物もライトアップ期間の楽しみ。兼六園の桜は約400本、「兼六園菊桜」「兼六園熊谷」「楊貴妃」など他ではあまり見られない桜もあり、品種によって開花期が異なるため長い期間お花見が楽しめます。
金沢城公園の桜は約400本、石川門の園路沿いに咲く桜並木は圧巻の美しさです。加賀藩三代藩主・前田利常によって庭づくりが始まり、歴代藩主が愛でた「玉泉院丸庭園」は、他にはない多彩な石垣も見どころのひとつ。闇に浮かび上がる石垣の陰影と薄紅色の桜が得も言われぬ風情をかもし出します。
▼兼六園無料開園&金沢城・兼六園観桜期ライトアップ
URL:https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/event/detail_30334.html
会場:兼六園(石川県金沢市兼六町1)
期間:4月上旬頃
時間:7:00~21:30(ライトアップ 日没~21:30)
金沢城公園菱櫓など 9:00~16:30(最終入館 16:00)
料金:期間中は入園無料(金沢城公園菱櫓などは入館料320円)
TEL:076-234-3800(石川県金沢城・兼六園管理事務所)
駐車場:無し(周辺の有料駐車場を利用)
ご当地
サポーター
3月中旬に咲き誇る約20種200本の梅の時期もおすすめです。
ホタルやライトアップが楽しめる「夏」の兼六園
初夏にはツツジやカキツバタが開花し、青々と生い茂った新緑とのコントラストを楽しめます。曲水に沿って咲く4万本ものカキツバタは6月上旬に見頃を迎え、見応えも抜群。
夏季は「金沢城・兼六園ライトアップ『初夏の段』」と「金沢城・兼六園ライトアップ『夏の段』」の2回の時期に分けて、無料のライトアップを楽しめます。期間中は「ライトアップコンサート」を開催したり、「オーケストラ・アンサンブル金沢」の曲をBGMとして流したりと、五感で楽しめる内容です。
毎年7月上旬頃に開催される「ホタル鑑賞会」は、兼六園が夜間無料開放され、ホタルの幻想的な光を楽しめる人気イベント。兼六園は緑に溢れており、辰巳用水のきれいな水が流れていることもあり、街中にありながらゲンジボタルやヘイケボタルの姿を鑑賞できます。「金沢ホタルの会」によるガイドもあるので、夕涼みしながらゆっくり風情に酔いしれる時間は何物にも代えがたいものです。
▼金沢城・兼六園ライトアップ「初夏の段」
時期:2025年6月7日(土)
▼兼六園・ホタル鑑賞会
時期:2025年6月27日(金)~28日(土)、7月4日(金)~5日(土)
▼金沢城・兼六園ライトアップ「夏の段」
時期:2025年8月9日(土)~10日(日)、16日(土)、23日(土)、30日(土)
https://kenrokuen.or.jp/illumination/
ご当地
サポーター
兼六園のライトアップとともに、夏の時期ならではの涼を味わってください。
色とりどりの世界を堪能できる「秋」の兼六園
10月になると、木々が少しずつ色づきはじめ、兼六園は紅葉の季節へと移り変わります。紅葉が見頃を迎えるのは、例年11月中旬。約360本のモミジが植えられており、赤色や黄色と鮮やかに染まる園内は息をのむ美しさです。
カエデやケヤキなどの落葉樹が多い山崎山は、「紅葉山」と呼ばれるほど紅葉の色づきが華やかだと評判。兼六園随一の紅葉スポットになっています。
紅葉が見頃を迎える頃には、期間限定で兼六園を夜間無料開放。「金沢城・兼六園ライトアップ『秋の段』」が開催され、ライトアップされた紅葉を楽しめます。11月1日から、雪の重みによる枝折れ防止のために「雪吊り」が施されるため、雪吊りと紅葉のコントラストを楽しめるのも魅力です。
▼金沢城・兼六園ライトアップ「秋の段」
時期:2025年10月18日(土)、25日(土)、11月1日(土)~2日(日)、8日(土)、15日(土)、22日(土)~23日(日)、29日(土)
https://kenrokuen.or.jp/illumination/
ご当地
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苔の上に舞い落ちるモミジも美しいです。その対比によって生まれる彩りも堪能してくださいね。
兼六園の「冬」の風物詩である雪吊りにうっとり
兼六園の冬の代名詞といえば「雪吊り」です。木の先端から放射状に張られた縄はもはや芸術。園内の木々に施された雪吊りを見ると、冬の訪れを感じられ、雪国ならではの景色に心躍ります。なかでも「霞ヶ池」のほとりにある「唐崎松」は、存在感も抜群。唐崎松の雪吊りには約800本の縄を使っているというから驚きです。
雪吊りは、雪化粧と合わさるとさらに風情が高まります。12月から2月頃にかけて雪が降る金沢ですが、近年は暖冬により積雪量が減ってきています。真っ白な雪景色は貴重な傾向にあるからこそ、雪が積もった日はぜひその景色を堪能してください。
12月31日から1月3日の年末年始には、兼六園が無料開放されます。ライトアップはしていませんが、大晦日と元日は夜間も開園しており、朝まで開放されているのもうれしいポイントです。2月中旬頃に開催される「金沢城・兼六園ライトアップ『冬の段』」では、無料でライトアップを楽しめます。
▼年末年始の無料開園
時期:12月31日~1月3日 8:00~17:00
※12月31日~1月1日の8:00にかけては、終夜開園(※桜ヶ岡口、上坂口は閉門)
▼金沢城・兼六園ライトアップ「冬の段」
時期:2026年2月7日(土)、14日(土)、21日(土)、28日(土)
https://kenrokuen.or.jp/illumination/
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雪吊りは11月〜3月中旬頃まで見ることができます。美しい造形美に酔いしれる人も多いですよ。








