ご当地サポーター
観光がてら楽しめる!十和田・奥入瀬・八戸ならではのわくわく体験

奥入瀬渓流や十和田湖など、自然がいっぱいの十和田・奥入瀬・八戸。季節ごとの景色を楽しめるアクティビティから、地元の人々と触れ合う田舎暮らしや伝統クラフトを学べる施設まで、このエリアの魅力を満喫できる体験をご紹介します。

奥入瀬の苔庭を手のひらサイズにアレンジ

コケの妖精「コッキー」。体験では「こけ玉」をひとつ作ります
コケの妖精「コッキー」。体験では「こけ玉」をひとつ作ります

奥入瀬渓流沿いの観光案内スポット「奥入瀬渓流館」の中にあり、「こけ玉」作りやひょうたんランプ作りといった手作り体験ができます。「こけ玉」は、手軽に作れるミニ盆栽のひとつ。植物の根を土で覆って丸め、表面にコケを貼りつけていきます。コケに覆われた姿は、まるで奥入瀬渓流の景色を切り取ったようで、思い出づくりにぴったり。コロンとしたフォルムもかわいいと評判です。
土台には、奥入瀬渓流に自生している植物と同種のものを使用。数種類ある植物の中から好きなものを選ぶことができます。人気が高いのは、緑の季節はもちろん、秋の紅葉も楽しめるブナやモミジ。コケとの相性が良く、深い森の雰囲気が漂うシダもおすすめです。

ご当地サポーターコメント
こけ玉作り体験は子どもにも大人にも人気です。最初は思うようにコケを丸めることはできませんが、優しいアドバイスで簡単にコツをつかめます。

奥入瀬のコケをモチーフに、ひょうたんランプをハンドメイド

気さくなスタッフがレクチャー。完成した作品は宅配もできます(別料金)
気さくなスタッフがレクチャー。完成した作品は宅配もできます(別料金)

奥入瀬渓流には、まん丸の「タマゴケ」、花柄の「コツボゴケ」など300種類以上のコケが見つかっています。「ひょうたんランプ」作り体験は、奥入瀬渓流の水で育てたひょうたんに穴をあけながら、そのコケの模様をデザインするもの。中から漏れる灯りがとてもロマンチックで、素敵なインテリアになります。
お土産用に購入するならショップコーナーへ。たくさんのランプや「こけ玉」が並び、眺めるだけでも楽しめます。
また、館内にあるカフェで「奥入瀬こけソフト」を食べるのをお忘れなく。コケをイメージし、抹茶パウダーをたっぷりかけた奥入瀬渓流館の名物です。

奥入瀬モスボール工房(奥入瀬渓流館内)
  • URLhttp://www.mossball.jp/
  • 住所青森県十和田市大字奥瀬字栃久保183 MAP
  • アクセスJR七戸十和田駅から車で約40分・JR三沢駅から車で約50分
  • バスアクセスJR七戸十和田駅から七戸十和田奥入瀬シャトルバス「焼山」行き乗車約1時間、終点下車徒歩約5分(G.W.・6月中旬~10月のみ運行)
  • 営業時間9:00~16:30
  • 定休日無休
  • 入場料「こけ玉」作り体験2,000円~、ひょうたんランプ制作体験5,000円 ※前日までに要予約
  • TEL0176-74-1233(奥入瀬渓流館)
  • 駐車場無料
  • メモ体験の開催時間や対象年齢などの詳細は公式HPで要確認

伝統織物・南部裂織(なんぶさきおり)作りにトライ!

南部裂織体験で作るテーブルセンター。所要1時間程度
南部裂織体験で作るテーブルセンター。所要1時間程度

伝統クラフトをはじめ、地場産の野菜や果物を使った加工品の製作体験ができるスポット。ここでぜひ体験してみたいのが、南部裂織によるテーブルセンター作りです。南部裂織は青森県南部地方に200年以上前から伝わる織物で、裂いた木綿の布を横糸にして麻などの縦糸に織りこみます。昔は北国では木綿が貴重だったため、古くなると、こうして帯やこたつ掛けなどに作り替えて大切に使っていました。
体験では、色とりどりの布から好みの柄を選び、居座機(いざりばた)という機織り機で仕上げていきます。ほぼマンツーマンで丁寧に教えてもらえるので、初心者でも安心。裂き布が素敵な作品に変わります。

ご当地サポーターコメント
使い古したら捨てる事なく次の織物へと生まれ変わらせ、また使えるようにする。北国に住む人々の暮らしの工夫や知恵、いろんな思いを感じます。

トウモロコシの皮を使ったエコスリッパを作ろう

完成したテーブルセンターと、きみがらスリッパ
完成したテーブルセンターと、きみがらスリッパ

きみがら(トウモロコシの皮)を使ったスリッパ作りも、この土地ならではの体験。十和田は古くから馬の産地として知られ、エサ用に育てたトウモロコシの皮を無駄にしないよう考えられたのがこのスリッパです。
体験できるのは、わらじのような底の部分を作る作業。甲の部分はテクニックが必要なので、基本的には完成品を取り付けます。作業は片足で約4時間と少々根気がいりますが、履き心地がよく、レトロな柄もおしゃれ。お土産にもぴったりです。
この他、月に1度行う農産物加工体験では、十和田市産の食材を使って団子や豆腐、パンを手作りします。できたての郷土の味を食べられ、子どもから大人まで楽しめます。

道の駅とわだ・とわだぴあ
  • URLhttp://www.towadapia.com/
  • 住所青森県十和田市大字伝法寺平窪37-2 MAP
  • アクセス三沢駅からタクシーで約26分
    七戸十和田駅からタクシーで約30分
  • 営業時間センターハウス7:00~20:00(11~翌3月は8:00~19:00)、その他は施設により異なる
  • 定休日無休(匠工房は月曜、祝日の場合は翌日)
  • TEL0176-28-3790
  • 駐車場無料

ネイチャーガイドの案内で全国屈指のコケの森へ

「奥入瀬渓流コケさんぽ」のツアー期間は、4月中旬~11月上旬
「奥入瀬渓流コケさんぽ」のツアー期間は、4月中旬~11月上旬

日本蘚苔類(せんたいるい)学会選定の「日本の貴重なコケの森」に選ばれている奥入瀬渓流。奥入瀬自然観光資源研究会では、専門のネイチャーガイドがコケを通じて奥入瀬渓流の魅力を案内する「奥入瀬渓流コケさんぽ」を行っています。コケの見分け方やコケと他の生き物との関わりをはじめ、観察用のルーペの使い方、スマートフォンやカメラでの写真の撮り方も学べます。
また、このツアーは、数百メートルを1時間30分、または3時間かけて、のんびりと歩くランブリングという散策スタイル。春なら草花を愛でたり、夏はオオルリなどの小鳥の鳴き声に耳を澄ましたりと、コケ以外の自然もたっぷりと楽しめます。

ご当地サポーターコメント
遠目でみると同じように見えるコケも、ルーペでみると一つ一つ大きさも種類も異なりました。じっくり観察していると、コケが可愛く思えてきます。

奥入瀬の自然は、シーズンごとに楽しみ方がいろいろ

「きのこ*のこのこフォトツアー」では、絵本で見るようなかわいいキノコにも出合えます
「きのこ*のこのこフォトツアー」では、絵本で見るようなかわいいキノコにも出合えます

6月~10月には、カラフルなもの、ユニークな形のものなど、様々なキノコを探して歩く「きのこ*のこのこフォトツアー」や「シダ植物観察ツアー」を開催。
2月~3月に行われる冬のネイチャーツアーは「雪の奥入瀬さんぽ―クリスタルファンタジー―」がおすすめです。スノーシューを履いて白銀の世界へ出かけ、氷に閉じ込められたコケを観賞したり、テンなどの野生動物の足跡を探したりと、探検気分を味わえます。
どのツアーも5、6人までの少人数制なので、ガイドとのコミュニケーションが取りやすいのも魅力です。

奥入瀬自然観光資源研究会
  • URLhttps://www.oiken.org/
  • 住所青森県十和田市西二十三番町11-1、青森県十和田市奥瀬惣辺山1(集合場所「石ヶ戸休憩所」) MAP
  • アクセスJR七戸十和田駅から車で約50分 青い森鉄道三沢駅から車で約1時間
  • バスアクセスJR・青い森鉄道八戸駅からJRバス東北十和田北線「おいらせ号」十和田湖行き乗車約1時間40分、「石ヶ戸」下車すぐ(4月中旬~11月中旬のみ運行、1日2本)
  • 営業時間9:00~17:00(電話対応時間)、ツアーの開催は6:00~17:00
  • 定休日不定休
  • 入場料小学生2,000~3,000円、中学生以上3,000~6,000円程度(ツアーにより異なる)
    ※各ツアーは要予約。詳細は公式HPで要確認
  • TEL0176-23-5866もしくはinfo@oiken.orgへメールで問い合わせ
  • 駐車場無料(石ヶ戸休憩所駐車場を利用)

高速ボートで十和田湖の特別保護区をクルーズ!

日本を代表するRIBツアー、所要約50分。移動区間の最高速度は50Kt! 1歳児から参加できます。
日本を代表するRIBツアー、所要約50分。移動区間の最高速度は50Kt! 1歳児から参加できます。

十和田湖を起点に多種多様なアクティビティが楽しめるのが「グリランド」。
一番人気の「RIBツアー」は、軍用やレスキュー、極地探検に使われるRIBボートに乗り、十和田湖を巡るアドベンチャークルーズです。険しい断崖や原生林が広がる特別保護区などを探検します。目玉スポットは、奥入瀬渓流の源流のひとつ「イトムカの入り江」。透明度抜群の湖面が神秘的で、水中にはトウホクサンショウウオといった希少な水中生物も見られます。
ツアーでは、洞窟や古代遺跡、パワースポットも訪れ、道中でカモシカやムササビ、イヌワシなどの野生動物と出合える確率は約99%。ダイナミックな自然をたっぷり楽しめます。

ご当地サポーターコメント
陸地からは見られない十和田湖の水の美しさに感動します。なかなか体感できないスピード感があり爽快です!

雪国ならではのアクティビティが充実

雪上車でドライブを楽しむ「十和田湖CATツアー」
雪上車でドライブを楽しむ「十和田湖CATツアー」

12月中旬~3月中旬までは、十和田湖畔や奥入瀬渓流を雪上車でドライブする「十和田湖CATツアー」で雪国ならではのアクティビティを満喫。
このツアーは十和田湖でも指折りのビュースポット「瞰湖(かんこ)台」へ向かう約1時間のコース。途中、スノーシューに履きかえ、一面の雪景色を眺めながらのトレッキングも楽しめます。ゴール地点ではドリンクサービスがあり、別料金で石窯ピザや雪上バーベキューもできます。澄んだ空気のもとで味わうできたてホカホカの料理は格別。体も心も温めてくれます。

グリランド
  • URLhttp://guriland.jp/
  • 住所青森県十和田市奥瀬字十和田湖畔宇樽部123-1 MAP
  • アクセスJR・青い森鉄道八戸駅から車で約1時間20分
  • バスアクセスJR・青い森鉄道八戸駅からJRバス東北十和田北線「おいらせ号」十和田湖行き乗車約2時間5分、「下宇樽部」下車徒歩約2分(4月中旬~11月中旬運行)
  • 営業時間7:00~19:00(電話対応)
  • 定休日無休(カヤックツアーは11月~翌4月中旬は休み)
  • 入場料RIBツアー12歳以上4,000~6,000円(出航時間により異なる)、11歳以下2,000円、カヤックツアー16歳以上6,000円
    十和田湖CATツアー12歳以上5,000円、11歳以下2,000円
    ※各ツアーによって予約の有無あり。詳細は公式HPで要確認
  • TEL0176-75-2755、090-4159-4811
  • 駐車場無料

八戸市南郷の田舎暮らしを体験

そば打ちや「てんぽせんべい」作りは通年体験できます
そば打ちや「てんぽせんべい」作りは通年体験できます

八戸市郊外の南郷にある体験型の交流施設。この地方に伝わる暮らしや伝統文化を学べます。
そば打ちや豆腐作り、しっとりとして柔らかな食感の「てんぽせんべい」、つぶした豆を米粉に練りこんだ「まめしとぎ」といった郷土の味は、地元のおばあちゃんのレシピを。その他、端切れを材料にした布編みスリッパ作り、クズのツルを使ったかご作りなど、体験メニューは季節によって様々です。どれも昔ながらの生活の知恵が詰まったものばかり。地元の人々との触れ合いもでき、温かみのある人柄や方言まじりの会話に心がほっこりします。

ご当地サポーターコメント
地域の達人たちが活躍する体験メニューが充実しています。ロケーションも素敵です。

昔懐かしい雰囲気と自然に包まれた、のどかな施設

校舎裏に咲く約200万本のヒマワリ。摘み取り体験もできます
校舎裏に咲く約200万本のヒマワリ。摘み取り体験もできます

体験施設は、廃校になった旧増田小・中学校の木造校舎をリノベートしたもの。100年以上前の建物で、館内にはオルガンやチャンネル式テレビなど、ノスタルジックな品々が並んでいます。
また、世増(よまさり)ダムを造るため、ダム湖に沈んだ学校周辺の集落の暮らしを紹介する「世増ダム資料館」、地元産の十割そばを味わえる農家レストランもあります。
この他、季節のイベントも行っており、8月下旬に開催される「そばとひまわりの花見週間」は、毎年3万5000人以上が訪れるほどの人気。約4haの畑が白と黄色の2色に染まり、ため息が出るような美しさです。

山の楽校
  • URLhttps://www.yamanogakkou.com/
  • 住所青森県八戸市南郷大字島守字北ノ畑6-2 MAP
  • アクセスJR八戸駅から車で約25分
  • 営業時間8:00~17:00、体験は~15:00、農家レストランは11:00~14:00
  • 定休日月曜日(祝日の場合は翌日休み)
  • 入場料100~3,000円(体験内容により異なる)
    ※各体験によって予約の有無あり。詳細は公式HPで要確認
  • TEL0178-82-2222
  • 駐車場無料
※掲載の内容は、記事更新日時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。