【2024年版】八ヶ岳・清里・小淵沢で出合える紅葉の絶景9選
八ヶ岳や南アルプスなど、名山に抱かれた八ヶ岳・清里・小淵沢エリアには、日本有数の紅葉スポットがいくつもあります。通称「赤い橋」でおなじみの東沢大橋から望む渓谷美をはじめ、清らかな名水の里で眺める八ヶ岳や南アルプス、雪化粧した富士山までも一望できる人気のテラスなど、おすすめの紅葉スポットをご紹介します。
1八ヶ岳高原大橋
雄大な八ヶ岳を背景に、色づく渓谷と黄色い橋が調和
中央自動車道長坂I.C.から清里をつなぐ県道28号の途中、川俣川渓谷に架けられた高さ100m、全長490mの橋。同じ川俣川にかかる東沢大橋の通称「赤い橋」に対し、こちらは「黄色い橋」と呼ばれています。北方向には赤岳を中心とした八ヶ岳連峰、南西には南アルプス、南には富士山と雄大な渓谷美を望む絶景スポットとして人気を集めています。
紅葉のシーズンには、カラマツやシラカバ、モミジなどが色とりどりに紅葉し、周囲の背景と合わせて、まるで一枚の名画のような優美な風景に。清里側の展望台駐車場から鑑賞すると、黄色い橋と紅葉の競演が楽しめます。
【色づき始め】例年10月上旬~中旬頃
【見頃】例年10月下旬~11月上旬
【紅葉の種類】カラマツ、シラカバ、モミジ 他
- 八ヶ岳高原大橋
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- https://www.hokuto-kanko.jp/sp/autumn_yatsugatake-kogen-bridge
- 山梨県北杜市高根町東井出 MAP
- JR清里駅駅から車で約12分
- JR清里駅駅から「清里ピクニックバス」大泉周遊ルート乗車約22分、「八ヶ岳大橋・中村農場前」下車すぐ
※清里ピクニックバスは運行日、運行期間が限られていますので、詳しくはこちらでご確認ください。 - 0551-30-7866(北杜市観光協会)
- 無料
2東沢大橋
渓谷の紅葉に映える赤いアーチ橋
八ヶ岳南麓の人気リゾート、清里高原を代表するビュースポット。川俣川東沢渓谷に架かる全長90mのアーチ橋で、赤く塗られた見た目から「赤い橋」と呼ばれ、撮影やスケッチスポットとしても人気です。四季折々、様々な表情を見せる八ヶ岳と赤い橋が織りなす風景はどれも見事ですが、とくに紅葉のシーズンは別格。カラマツやダケカンバ、シラカバ、モミジなどがカラフルに色づき、雄大な八ヶ岳と橋の赤のコントラストは、まさに絶景。橋の清里側には展望台があるので、橋の上を歩きながら絶景を満喫しましょう。
また、東沢大橋から川俣川下流にある吐竜(どりゅう)の滝もおすすめです。
【色づき始め】例年9月上旬~9月中旬頃
【見頃】例年10月上旬~11月上旬
【紅葉の種類】カラマツ、ダケカンバ、シラカバ、モミジ 他
- 東沢大橋
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- https://www.hokuto-kanko.jp/guide/5922
- 山梨県北杜市大泉西井出 MAP
- JR清里駅から車で約6分
- JR清里駅駅から「清里ピクニックバス」大泉周遊ルート乗車約7分、「東沢大橋」下車すぐ
※清里ピクニックバスは運行日、運行期間が限られていますので、詳しくはこちらでご確認ください。 - 0551-30-7866(北杜市観光協会)
- 無料
3入笠山(にゅうかさやま)
錦に染まる絶景の中を空中散歩
南アルプス北端にある入笠山。「富士見パノラマリゾート」のゴンドラ山麓駅から8人乗りのゴンドラに乗り、山麓から一気に標高1,780mのゴンドラ山頂駅へ。そこから入笠湿原や入笠山山頂まで手軽にトレッキングできます。山頂からは、富士山をはじめ、南・中央・北アルプスまで一望。紅葉シーズンには、八ヶ岳の山頂、中腹、山麓の色が赤、黄、橙(だいだい)の三段に変わる「三段紅葉」が楽しめます。
また、10月上旬から11月中旬の土・日曜日と祝日には、通常のゴンドラに加え「プレミアム雲海ゴンドラ」(5:30~)を運行。八ヶ岳からの朝日で金色に輝く雲海と雲の上に浮かぶ富士山の幻想的な風景は、この時期だけのお楽しみです。
ゴンドラ山頂駅を降りてすぐのところにはカフェがあるので、絶景を眺めながら、富士見特産の野菜・ルバーブを使ったソフトクリームをぜひ味わってみてください。
【色づき始め】例年9月中旬頃
【見頃】例年10月中旬~10月下旬
【紅葉の種類】モミジ、カエデ、カラマツ 他
▼プレミアム雲海ゴンドラ
期間:2024年10月5日(土)~11月17日(日)までの土・日曜、祝日
時間:5:30~(チケット販売5:15~)
備考:https://www.fujimipanorama.com/summer/2790-2/
- 入笠山(にゅうかさやま)
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- https://www.fujimipanorama.com/summer/
- 長野県諏訪郡富士見町富士見6666-703「富士見パノラマリゾート」 MAP
- JR富士見駅から車で約8分 ※JR富士見駅から無料シャトルバスあり
- ゴンドラ
グリーンシーズン 2024年4月26日(金)〜11月17日(日)
4~9月 8:30~16:00(下り最終16:30)
10•11月 8:30~15:30(下り最終16:00)
山頂カフェ 9:30~15:30 - ゴンドラ往復 大人2,200円/子供(小学生)1,100円、片道大人1,400円/子供700円
- 0266-62-5666(富士見パノラマリゾート)
- 無料
- ※ゴンドラは気象状況により運行時間変更あり
4みずがき湖
湖面に映り込む紅葉と白い橋の絶景コラボ
全国屈指のラジウム泉・増富(ますとみ)ラジウム温泉郷の玄関口にある人工湖。奥秩父山脈の一つ、瑞牆山(みずがきやま)、金峰山(きんぷさん)から流れる釜瀬川と本谷川に合流する塩川に建設され、周囲を山々に囲まれた自然豊かな湖です。
紅葉のシーズンには、モミジやミズナラ、ウルシで彩られた山々とみずがき湖を代表する白いアーチ型の鹿鳴峡大橋が湖面に映り込み、とても神秘的。湖の北湖岸に面してビジターセンターがあり、レストランでは食事をしながらゆったりと湖と紅葉の眺めを楽しむことができます。
また、湖畔沿いには展望台や湖畔に湧く冷鉱泉「ヨシャーの湯」などもあり、1時間ほどかけて湖畔をぐるりと散策するのもおすすめです。
【色づき始め】例年10月中旬~10月下旬頃
【見頃】例年11月上旬~中旬
【紅葉の種類】モミジ、ミズナラ、ウルシ 他
- みずがき湖
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- https://www.hokuto-kanko.jp/sp/autumn_mizugaki_lake
- 山梨県北杜市須玉町比志 MAP
- JR韮崎駅から路線バス山交タウンコーチ「増富温泉郷」行き乗車約50分、「塩川」下車徒歩約10分
- 0551-45-0081(みずがき湖ビジターセンター)
- 無料
5尾白川(おじらがわ)渓谷
名水の里で愛でる優美な渓谷の紅葉
南アルプス北端の名峰・甲斐駒ケ岳に源流を発する尾白川は、環境省の「名水百選」に選ばれ、たびたびテレビCM等のロケ地として使用される名水です。駐車場から渓谷沿いには遊歩道が整備されており、歩いていくとエメラルドグリーンに透き通る千ヶ淵や三段になって流れる神蛇(じんじゃ)滝、大迫力の不動滝など、見どころがたくさんあります。
どの季節に訪れても息をのむほどの美しさですが、特に紅葉のシーズンの優美さは格別。ブナやカエデが赤や黄色に色づき、千ヶ淵などの滝壺のエメラルドグリーンと調和することで、神々しいほどに神秘的な風景が広がります。神蛇滝まで往復3時間というのが標準的な散策コース。さらに不動滝まで足を延ばせば、プラス1時間。次から次へと現れる個性豊かな渓流美を楽しめます。
【色づき始め】上流 例年10月上旬~10月中旬、下流 例年10月中旬~10月下旬
【見頃】例年上流10月下旬~11月下旬、下流11月上旬~11月下旬
【紅葉の種類】ブナ、カエデ 他
- 尾白川(おじらがわ)渓谷
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- https://www.hokuto-kanko.jp/sp/autumn_ojiragawa
- 山梨県北杜市白州町 MAP
- JR小淵沢駅から車で約30分
- 0551-30-7866(北杜市観光協会)
- 無料
- 千ヶ淵より先は登山コースとなります。滑落の危険もあるため、登山靴やしっかりとした登山装備を整えてご利用ください。
登山経験の少ない方、子どもや体力に自信のない方については、利用をお控えください。
6昇仙峡(しょうせんきょう)
国の特別名勝に指定された渓谷に映える優美な紅葉
甲府駅から車で約30分、国の特別名勝にも指定されている山梨県を代表する観光名所です。昇仙峡の主峰・覚円峰(かくえんぽう)や長い歳月をかけて花崗岩の岩肌を削りながら流れ落ちる仙娥滝(せんがたき)をはじめ、数々の奇岩・奇石など見どころも多く、四季を通じて多くの観光客が訪れます。
紅葉のシーズンには、ツツジやカエデ、サクラが渓谷を色鮮やかに染め上げ、ダイナミックな奇岩と相まって美しさがさらに際立ちます。高低差があるため、1カ月以上にわたって紅葉が見られるのもポイント。散策や渓流沿いのトレッキングをしながら手軽に名所を見たり、ロープウェーで絶景とパワースポットを堪能したりなど、様々な楽しみ方ができます。
【色づき始め】例年10月中旬
【見頃】例年10月下旬~11月下旬
【紅葉の種類】ツツジ、カエデ、サクラ 他
- 昇仙峡(しょうせんきょう)
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- https://www.shosenkyo-kankoukyokai.com
- 山梨県甲府市秩父多摩国立公園 MAP
- JR甲府駅から路線バス昇仙峡行き乗車約30分、「昇仙峡滝上」下車すぐ
- 055-287-2111(昇仙峡観光協会)
- 無料
- 「昇仙峡ロープウェイ」の詳細は公式HPでご確認ください。
7吐竜(どりゅう)の滝
紅葉の中を流れる絹糸の滝が優美
八ヶ岳南麓の川俣川東沢渓谷沿いにある落差10m、幅15mの滝。竜が水を吐くように流れることから命名されました。ナラやカエデ、ナナカマドなどの紅葉に覆われた岩間から染み出るように、絹糸のような滝が何段にも重なって繊細に流れ落ちる姿は、日本庭園のような優雅な趣。駐車場から歩いて10分ほどで行ける手軽さもポイントです。
渓谷沿いには吐竜の滝上流側に架かる「赤い橋」で有名な東沢大橋もおすすめです。
【色づき始め】例年10月上旬~10月中旬
【見頃】例年10月下旬~11月中旬
【紅葉の種類】ナラ、カエデ、ナナカマド 他
- 吐竜(どりゅう)の滝
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- https://www.hokuto-kanko.jp/sp/autumn_doryu-no-taki_waterfall
- 山梨県北杜市高根町東井出 MAP
- JR清里駅から車で約10分
- JR清里駅から「清里ピクニックバス」大泉周遊ルート乗車約25分、「吐竜の滝入口」下車徒歩約25分
※清里ピクニックバスは運行日、運行期間が限られていますので、詳しくはこちらでご確認ください。 - 0551-30-7866(北杜市観光協会)
- 無料
8清里テラス
標高1,900mの特等席から望む紅葉の絶景
グリーンシーズンは清里高原を望める絶景スポットとして、ウインターシーズンはスキー場として人気の高い「サンメドウズ清里」。麓にあるセンターハウスから、全長1,100m、標高差300mのパノラマリフトで空中散歩すること約10分、「清里テラス」のある山頂エリアに到着します。
1,900mの清里テラスからは清里高原や南アルプス、富士山まで一望。紅葉シーズンにはカラマツなどの針葉樹林を中心に山が黄色く色づいて、風景が一層華やぎます。通常の屋外テラス席の他、予約限定のプレミアムシートや第二展望デッキ、山頂あずま屋なども。こだわりのコーヒーやパフェを味わったり、周辺を散策したりと、優雅なひとときを過ごしてみてはいかがでしょう。
【色づき始め】例年9月下旬
【見頃】例年10月中旬~11月下旬(2023年の「清里テラス」営業は11月5日まで)
【紅葉の種類】カラマツ 他
- 清里テラス
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- https://www.sunmeadows.co.jp/green/parkguide/kiyosato_teracce/
- 山梨県北杜市大泉町西井出8240-1「サンメドウズ清里」内 MAP
- JR「清里」駅から車で約7分、「センターハウス」からパノラマリフト乗車約10分、山頂下車すぐ
- 営業期間:2024年4月27日(土)~5月6日(月•祝)、5月25日(土)~11月4日(月•祝)
営業時間:カフェスタンド9:30~16:20
パノラマリフト:9:00~16:30(16:00上り最終)
※天候状況により変更の場合あり - パノラマリフト:大人(中学生以上)2,600円、小学生2,000円、3歳以上1,800円
- 0551-48-4111(サンメドウズ清里)
- 無料
9水車の里公園
八ヶ岳の紅葉と茅葺きの水車が織りなす癒しの田園風景
南アルプスと八ヶ岳に囲まれた北杜市武川町(むかわちょう)ののどかな田園地帯に佇む水車と広場のある公園です。シンボルの茅葺きの水車は、ふるさとの風景を取り戻そうと有志で建設されたもの。水車がゆっくりと回る情景や水が流れる音は癒し効果も抜群です。
水車小屋のバックには、甲斐駒ケ岳をはじめとする南アルプスの山々。初秋には黄金色に揺れる稲穂と水車、山々が色づき始めると紅葉と水車が調和して風情もたっぷりです。
新米の季節でもあるので、周辺のレストランや食堂で幻の米ともいわれる希少な武川米をいただいたり、近くにある「町の駅武川町農産物直売センター」や道の駅「はくしゅう」で新米をお土産に買ったりするのも楽しみの一つです。
【色づき始め】例年10月上旬~10月中旬頃
【見頃】例年10月下旬~11月上旬
- 水車の里公園
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- https://www.hokuto-kanko.jp/guide/waterwheel_park
- 山梨県北杜市武川町三吹2569 MAP
- JR日野春駅から車で約10分
- 0551-30-7866(北杜市観光協会)
- 無料
MAP