ご当地サポーター
土浦・つくばエリアでおすすめラーメン5選

隠れたラーメン王国として知られる茨城県の中で、県内屈指のラーメン激戦区として最近注目を集めているのが、茨城県南部の土浦・つくばエリアです。ここ15年で、ご当地ラーメンの名店の暖簾分けや、全国区の知名度を誇る地元発の有名店などが続々出店。地元の人はもちろん、県内外からもわざわざ訪れるほどファンが定着している人気店を5件ご紹介します。

茨城県民に愛される味。あんかけスタイルのご当地ラーメン

麺を覆い隠すほど、具だくさんあんかけが決め手の「スタミナラーメン」850円
麺を覆い隠すほど、具だくさんあんかけが決め手の「スタミナラーメン」850円

「スタミナラーメン」は、昭和50年代に誕生し、水戸市などを中心に広まったご当地麺。その味を県南地区にも広めたいという店主の思いから、つくば市に2005年にオープした店です。見るからにボリュームたっぷりの1杯は、鶏ガラ、豚骨、魚介出汁からとったトリプルスープ。上には、レバー、キャベツ、カボチャなどを甘辛の醬油ダレと合わせた、アツアツのあんかけがのります。県外の製麵所から仕入れる特注の中太麺は、2、3日熟成させてから使うため、噛むたびに小麦の甘みが広がります。

本家直系の人気店だが、広い店内なのでゆっくり食事ができる

カウンター席とテーブル席などを設けた広々とした店内。整然として清潔感もあります
カウンター席とテーブル席などを設けた広々とした店内。整然として清潔感もあります

かつて水戸市にあったスタミナラーメン発祥の店の味を受け継いだ「茨城スタミナラーメン 総本家松五郎」で修業し、暖簾分けを許された数少ないお店。昼は行列ができることもありますが、回転が早いため比較的少ない待ち時間で入店できます。

スタミナラーメンと並ぶ、人気メニューが「スタミナ冷やし」。冷水でしめた冷たい麺の上に、スープを入れずに熱々のあんかけをのせた一杯です。冬でも注文する人が多い定番の味。具多め、味玉など、自分好みにアレンジできるのも魅力です。

ご当地サポーターコメント
茨城県のラーメンを語る上で、絶対に外せないスタミナラーメン。具材のユニークさもさることながら、あんかけと合わさる醤油ベースのスープが滋味深く、芯から体が温まります。
スタミナラーメン がむしゃ
  • URLhttps://www.gamusha.com/
  • 住所茨城県つくば市筑穂1-13-2 MAP
  • アクセスJR土浦駅から車で約25分
  • 営業時間11:30~14:30(L.O.14:20)、17:30~21:00(L.O.20:50)
    ※夜はスープがなくなり次第終了
  • 定休日日曜(月2回連休あり)、 夏季・冬季休暇あり
  • TEL029-864-3864
  • 駐車場無料

丸鶏を10時間以上炊いて作る白湯スープが決め手の1杯

鶏の旨みと風味が凝縮された「鶏白湯(しょうゆ)」850円
鶏の旨みと風味が凝縮された「鶏白湯(しょうゆ)」850円

鶏出汁の名店として知られ、10時間以上かけて鶏ガラを炊き上げて作る白湯スープが自慢です。「鶏白湯(しょうゆ)」は、白湯スープに、地元の老舗醤油醸造所「柴沼醤油」の醤油と、昆布とシイタケからとった出汁を加え醤油ダレを合わせたラーメン。雑味のないまろやかな味わいで、ツルツル食感の平打ち麺とも相性抜群。トッピングの低温ローストした真っ赤なトマトやシャキシャキの水菜、さらに豚バラ、豚ロース、鶏ムネの3種類からお好みで2枚を選べる自家製チャーシューも魅力です。

店主は日本ロック界のカリスマ・氷室京介の大ファン。店内にはライブ映像が流れる

黒を基調とした、シックな店内。カウンター席とテーブル席がある
黒を基調とした、シックな店内。カウンター席とテーブル席がある

茨城県の魚介豚骨つけ麺の先駆け的存在である「つけめん・らーめん活龍」で、約4年半修業した店主が独立して、2014年に開店。伝説のバンド「BOØWY(ボーイ)」のボーカル・氷室京介の大ファンということで、店構えも店内もシックな黒で統一されています。店内に置かれたモニター画面は氷室京介のライブ映像が流れ、貴重なグッズも展示されているので、ラーメンを待っている間も楽しく過ごせます。あっさり系がお好みなら、研ぎ澄まされた鶏の旨みを感じられる「中華そば」も人気です。

ご当地サポーターコメント
見た目より繊細な味わいのラーメン。自家製チャーシューも絶品で、おすすめはやわらかくてヘルシーな鶏ムネです。
麺屋 京介(めんやきょうすけ)
  • URLhttps://twitter.com/11k_ta11?lang=ja
  • 住所茨城県土浦市大畑837-1 MAP
  • アクセスJR土浦駅から車で約18分
  • 営業時間11:30~14:30、18:00~21:00
    ※夜は材料がなくなり次第終了
  • 定休日月曜の夜、火曜
  • TEL029-896-8169
  • 駐車場無料

霞ヶ浦産の川エビをふんだんに使ったつけ麺

川エビ(スジエビ)のおいしさを閉じ込めたつけ汁がたまらない「天然・川エビつけ麺」890円
川エビ(スジエビ)のおいしさを閉じ込めたつけ汁がたまらない「天然・川エビつけ麺」890円

天然川エビの水揚げ量日本一を誇るのが霞ヶ浦。しかし、地元で天然川エビを使ったグルメがあまりなく、地元の新たな名物となるラーメンを作ろうと、約4年を費やして「天然・川エビつけ麺」は誕生しました。鶏白湯ベースに、漁師から仕入れる川エビと香味野菜を圧力釜で煮込んだ川エビエキスと、地元の醤油を合わせることで、風味豊かな川エビの香りとコクがダイレクトに感じられるスープに。北海道産小麦を100%使用したコシの強い太麺が、川エビスープに絡みます。

地元の人に愛されるお店は、お持ち帰りセットも人気

昔ながらの店構えで、店内にはカウンター席とボックス席がある
昔ながらの店構えで、店内にはカウンター席とボックス席がある

霞ヶ浦に流入する桜川に架かる水郷橋のたもとにあり、創業から20年以上。地域に根差したお店として、地元の人たちに愛されています。店内はカウンター席の他、仕切りで区切られたボックス席が多数並び、周囲を気にせず食事が楽しめます。つけ麺のほかに、鶏白湯、チャーシュー麺、担々麵など、幅広いメニューが揃っているのも魅力のひとつ。また、スープと麺がセットになった、お持ち帰りセット「天然・川エビつけ麺」は、お土産にピッタリです。

ご当地サポーターコメント
元プロバス釣り師のご主人こだわりの「天然・川エビつけ麺」は絶品です。サイクリスト割で、自転車で行くと100円割引にしてくれます。
土浦ラーメン(つちうらラーメン)
  • URLhttps://ramen-restaurant-2069.business.site/
  • 住所茨城県土浦市蓮河原新町1-33 マヤビル101 MAP
  • アクセスJR土浦駅から徒歩で約11分
  • 営業時間11:00~15:00(L.O.14:00)、18:00~22:00(L.O.21:00)
  • 定休日月曜
  • TEL029-811-6861
  • 駐車場無料(4台)

製麵所に併設した試食部で、打ちたてのラーメンを

店名を冠した「松屋麺」800円。スープも麺も日替わりで提供される
店名を冠した「松屋麺」800円。スープも麺も日替わりで提供される

筑波山麓・筑波山神社参道の入り口にある製麺所。麺には地粉の「ユメシホウ」をはじめ、国産小麦と水、塩、かんすいのみを使用。うどんなどを打つ時に使うプレス機を用いて製麺することで、強いコシとツルツルの食感を同時にかなえる、こだわりの多加水生麺に仕上げます。主力は製麵所ですが、店内の一角に「試食部」があり、ここではイートインが可能。「松屋麺」は、魚介出汁ベースの日替わりスープに、自慢の麺を浮かべ、チャーシュー、メンマなどをトッピングしたオーソドックスな一杯です。

大正時代築のお土産店をリノベーションした、趣深い空間

物販スペースの奥に、カウンター7席だけの小さな試食部がある。高く積まれた小麦粉の袋も印象的
物販スペースの奥に、カウンター7席だけの小さな試食部がある。高く積まれた小麦粉の袋も印象的

お店は、数十年前までお土産店として使われていた大正時代築の建物を再利用。当時の面影を残すために、梁や土壁などをできるだけそのまま活かしてリノベーションしました。物販スペースには、太さの異なる生麺や縮れ麺をはじめ、醤油や塩、味噌などのスープとセットになったお土産セットも多数販売しています。配送も行っているので、自宅に送って家で存分に味わうもよし。3日目以降は日数が経つにつれ熟成が進み、しっかりとしたコシが生まれてくるので、味わいや食感の違いが楽しめます。

ご当地サポーターコメント
筑波山の登山客も立ち寄る1軒です。「朝ラー」にもピッタリなあっさり系。大変人気なので、昼過ぎには試食部が終了している場合があるので、午前中に訪れることをおすすめします。
松屋製麵所(まつやせいめんじょ)
  • URLhttps://matsuyaseimenjo.co.jp/
  • 住所茨城県つくば市沼田300番地 MAP
  • アクセスJR土浦駅から車で約35分
  • バスアクセス・つくば北部シャトル(つくばセンター-筑波山口)終点
    ・筑波土浦線(土浦駅-筑波山口)終点下車 徒歩すぐ
  • 営業時間7:00~17:00 ※試食部は、スープがなくなり次第終了
  • 定休日水曜
  • TEL029-896-5298
  • 駐車場無料(4台)

クリーミーなつけ汁と自家製麺極太麺の絶妙なバランス

つけ汁と麺をとことん楽しめる「龍介つけ蕎麦」950円 。トッピングもチャーシュー、メンマ、ノリとシンプル
つけ汁と麺をとことん楽しめる「龍介つけ蕎麦」950円 。トッピングもチャーシュー、メンマ、ノリとシンプル

2012年の開店以来、行列が絶えないつけ麺の名店。「龍介つけ蕎麦」は、1杯あたり約5羽分の鶏を使用して煮込んだ白湯スープに、魚介ベース出汁をブレンドしたつけ汁が自慢。ポタージュスープのような濃厚こってり系ながら、アクセントにユズを加えることですっきりとした口当たりに仕上げています。麺は、国産小麦粉を使用した自家製の極太麺。小麦の風味が強く、濃厚なスープに負けない麺で、バランスが見事です。締めに提供される和風スープ割りで、最後の1滴まで鶏の旨みを味わえます。

プロデュースした店も多く、今や全国区の知名度を誇る

赤いイスが目をひくテーブル席の他、広めのテーブル席も。厨房を囲むように客席が配された開放的な店内
赤いイスが目をひくテーブル席の他、広めのテーブル席も。厨房を囲むように客席が配された開放的な店内

日本最大級のラーメン専門クチコミサイトの鶏白湯部門で、全国1位に輝いた人気店。知名度も全国区です。「つけそば」、「純とりそば」などのレギュラーメニューのほか、限定メニューも続々登場し、訪れるたびに新しい味が楽しめます。スタイリッシュな店内も居心地抜群。土浦駅前の「土浦麺処 龍乃舞」をはじめ、「特級鶏蕎麦 龍介」がプロデュースするラーメン店もどんどん増えており、つくば・土浦エリアのラーメン人気を牽引する店として、外せない1軒です。

ご当地サポーターコメント
辛いのが好きな方は、「辛つけ蕎麦」がおすすめです。つけ汁はどれも濃厚でパンチがありますが、一度食べたら忘れられない味です。今後、自転車ラックの設置を予定しており、サイクリストも立ち寄りやすいお店を目指すそうです。
特級鶏蕎麦 龍介(とっきゅうとりそばりゅうすけ)
  • URLhttp://junkie1131.webcrow.jp/ryusuke/
  • 住所茨城県土浦市永国848-5 MAP
  • アクセスJR土浦駅から車で約8分
  • 営業時間11:30~14:30 、18:00~22:00
    ※麺、スープがなくなり次第終了
  • 定休日木曜
  • TEL029-823-7945
  • 駐車場無料
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。