浜松名物・絶品うなぎの名店5選!地元で愛される店をおすすめ
浜松の名物といえば、まず思い浮かぶのが「うなぎ」。うなぎ養殖の発祥地である浜名湖周辺は、100年以上の歴史の中で養殖技術を磨き、「うなぎ」の食文化を築いてきました。市内には、舌の肥えた地元の人が足繁く通う名店が数多くあります。その中でもぜひ一度は訪れたい、名店中の名店をおすすめします。
1うな修(うなしゅう)
県道320号線沿いにある、1980年(昭和55年)創業のうなぎ専門店。注文を受けてからさばき、白焼きにした後、蒸してからタレをつけて焼く関東風の絶品うなぎがいただけます。旨味の閉じ込められた身は、ふかふかの食感が楽しめ、口の中でとろけていきます。さばいたうなぎを約15分と長めの時間をかけてしっかり蒸し上げるのが、ふわとろの秘密。オーダーから提供まで少々時間がかかりますが、待った甲斐のあるおいしさです。やや甘めに調合したタレがうなぎに染み込み、旨味たっぷりの蒲焼とごはんが相まってたまらなく美味。
「うな重(並)」2,500円からとリーズナブルに本場の味わいが楽しめますが、財布に余裕のある人には2匹分のうなぎを使った「うなぎサンド」がおすすめ。蒲焼とご飯が二段重ねになった豪華版です。
- うな修(うなしゅう)
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静岡県浜松市西区舘山寺町3284-3 MAP
JR浜松駅より遠鉄バス「村櫛」行き乗車約60分、「浜名湖ベイストリート」下車4分
平日11:00~14:00、土・日・祝11:00~15:00
木曜日
053-487-2438
無料
2本場備長炭焼 うな炭亭
創業70年を超える浜松の関東風蒲焼の代表店。この店の特徴は、選りすぐりの上質な備長炭を使用した炭火焼。遠赤外線の炭火で表面をパリッと焼き上げ、中はじっくりと火を通すことで、旨みを閉じ込め余計な脂分を落とします。さらに炭にかかった脂の煙で燻せば、香ばしい風味を増した蒲焼に。外はカリッ、中はふっくらの絶妙な焼き具合はここならではの仕上がりです。
創業以来、味を守り続けている秘伝のタレは、毎年、冬の間に、丸1日かけて仕込んだあと、1年ほどかけて熟成。そのタレをカメに継ぎ足しながら使い続けることで、角のないまろやかな味わいとなります。抜群の焼き加減と極上のタレの相乗効果でいただく蒲焼は、一度食べると忘れられないほどのおいしさ。行列になることもしばしばあるので、開店時刻直後の来店をおすすめします。
この店で人気が高いメニューは、うなぎまぶし。丼の3分の1はそのまま頂いてふっくらと焼かれたうなぎの香ばしさを味わい、3分の1は薬味のネギとゴマをかけて味を変えてまぶし丼。残りはわさびをのせてかつおの和風出汁をかけて、うなぎ茶漬け風にと、3通りの食べ方を楽しめるお得な気分になれるメニューです。
- 本場備長炭焼 うな炭亭
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静岡県浜松市中区砂山町354 MAP
JR浜松駅南口から徒歩3分
月曜~金曜:11:00~14:30(L.O.14:00)
土日:11:00~14:30(L.O.14:00)16:30~19:30(L.O.19:00)
木曜
053-451-3131
無料(12台)
3志ぶき
舘山寺温泉にある創業60余年の専門店。浜名湖産を中心に毎日源泉して仕入れた活鰻を使用しています。白焼きにする際、皮をしっかり焼き、身もほどよく焼き上げることでうなぎの風味を引き出します。その後、ふんわりと蒸して余分な脂を落とし、創業以来継ぎ足してきたタレをくぐらせ、じっくりと丁寧に焼き上げます。こうして焼き上がった香り高い蒲焼は、身を噛みしめるほどじんわりと旨味が溢れ出してきます。人気の「おひつまぶし」は、食い合わせが悪いと言われる梅をあえて薬味に加えているのが特徴。食い合わせはあくまで昔の迷信。さっぱりといただけて、今まで知らなかった相性のよさに驚くはずです。土日祝日など、混雑時にも携帯から順番受付が可能なので上手に使えば時間を有効に使うことができます。
4中川屋
旧東海道沿いの天竜川近くにある、黒板塀と松の木が印象的な古風な建物の「中川屋」。1877年(明治10年)創業の、浜松でも有数の老舗がもてなすのが、一度蒸してから焼き上げる関東風の蒲焼。天竜川の伏流水で臭みを抜いた浜松産のうなぎを、一般的なうなぎ店の倍ほどの時間をかけじっくりと焼き上げており、皮がパリッとしていて、皮と身の間のヌメリも一切ないのが特徴です。創業以来140年以上もの間、守り続けてきた「秘伝のタレ」は、戦時中も火を絶やさず、継ぎ足してきた伝統の味。粘り気のある甘いタレにはこれまでのうなぎの旨みが溶け込んでいて、そのタレに2度つけて焼くとことで、風味がさらに豊かに。ふわふわの身と香ばしい皮の食感がたまらなく、そのおいしさが心に染みわたります。
とろろ芋とひつまぶしの最強の組み合わせ
ボリュームたっぷりのうなぎとろろ茶漬けは、うなぎがまぶされた丼に出汁ととろろ芋がセットになったメニュー。1膳目はお椀によそってうなぎまぶし、2膳目は出汁をかけてさらさらとお茶漬け風に。最後はとろろ芋をかけて頂きます。とろろ芋の風味がうなぎの旨味を引き立ててくれ、夏バテ予防にぴったりの栄養満点メニューです。
5鰻処 うな正(うなまさ)
1978年(昭和53年)創業のうなぎ料理専門店。現在は初代父親から受け継いだ2代目となる兄弟が店に立っています。使用するのは焼津市に流れる大井川の伏流水で養殖された幻のブランドうなぎ「共水うなぎ」。品質を保つために飼育尾数を制限していることもあり、全国でも味わえるうなぎ店は30店ほど。この肉厚で、天然物と同等の脂の甘さ、皮・身の柔らかさを持つうなぎを、注文を受けてから焼き上げています。先代から受け継いだタレには、地元、富永醸造がお店専用に造った、たまり醤油を使用。甘すぎず辛すぎず、絶妙な味に仕上げたタレが、うなぎの旨味を余さず引き出しています。
注文後、まず先付けとして「共水うなぎの煮こごり」や「湯葉とかぼちゃのソース」がもてなされるので、それをつまみに、静岡の地酒を楽しみながら焼き上がりを待つのもおすすめです。
二代目の感性と心配りが光る
兄弟が店に立ってから20年。うなぎの目利きや焼きの技術はさることながら、地野菜を使った一品料理や、地酒の充実度、洒落た酒器のセレクトからも、おいしいうなぎを粋に楽しんでもらえるようにと願う、店主の思いを垣間見ることができます。特にうなぎが焼き上がる待ち時間も浜松の味を楽しめるよう、浜松名産の浜納豆を使った「うなぎの肝の浜納豆和え・白焼きと共に」や、うなぎのヒレを巻いて焼いた「共水うなぎ肝焼き」、地元野菜を40年以上熟成させたぬか床で仕上げた「自家製ぬか漬け」などは必食。地酒にぴったりの一品料理も充実させています。
- 鰻処 うな正(うなまさ)
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静岡県浜松市北区三方原町467-4 MAP
JR浜松駅より遠鉄バス「都田」行き乗車約35分、「曳馬野北」下車1分
11:00~15:00(L.O.14:00)、17:00~20:30(L.O.19:00)
火曜日・水曜日
053-437-3451
無料
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