ご当地サポーター
土浦・つくばエリアのおすすめカフェ5選

茨城県の南部に位置し、都心から車で約60分、電車で最短45分とアクセス良好な「土浦・つくば」エリア。「土浦城」の城址に建つ古民家カフェや、筑波大学キャンパス内の自家焙煎コーヒー店、行列ができるお芋スイーツのお店など、茨城県を旅するときに立ち寄りたい、個性派喫茶店が集まっています。ちょっとひと息つきたいときにおすすめの土浦・つくばエリアのカフェ5軒を厳選してご紹介します。

郵便局舎の面影を残す古民家カフェ

「フレンチトースト(バニラアイスとドリンク付)」1,040円
「フレンチトースト(バニラアイスとドリンク付)」1,040円

筑波山南麓にある、自家焙煎コーヒーが自慢の喫茶店。店名の「ポステン」はスウェーデン語で郵便局のこと。昭和初期に郵便局舎として使われていた三角屋根の建物は、国の登録有形文化財に指定されています。茨城県内で農園や牧場を営む生産者とのつながりを大切に、素材選びにしっかりとこだわった手作りのケーキやドリンクは、どれもほっとする味わい。自家製パンと、県産の平飼い卵の有精卵、ハチミツ、牛乳で作る「フレンチトースト」は、旬のフルーツソースを添えた人気のカフェメニューです。

土地の記憶を守りつつ、地域の今を伝える店

昭和風情のある店内の床はピカピカに磨かれ、店主夫妻の実家から運んだぼんぼん時計やソファーなども並ぶ
昭和風情のある店内の床はピカピカに磨かれ、店主夫妻の実家から運んだぼんぼん時計やソファーなども並ぶ

コーヒー色にペイントされた板張りの外壁に映える赤いポストは、家具と木工品の製作所「工房イサド」が手掛けた通称「ポステンくん」。日本郵政時代に使われていたレトロな自転車と共に店先を守っています。脇の路地を進んだ先の引き戸が店内への入り口で、靴のまま中に入ると芳醇なコーヒーの香りが迎えてくれます。店内の焙煎機でローストするコーヒー豆は、さわやかで酸味のある「スウィート」とコクのある「ビター」の2種類のポステンブレンドから選ぶことができます。

ご当地サポーターコメント
入り口の引き戸を外から見上げると、動物の形をした赤く錆びたプレートに気づきます。童謡「やぎさんゆうびん」にちなみ、元郵便局長さんが付けた「ヤギ印」なのかもしれません。
カフェ ポステン
  • URLhttps://www.cafe-posten.com
  • 住所茨城県つくば市北条183 MAP
  • アクセスJR土浦駅から車で約27分
  • 営業時間11:00〜18:00(L.O.17:30)
  • 定休日火曜
  • TEL029-867-5565
  • 駐車場無料(店舗向かい)

お芋好きが集うサツマイモスイーツ専門店

「焼き芋サンド」580円、「干し芋シェイク」390円
「焼き芋サンド」580円、「干し芋シェイク」390円

2005年、つくば市での移動販売からスタートした焼き芋店の実店舗本店。砂糖を使わずサツマイモそのものの甘さを楽しむお芋スイーツが評判で、開店前からお客さんが並ぶほどの人気です。中でも「紅はるか」の焼き芋を、生クリームとともにパンでサンドした「焼き芋サンド」はインパクト絶大。ねっとりとした芋の甘味をさっぱり食感の生クリームが引き立てせ、全体をふんわり包む食パンとの一体感が感動を呼ぶ、売り切れ必至の看板商品です。

しっかり冷えた「焼き芋サンド」をイートイン

深煎り「芋やすブレンド」と「マイルドブレンド」から好みを選ぶ「セルフコーヒー」490円
深煎り「芋やすブレンド」と「マイルドブレンド」から好みを選ぶ「セルフコーヒー」490円

「干し芋シェイク」は、ねっとり濃厚な芋そのものの舌触りが楽しめるサツマイモドリンク。紅はるかの干し芋と牛乳をミキサーで混ぜ合わせ、焼き芋から長時間かけて抽出した「芋蜜」がおいしさのアクセントです。カウンターで「セルフコーヒー」を注文すると、おかわり自由でドリップコーヒーが楽しめるなど、新鮮な試みも。店内はカウンター席やテーブル席の他、畳の座敷席が用意されており、本棚に並ぶ社長のおすすめコミックを読みながら、お芋スイーツでまったり過ごせます。

ご当地サポーターコメント
スタッフユニフォームは、「IMOHOLIC(イモホリック=芋中毒)!!」の刺繍ロゴ入り。芋やすのオリジナルグッズとして販売され、話題を呼んでいます。
焼き芋専門店 芋やす本店
  • URLhttps://imoyasu.store
  • 住所茨城県土浦市沖新田1番地 MAP
  • アクセスJR土浦駅から車で約17分、またはJR荒川沖駅から徒歩約10分
  • 営業時間12:00~18:30
  • 定休日月曜(祝日の場合は翌平日)
  • TEL029-846-0240
  • 駐車場無料

コーヒー通も通う、本格ネルドリップの専門店

マスターおまかせの「本日のコーヒー」500円と、「生キャラメルアフォガード」550円
マスターおまかせの「本日のコーヒー」500円と、「生キャラメルアフォガード」550円

土浦市にある「ネルドリップ」専門の自家焙煎コーヒー店。城下町土浦の歴史をイメージし、深みのある味わいが特徴の「つちうらブレンド」をはじめ、店内で焙煎したコーヒー豆や各種ネルフィルターなどを販売しています。「本日のコーヒー」は、天候と相性が良い豆を熟練のマスターが日ごとにセレクト。デザートの「生キャラメルアフォガード」は、ソフトクリームに熱々のエスプレッソをかけていただく専門店ならではの芳醇な味わいです。

四季に寄り添う焙煎手法でコーヒーの旬を表現

クラウドファンディングで完成した「つちうらネル」は、土浦の福祉施設に製作を依頼
クラウドファンディングで完成した「つちうらネル」は、土浦の福祉施設に製作を依頼

店内で存在感を放つシルバーの焙煎機は、ガスを動力とする熱風式。四季の移ろいを焙煎の温度に反映させる、独自の「二十四節気焙煎」方式でローストしています。都内コーヒー店での修行時代にネルドリップと出合い、その虜になったというマスターは、2015年に「全日本ネルドリップコーヒー協会」を設立しました。店内では定期的に「ハンドドリップコーヒーセミナー(完全予約制)」を開催し、コーヒーマスターを続々と輩出しています。

ご当地サポーターコメント
毎月第3日曜に店舗前で開催される、朝市「ニコマルシェ」はパリの朝市のような雰囲気。おいしいものが目白押しで、いつも多くの人で賑わいます。
ニコニコ珈琲
  • URLhttps://nico-coffee.com
  • 住所茨城県土浦市下高津1-21-50 MAP
  • アクセスJR土浦駅から車で約5分または徒歩約20分
  • 営業時間10:00~19:00
  • 定休日土曜
  • TEL029-823-0415
  • 駐車場無料

お堀沿いに建つ城下町の風情を宿した喫茶店

「レンコンとひよこ豆のカレー(スープ・ミニサラダ付)」850円、「ホット・カフェオレ(かりんとう付)」550円
「レンコンとひよこ豆のカレー(スープ・ミニサラダ付)」850円、「ホット・カフェオレ(かりんとう付)」550円

土浦城址「亀城公園」のすぐそばに店を構える、1936年(昭和11年)築の古民家カフェ。朝8時の開店でモーニングも楽しめます。名物「レンコンとひよこ豆のカレー」は、土浦産のレンコンとひよこ豆を具材にし、クローブやカルダモンなどの香辛料たっぷりに仕上げたスパイシーな味わい。土浦の自家焙煎コーヒー専門店「ニコニコ珈琲」が手掛けたオリジナルの「城藤ブレンド」で淹れる「ホット・カフェオレ」は豆も風味がしっかり出た、コーヒー好きにも評判のホットドリンクです。

海軍将校が暮らした書院造の屋敷で憩う

美しく手入れされた建具が目をひく店内には、500冊以上もの書籍が並ぶ
美しく手入れされた建具が目をひく店内には、500冊以上もの書籍が並ぶ

藍色ののれんをくぐり、入り口の引き戸を開けて店内へ。玄関には下駄箱が置かれ、靴を脱いで上がります。二間続きの店内には、足を伸ばして座れる座敷席やテーブル席、カウンター席をゆったりと配置。スイーツの人気メニューは「お餅のワッフル」で、さくさくの餅ワッフルとアイスの上に、土浦の柴沼醤油製「紫峰の滴」を使ったはちみつ醤油をトロリとかけていただきます。お店を拠点としたさまざまな文化イベントも評判で、土浦の街を一層盛り上げています。

ご当地サポーターコメント
城藤ブレンドコーヒーやアレンジドリンク、あたたかい飲み物を注文すると、前島製菓のざらめかりんとう「九万五千石」が付いてきます。やわらかく上品な甘さのかりんとうです。
城藤茶店(しろふじのちゃみせ)

緑の丘を望むキャンパス内の憩いの場

日替わりケーキより「イチジクのケーキ」620円、「筑波大学アリアンサエステートコーヒー」560円
日替わりケーキより「イチジクのケーキ」620円、「筑波大学アリアンサエステートコーヒー」560円

茨城発・老舗ロースタリーカフェの筑波大学構内店。コロンビアにある自社農園で栽培した高品質な豆をセレクトし、店内のロースターで焙煎した香り高いコーヒーを提供しています。毎朝ひたちなか市の工房から届く日替わりのケーキには、「フルーツ王国」茨城ならではの旬の果物を使用。写真は、つくば市の土田農園から届くイチジクをたっぷりと乗せたケーキ。カルピスバターを使ったサクサクのタルト生地と生クリームとの相性も抜群で、秋の到来ごとに問い合わせも入る人気スイーツです。

南米から届く良質なコーヒーを堪能しよう

ガラスの壁の向こうでは、サザコーヒー初代焙煎機「PROBAT(プロバット)」が現役で活躍中
ガラスの壁の向こうでは、サザコーヒー初代焙煎機「PROBAT(プロバット)」が現役で活躍中

テラコッタタイルの床や壁のレンガ使いに温かみを感じる店のイメージコンセプトは、ブラジルの森でサスティナブルな農場運営に取り組む「アリアンサ農園」。筑波大と交流のある、病院の元理事長が所有するコーヒー農園です。店舗前には芝生の丘が広がり、天気のいい日は緑を眺めながらテラス席で過ごすのもおすすめ。店内レジ向かいの販売コーナーでは、手軽なドリップバッグの「カップオンコーヒー」が豊富に揃い、自宅でもコーヒー専門店の味が楽しめます。

ご当地サポーターコメント
サザコーヒーで使用する食器は、ポーランドの名窯「セラミカ・アルティスティッチナ」製。エネルギッシュで包容力のある手描きの絵付けが魅力的なコーヒーカップです。
サザコーヒー筑波大学アリアンサ店
  • URLhttps://www.saza.co.jp
  • 住所茨城県つくば市天久保3-1 MAP
  • アクセスJR土浦駅から車で約21分
  • バスアクセスなし
  • 営業時間10:00~18:00(L.O.17:30)
  • 定休日年末年始
  • TEL029-896-5051
  • 駐車場無料
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