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「自転車のまち」茨城県土浦市の気温と服装について知っておこう

日本で2番目の大きさを誇る湖、霞ヶ浦の西岸に位置する茨城県土浦市。市中心部は江戸時代の櫓がそのまま残る「土浦城址公園」や土浦宿の商家蔵などが残り江戸情緒にあふれる街、西部には筑波山麓を有する豊かな自然が広がります。東京からは特急電車で約1時間とアクセスも良く、小旅行の観光地としても人気です。また近年は、土浦駅から筑波山麓まで180kmに渡るサイクリングロードが整備され、「自転車のまち」としても注目を浴びています。
関東平野の一部にある土浦市は、1年を通して温暖な気候に恵まれています。冬は積雪がほとんどなく、晴れの日が多いのが特徴。夏は蒸し暑く、霞ケ浦の水温も30℃を超えてきます。寒さも暑さも東京と平均気温が1~2℃ほどしか変わらないため、服装は同様のもので出かけられます。

土浦市気温グラフ

満開の桜と鯉のぼりに彩られた春の「亀城公園」
満開の桜と鯉のぼりに彩られた春の「亀城公園」

3月の平均気温は8.1℃。北西風「筑波おろし」が吹く上旬はまだ寒くコートが必要ですが、中旬を過ぎれば気温も上昇。市の花でもある桜が開花する下旬には最高気温が20℃を超える日もあります。
土浦駅から筑波山麓まで続く「つくば霞ヶ浦りんりんロード」沿いの新川堤や桜川堤、「亀城公園」などの桜の名所が満開になるのは4月上旬。霞ヶ浦総合公園の3万本のチューリップも開花し、町全体が一気に華やぎます。日中は平均で15℃以上あり、ポカポカ陽気の中お花見が楽しめます。ただし、夜は冷え込むのでコートやストールの準備を。
5月の平均気温は約18℃。天候も良くお出かけには最適です。この時期は「朝日峠展望公園」のツツジが見頃。最高気温も25℃前後まで上がり、日中は半袖で過ごせます。

筑波山をバックに映える「帆引き船」
筑波山をバックに映える「帆引き船」

6月上旬、梅雨に入るとバス釣りの聖地・霞ヶ浦は産卵を終えたバスを狙い、釣り人でにぎわいます。平均気温が20℃を下回る6月の雨の日は肌寒いため、湖周辺に出かける際は雨・風を防ぐ上着を用意しましょう。日本一のレンコン生産量を誇る土浦では、6月下旬からハスの花が開花。7月下旬に最盛期を迎える頃には最高平均気温は30℃以上に。この暑さは8月末まで続きます。市街地や湖では強い日差しが照り返すため、日焼け対策は必須。熱中症対策も万全に行いましょう。
7月下旬から10月上旬まで、霞ヶ浦では週末になると夏の風物詩「帆引き船」が操業。明治時代の漁業で活躍した船を復活したもので、大きな帆をなびかせ湖上を進む爽やかな風景を堪能できます。

土浦市の秋の名イベント「土浦全国花火競技会」
土浦市の秋の名イベント「土浦全国花火競技会」

残暑が厳しい9月。中旬まで最高気温は連日30℃を超え、まだまだ半袖で過せます。お彼岸を過ぎると平均気温は20℃前後まで下がり、涼しく感じるように。服装も長袖が主流となります。
土浦市最大のイベントであり日本三大花火大会の一つ「土浦全国花火競技会」が行われる10月の平均気温は17.6℃。花火見物に行く場合は、長袖シャツに厚手のパーカーなどの服装がおすすめ。さらにひざ掛けがあると便利です。下旬には最低平均気温が10℃以下となりコートが必要に。
樹齢1,000年といわれる「西連寺」の大イチョウや朝日峠の「もみじの森」の紅葉の見頃は11月中旬から12月上旬。寒暖の差も大きくなり朝晩で10℃以上の温度差の日も増え、最低気温がマイナスになる日もあります。紅葉狩りにはしっかりと防寒をして出かけましょう。

ハクチョウなどの渡り鳥が飛来する冬の霞ヶ浦
ハクチョウなどの渡り鳥が飛来する冬の霞ヶ浦

ハクチョウやサギ、カワセミにオオタカなど、渡り鳥や珍しい野鳥が霞ヶ浦周辺に集まる土浦市の冬。大勢の方がバードウォッチングに訪れるこの時期の平均気温は、12月が6℃、1月が3.5℃、2月が4.2℃。北西風の「筑波おろし」が吹き降りる日は、体の芯まで冷えるほどの寒さに。出かけるときはダウンコートなどのヘビーアウターを着用し、足元の防寒対策も行いましょう。
早春の2月上旬。市内の旧家や商店に江戸時代から続く鮮やかな「つるし雛」が飾られ、庭や公園では早咲きの梅が満開に。春の訪れが少しずつ感じられるようになり、街歩きを楽しむ足取りも軽くなります。それでも、最低平均気温が-0.5℃とまだまだ冬の気温が続くため防寒は必須。散策途中に土浦名物のレンコン料理やアンコウ鍋などの冬の味覚で体を温めるのもおすすめです。

観光前後のご滞在にもおすすめ。24時間オープン、持ち込みOKのカフェラウンジを備え、チェックアウトもお昼頃のルーズなホテルで、くつろぎのひと時をお過ごしください。

星野リゾート初の自転車を楽しむホテル

サイクルルーム(写真)を含め、客室は3タイプ
サイクルルーム(写真)を含め、客室は3タイプ

東京から特急で最短49分、JR土浦駅直結の日本最大級のサイクリングリゾート「PLAYatreTSUCHIURA」内に位置する自転車を楽しむホテル。自転車を持ち込める「サイクルルーム」もあります。パブリックスペースの「TAMARIBA」には、65インチの大きなスクリーン、計15種類のカードゲームやボードゲーム、絵本や雑誌が並ぶ棚、24時間営業のカフェを備えています。カフェでは、ワインやビールの量り売りもしているので、気軽に利用できます。

星野リゾート BEB5土浦
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