1館鼻（たてはな）岸壁朝市

八戸港の岸壁に、日曜限定であらわれるマンモス朝市。全国でもトップクラスのスケールを誇り、八戸を代表する観光スポットになっています。全長800ｍほどの通りには、露店がズラリと約300店も並びます。ここでの楽しみは、何といってもバラエティ豊かなテイクアウトグルメ。
なかでも魚介のメニューは、サバコロッケや鯖寿司、ホヤめし、焼きウニほか、目移りするほどのバリエーションです。100円未満のプチグルメからあり、朝食がてら食べ歩きを楽しむのにぴったりです。

魚介を炉端焼きで味わえる店も人気

この朝市は日の出とともにはじまり、毎週数万人もの人が訪れる人気ぶり。有名屋台では、まだうす暗いうちから人が集まり行列をつくります。
「魚工房 かつら」は、屋台歴25年以上の古株。土台がメリーゴーラウンドのようにクルクル動く回転式の囲炉裏を使い、魚介の炭火焼きを実演販売しています。焼きあがったサンマやホッケは脂がしたたり、シズル感たっぷり。炭火焼きならではのふっくらした口あたりが好評で、店のまわりは順番を待つ人や見物客でいっぱいです。

＊館鼻（たてはな）岸壁朝市を楽しむ方法は、こちらの記事へ。

館鼻（たてはな）岸壁朝市

• http://minatonichiyouasaichikai.com/
• 青森県八戸市新湊3丁目　館鼻岸壁朝市 MAP
• 八戸駅からタクシーで約20分　陸奥湊駅から徒歩約10分
• 日の出～9:00
• 3月中旬～12月下旬の月～土曜、1月～3月中旬、うみねこマラソン開催日（5月中旬）。ゴールデンウィーク・お盆・年末などに臨時開催あり、2018年は8月11日（土・祝）・12月29日（土）
• 080-5734-3251（湊日曜朝市会事務局）
• 無料

2八戸市営魚菜（ぎょさい）小売市場

陸奥湊（むつみなと）の駅前通りでは、日曜日を除く毎日、陸奥湊駅前朝市が開かれます。なかでも、「八戸市営魚菜小売市場」は、この朝市のメインスポット。「イサバのカッチャ（魚売りのお母さん）」とよばれる割烹着姿の女性たちが、ブースを構えて魚介や惣菜を売っています。
各店には、新鮮な刺身をはじめ、蒸したウニやカニ、筋子などのごはんのお供、煮魚まで、海の幸がバリエーション豊かに揃います。市場なので、もちろん獲れたて、さばきたて、つくりたて、しかもリーズナブルです。

朝食スペースにぴったりの「朝めし処魚菜（ぎょさい）」

場内には「朝めし処魚菜（ぎょさい）」というフリーのイートインコーナーがあり、買ったものをすぐに食べられます。温かいごはんやみそ汁も売っており、至れり尽くせり。好きな食材を好きなだけ買いこんで、オリジナルの丼や定食を楽しめます。
ここでは、店先で焼いている魚のグリルも、ぜひ味わいたい一品。おいしいサバの産地としても有名な八戸だけに、脂がたっぷりのったサバを半身で1人前という豪快なポーションで味わえます。
魚の種類は日により変わるため、サンマやマグロのカマなど、ほかの素材になることもありますが、どれも魚のプロが選んだものなので、旬を楽しめる贅沢な朝ごはんになることは間違いありません。

八戸市営魚菜（ぎょさい）小売市場

• https://visithachinohe.com/spot/hachinoheshiei-gyosai-kouri-shijo/
• 青森県八戸市湊町久保38-1 MAP
• 陸奥湊駅から徒歩すぐ
• 3:00～15:00（閉店時間は店により異なる、鮮魚・刺身店は昼前に閉店）、朝めし処魚菜5:00～10:00
• 日曜・第2土曜・1/1～2　※お盆・年末年始は臨時営業あり
• 0178-33-6151（八戸市営魚菜小売市場）
• 無し（近隣の民営駐車場を利用）

3八食センター

鮮魚店をメインに、約60軒のショップが並ぶ巨大な食品市場。屋内にある市場としては、日本トップクラスのスケールを誇ります。魚介を味わえる飲食店もさまざまあり、ショッピングから食事までオールマイティに利用できます。
なかでも「七厘村」は市場ゾーンで買った魚や肉をもちこみ、炭火焼きで味わえるレストラン。自分でチョイスした食材を活きのいいままバーベキューにでき、子どもから大人まで楽しめると人気です。
包丁などの調理グッズはレンタルもできますが、食材を買うお店で「七厘村用に」と伝えれば、食べやすいサイズにカットしてくれます。

「立ち食いコーナー」も要チェック！

「八食センター」は、八戸港から約10kmの近さにある市場。絶好のロケーションを生かし、館内にはたくさんの鮮魚店が並んでいます。店先には活きのいい魚が並び、見て歩くだけでも楽しいほど。なかには「立ち食いコーナー」がある店もあり、自分で品定めをした食材をその場で食べさせてくれます。内容は時季によりますが、ひと口では食べきれないほど大ぶりのカキが並んでいたり、甘みたっぷりのウニや甘エビを味わえたり。ときには、タコの白子などの珍味に出合えることもあります。

八食センター

• https://www.849net.com/
• 八戸市河原木字神才22-2 MAP
• 八戸駅からタクシーで約8分
• 八戸駅から100円バス八食センター行き乗車約11分、終点下車すぐ
• 厨スタジアム9:00～21:00（いちば亭は10:00～（ランチL.O.17:00、17:00～L.O.20:30はすし＆しゃぶしゃぶの食べ放題のみ））、味横丁9:00～18:30（L.O.18:00）、市場棟9:00～18:00　※お盆・年末年始は変更あり
• 水曜（祝日・繁忙期は営業）・1/1、厨スタジアムは無休（除く1/1）
• 0178-28-9311、いちば亭直通0178-28-8748
• 無料

4みなと食堂

陸奥湊（むつみなと）駅の近くにある、海鮮丼の店。ご主人のおすすめ「漁師の漬丼」は、9種類の魚介がのった豪華な丼。ぷっくりとふくよかなカニの身や大つぶのホタテ、歯ごたえのいい八戸産のイカ、さらにタコ、甘エビ、イクラ、マグロ、サーモン、カジキと、器にびっしり並んだ素材はどれもつややかで新鮮そのものです。
タネは盛りつけ前に秘伝のしょうゆダレにくぐらせてあり、これがほんのり甘めで白いごはんとも名コンビ。中央にのった卵の黄身を絡めると、舌ざわりがまったりとしてうまみがアップ、また違った味わいを楽しめます。

全国の海鮮丼ファンをうならせる名物丼もぜひ

この店は、知る人ぞ知る有名店。2014年に「全国丼グランプリ」の海鮮丼部門で金賞を獲った「平目丼」をめあてに、日本中からグルメな人たちがやってきます。
漁師めしをヒントに、ヒラメを低温熟成させたり、相性のいいタレを研究したりしながら仕上げたメニューです。
このほかにも、店では八戸産のその日のおすすめ魚介4種をトッピングした「四合せ丼（しあわせどん）」や「本マグロ中落丼」など、魚屋経験のあるご主人のアイディアが詰まった魅力的なメニューを楽しめます。

みなと食堂

• 青森県八戸市湊町久保45-1 MAP
• 陸奥湊駅から徒歩約2分
• 6:00～15:00（L.O.14:30）
• 日曜（祝日の場合は営業）・年末年始
• 0178-35-2295
• 無し