雨が降っても安心!八戸・十和田・奥入瀬の屋内で遊べる観光スポット

青森県の八戸・十和田・奥入瀬エリアには、アートの街・十和田を筆頭に、雨の日でも遊べるスポットがいっぱい。子ども連れで楽しめる博物館から思い出づくりにぴったりの体験ものまで、おすすめの屋内スポットをピックアップしました。
<八戸・十和田・奥入瀬の屋内観光スポット>
1十和田市現代美術館

十和田市が行う、アートによる街づくりプロジェクト「Arts Towada(アーツ・トワダ)」を代表するスポット。常設作品は芸術家たちがこの美術館のために手がけたオリジナルで、「草間彌生」や「オノ・ヨーコ」、彫刻家の「ロン・ミュエク」といった世界的アーティストの作品38点が揃います。
展示は、作品ごとに部屋をつくり、展示空間全体を作品に変えるインスタレーションというスタイル。各展示ルームはガラス張りの廊下でつながっていて、アートの家をめぐるような気分で楽しめます。
見学した後は、ぜひ館内にあるカフェへ。企画展の作品をイメージした期間限定のスイーツや、芸術家とコラボレーションしたカップで飲めるコーヒーなどを味わえます。
アートスポットは街中にも

この美術館は、中庭や屋上のほか建物まで作品。さらに、前を通る官庁街通りや商店街にもストリートファニチャーが点在しています。
なかでも入道雲をかたどったベンチ「商店街の雲」は、見上げるほどの高さで、遊び心たっぷり。商店街は歩道が屋根付きなので、お天気を気にせずに安心して楽しめます。
そして、アート広場には、「草間彌生」による水玉をモチーフにしたオブジェや個性的なアートも。実際に触れながら、その世界を体験でき、「ファット・ハウス(太った家)」など雨の日でも見て歩きたくなるほどユニークなものが揃います。
2青森県立三沢航空科学館

航空の街、三沢市ならではのミュージアム。「大空」と「飛翔」をテーマに、見て、触れて、楽しく学べる体験型の展示を行っています。
航空ゾーンでは、青森県ゆかりの飛行機や航空史を紹介。世界で初めて太平洋の無着陸横断飛行をした「ミス・ビードル号」、戦前に周回フライトで世界記録をつくった「航研機」などのレプリカ、戦後初の国産旅客機「YS-11」の実機など、13機を見られます。
また、コックピットで操縦レバーを握れるコーナーや、巨大なシリンダーに入って空中に浮かんだり、エアポケット現象を体験したりできる装置もあり、ダイナミックな飛行の世界にどっぷり浸れます。
年代別に、約750の模型飛行機を並べたエアコリドーも見応えがあります。
フライトの仕組みが分かる科学ゾーン

科学ゾーンは、体験学習の科学展示がメイン。セスナ機のフライトシミュレーターで、パイロットの気分を味わえたり、航空管制シミュレーションゲームで管制官の仕事を擬似体験したりできます。
また、科学実験工房では、「てこ」「光」「月」などをテーマにサイエンスショーを行っています。工作ワークショップもあり、メニューは宝石せっけん、万華鏡、スライム、潜望鏡など70~80のなかから月替り。このほか、星空観察会、津軽塗研ぎだし体験、ハロウィン工作、クリスマス工作といった毎年行っているものもあります。
3奥入瀬渓流館

奥入瀬渓流の玄関口・焼山エリアにある観光情報館。館内にある「奥入瀬モスボール工房」では、「こけ玉」作りを体験できます。「こけ玉」は、ブナ、モミジ、シダといった植物の根を土で包み、表面に苔を貼りつけたもの。苔むした奥入瀬渓流の雰囲気をそのまま家に持ち帰れるので、旅の記念におすすめです。
また、奥入瀬川の水で育てたひょうたんを使ったランプ作りもできます。表面に穴をあけながら苔をモチーフにした模様をつけていくもので、灯りをともすと、とても幻想的。自分用はもちろん、プレゼントにしても喜ばれそうです。
ご当地スイーツもあり、休憩にぴったり

奥入瀬渓流館では周辺の観光や渓流散策のポイントを案内している他、カフェもあるので休憩スポットとしても人気です。名物は、「奥入瀬こけソフト」。奥入瀬渓流の景色をイメージし、苔に見立てた抹茶パウダーをたっぷりとかけ、仕上げには渓流沿いの倒木を模したチョコレートをかけてあります。奥入瀬の源流水で入れたコーヒーもおすすめです。
さらに、レンタサイクル、十和田八幡平の自然を紹介するコーナー、ショップなどもあり、奥入瀬の魅力がコンパクトに集まっています。
4地ビールレストラン奥入瀬麦酒館

隣に地ビール工場があり、奥入瀬源流水で仕込んだ作りたての「奥入瀬ビール」を楽しめます。種類は、ホップのアロマと苦みが人気の「ピルスナー」、黒ビールらしい香ばしさとコクが特徴の「ダークラガー」、この2種類を独自の方法でブレンドした「アンバーラガー」、フルーティーで女性向きの「ヴァイツェン」があります。それぞれ国際大会で金賞などに輝いており、口あたり、のど越し、香りとも格別。おすすめは、その飲み比べができる「お試しセット 100ml×4種類」です。
また、期間限定でフレーバービールも味わえます。
ビールを使ったオリジナルメニューも美味!

ビールに合わせて味わいたいのが、地元の素材やビールを使った料理。「十和田ガーリックポークスペアリブ」は、十和田産のニンニクを餌に育った豚の肉を使っています。肉はヴァイツェンに漬け込んでから煮込んでいるので、箸でほぐれるほど柔らかく、口のなかでホロリと崩れます。このほか、同じヴァイツェンで風味付けしたカレーやアンバーラガーでボイルした「パーナ貝奥入瀬ビール蒸し」なども揃います。
「奥入瀬ビール」は、ピルスナービールの本場チェコのブラウマイスター(醸造技術者)から直接作り方を学んだ本格派。チェコ製の仕込み釜でつくっており、店内でその釜や貯酒タンクといった製造ラインの一部を見られることも魅力です。

- 地ビールレストラン奥入瀬麦酒館
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青森県十和田市大字奥瀬字堰道39-1 MAP
JR七戸十和田駅から車で約28分
青い森鉄道三沢駅から車で約36分11:00~19:00 (L.O.18:30)
火曜日(11月~12月中旬頃)・12/31・1/1
0176-72-3231
無料
5クラシックカー博物館 ツカハラミュージアム

まるでタイムスリップしたような昔懐かしい車から幻の名車まで、国内外から集めたクラシックカーが勢揃い。アメリカ製やイギリス製、日本製をメインに、50台あまりの車を見られます。なかには、100年以上前にフランスで大流行した「RENAULT(ルノー) 35CV」や映画「007は二度死ぬ」にボンドカーとして登場した「TOYOTA2000GT」など、自動車史に残る貴重なものもラインナップしていて、見応えたっぷりです。しかも、色鮮やかなカラーリングやレトロなデザインは、どれもオシャレです。車に詳しくない人や女性でも、十分に楽しめます。
レーシングマシンの試乗もOK

クラシックカーは、ボディだけでなく、エンジンのネジ1本にいたるまで部品にこだわり、丁寧に修復しています。その様子をすぐそばで見られるほか、レーシングカーコーナーにはフォーミュラカーやGTカーがあり、実際に運転シートに座って乗り心地を試せます。特に「全日本GT選手権」GT500クラスで優勝した「スープラGT」のテストカーは、実際に富士スピードウェイや鈴鹿サーキットを走った車。ボディペイントを当時のままにしてあり、残った傷がリアルです。激しいレースの様子がうかがえ、レーサー気分がグンとアップします。

- クラシックカー博物館 ツカハラミュージアム
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青森県八戸市北インター工業団地4-2-57 テクノクラフト・シー・アンド・ヴィ内 MAP
青い森鉄道陸奥市川駅から車で約5分、八戸駅から車で約14分
10:00~17:00(10月は~16:00)
土・日曜日、祝日(4月下旬~10月下旬)10月下旬~翌年4月下旬は冬季休業
高校生以上500円、中学生以下無料(大人同伴の場合のみ入館可)
0178-21-1656
無料
MAP
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