ご当地サポーター
【2024年版】秋の茨城県をめぐる紅葉スポット9選

歴史と芸術、最新の科学技術が鮮やかに共生する茨城県。山や海と街の距離も近く、多様な文化に彩られた茨城には、その場所の歴史を感じられるスポットから、体を動かしリフレッシュできる場所まで盛りだくさん。街歩きの途中で気軽に訪れたい公園や少し足を延ばして見たい景色まで、茨城の秋の絶景スポットをご紹介します。

万葉集にも歌われた雄大な風景を体感する

山頂からはつくば市が一望できる。天気が良ければ東京スカイツリーや富士山を望むことも
山頂からはつくば市が一望できる。天気が良ければ東京スカイツリーや富士山を望むことも

関東平野にそびえる雄大な姿は万葉集にも歌われ、人々に親しまれてきた山。10月下旬には頂上から順に木々が紅葉し、11月に見頃を迎えます。

中腹にある「筑波山神社」は筑波山そのものを御神体として祀り、古代からの信仰を今に伝える歴史ある神社。すぐそばの「宮脇駅」からケーブルカーを利用すれば、車窓から見事な紅葉を眺めつつ山頂まで約8分でアクセス可能です。他にも、ロープウェイや複数の登山コースもあるので、目的や体力に合わせて気軽に山頂までの道のりを楽しむことができます。

【紅葉見頃】例年11月上旬~下旬
【木の種類】ツタ、ナラ、ヤマウルシ、モミジなど

ご当地サポーターコメント
筑波山には男体山と女体山の2つの峰があります。麓からはそれぞれ、男体山にはケーブルカー、女体山にはロープウェイが続いています。登山の後に日帰りできる温泉もあるので、汗を流して帰るのもおすすめです。
筑波山
  • URLhttps://www.ibarakiguide.jp/spot.php?mode=detail&code=752
  • 住所茨城県つくば市筑波1 MAP
  • アクセスJR土浦駅より車で約43分(筑波山ケーブルカー宮脇駅付近)
  • 営業時間筑波山ケーブルカー 平日9:20~16:40、土・日・祝日9:00~17:20
    ※多客時には臨時運行あり
  • 定休日筑波山ケーブルカー 不定休(冬期にメンテナンス休の場合あり)
  • 入場料筑波山ケーブルカー 大人/片道590円、往復1,070円
    子ども/片道300円、往復540円(6歳未満は無料)
  • TEL029-866-0611(筑波観光鉄道株式会社)
  • 駐車場有料
  • メモケーブルカー・ロープウェイの運行時間と料金は筑波観光鉄道株式会社のHPで要確認(https://www.mt-tsukuba.com/

学園都市で親しまれるイチョウ並木

商業施設が立ち並ぶエリアからも程近く、家族連れや若者たちで賑わう市民の憩いのスポット
商業施設が立ち並ぶエリアからも程近く、家族連れや若者たちで賑わう市民の憩いのスポット

1985年(昭和60年)に開催された「科学万博つくば’85」の跡地を整備して作られた公園。園内は開放的でゆっくりと過ごすのにも十分な広さです。広場を囲むイチョウは例年11月中旬には黄葉を迎え、黄金色の並木道を満喫しようと早朝から散歩やランニングを楽しむ人の姿も見られます。

公園のシンボルは「科学の門」。見る方向によって、エジソン、アルキメデス、ニュートン、ガリレオの4人の科学者たちの顔が門の中央に浮かび上がります。銀色に輝く門に映る木々の様子もあわせてチェックしてみてください。

【紅葉見頃】例年11月中旬~下旬
【木の種類】イチョウなど

ご当地サポーターコメント
園内には広い芝生広場や池、アヤメ園、全天候型のテニスコートなどがあります。お弁当や遊具などを持って行って、ゆっくり過ごすのもおすすめです。
科学万博記念公園
  • URLhttps://www.ibarakiguide.jp/spot.php?mode=detail&code=838
  • 住所茨城県つくば市御幸が丘6 MAP
  • アクセスつくばエクスプレス 万博記念公園駅から徒歩で約20分
  • バスアクセスつくばエクスプレス 万博記念公園駅からバス乗車「科学万博記念公園」下車
  • TEL029-856-1005(つくば市公園施設課)
  • 駐車場無料

都市のオアシスで秋の色づきを感じる

ベンチに座れば、イチョウ並木の下で黄色の絨毯をゆっくり満喫することができる
ベンチに座れば、イチョウ並木の下で黄色の絨毯をゆっくり満喫することができる

20haの広さを有する総合公園。園内中央の洞峰沼のまわりは特に緑が豊かで、季節ごとに木々が様々な表情を見せます。秋には、公園の入り口から洞峰沼へと続く黄金色のイチョウ並木が訪れる人を迎え、園内各所で赤く色づく紅葉との美しいコントラストを楽しみながら、広場でピクニックも可能。

また、広い園内にはフィールドアスレチックやコンビネーション遊具のある冒険広場、屋内温水プールなどのスポーツ施設もあり、季節を問わず1日過ごすことができます。

【紅葉見頃】例年11月中旬~下旬
【木の種類】イチョウ、モミジなど

ご当地サポーターコメント
洞峰沼を中心に柔らかなゴムチップウレタンで舗装された3つのウォーキング・ジョギングコースが整備されています。それぞれ長さやルートが異なるので散策時間に合わせて選ぶことができます。
洞峰公園
  • URLhttps://www.doho-park.com/
  • 住所茨城県つくば市二の宮2-20 MAP
  • アクセスつくばエクスプレス つくば駅から車で約9分
  • バスアクセスつくばエクスプレス つくば駅からバス乗車、「洞峰公園」下車すぐ
  • 定休日公園内有料施設は毎月第1水曜(祝日の場合は翌週休み)、12月31日、1月1日
  • TEL029-852-1432
  • 駐車場有料
  • メモ公園内の施設利用時間や料金についてはHPで要確認

一面のイチョウの絨毯を歩きながら歴史に想いを馳せる

ライトアップで夜空に浮かび上がるイチョウは、昼に見るイチョウ並木とは違った趣がある
ライトアップで夜空に浮かび上がるイチョウは、昼に見るイチョウ並木とは違った趣がある

茨城県の歴史を伝える博物館と文書館の機能を併せ持つ歴史館。一橋徳川家に関する資料や美術品も多数収蔵されており、貴重な資料の一部が公開されています。

秋には本館へと続く約60本のイチョウ並木が美しく黄葉し、一面黄色の絨毯に彩られます。例年11月には各種イベントとライトアップがされる「歴史館いちょうまつり」が開催されます。ライトによって照らし出されたイチョウは幻想的で写真撮影を楽しむ人も多く訪れます。

【紅葉見頃】例年11月上旬~中旬
【木の種類】イチョウなど

▼歴史館いちょうまつり
期間:2024年11月2日(土)~24日(日)

ご当地サポーターコメント
すぐ近くには、日本三名園のひとつ「偕楽園」があります。開園以来の正門「偕楽園表門」までは、県立歴史館から歩いて数分の距離ですので、あわせて足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
茨城県立歴史館
  • URLhttps://rekishikan-ibk.jp
  • 住所茨城県水戸市緑町2-1-15 MAP
  • アクセスJR水戸駅から車で約7分
  • バスアクセスJR水戸駅からバス乗車、「歴史館偕楽園入口」下車徒歩約2分
  • 営業時間庭園開園時間 2月20日~9月30日 6:00~19:00、10月1日~2月19日 7:00~18:00
    本館 9:30~17:00(入館は16:30まで)
  • 定休日月曜(月曜が祝日の場合は会館、翌日休み)
  • 入場料庭園無料、本館展示有料(詳しくはHPで要確認)
  • TEL029-225-4425
  • 駐車場無料

伝統が彩る庭園と鮮やかなモミジの谷

偕楽園は「民と偕(とも)に楽しむ場」という由来通り、江戸時代より領民に開放され親しまれてきた大名庭園
偕楽園は「民と偕(とも)に楽しむ場」という由来通り、江戸時代より領民に開放され親しまれてきた大名庭園

1842(天保13)年に藩主徳川斉昭により造られた庭園。高台に建つ「好文亭」からは、庭園内だけでなく千波湖畔のモミジやカエデ、イチョウが色づく様も見渡すことができます。好文亭のある本園から園の拡張部へ歩みを進めたところにある「もみじ谷」の真っ赤な紅葉も見事。例年11月中旬から下旬にはライトアップも行われています。

もみじ谷へは、吐玉泉出口から園を抜け歩道橋を渡って「徳川博物館通り」から入ります。水戸駅からバスに乗車し「桜山」で下車すれば、もみじ谷に直接アクセスが可能です。

【紅葉見頃】例年11月上旬~下旬
【木の種類】モミジ、カエデなど

ご当地サポーターコメント
偕楽園から見下ろす景色はもちろんのこと、隣接する「千波湖」から見上げる偕楽園の紅葉も一見の価値あり。時間があれば、千波湖畔を散策しながら夕日に染まる好文亭の姿もご覧ください。
偕楽園
  • URLhttps://ibaraki-kairakuen.jp
  • 住所茨城県水戸市常磐町1-3-3 MAP
  • アクセスJR水戸駅から車で約10分
  • バスアクセスJR水戸駅からバス乗車、「歴史館・偕楽園入口」下車徒歩約7分
  • 営業時間2月中旬~9月30日 6:00~19:00、10月1日~2月中旬 7:00~18:00
  • 定休日無休
  • 入場料大人300円、小中学生150円
  • TEL029-244-5454
  • 駐車場無料、有料
  • メモ「好文亭」の利用時間や最寄りバス停、入り口についての詳細はHPで要確認

タイムスリップしたような景色の中で眺める紅葉

表門を潜り進むと、江戸時代を偲ばせる総茅葺きの重厚な主屋と色づいた紅葉が出迎えてくれる
表門を潜り進むと、江戸時代を偲ばせる総茅葺きの重厚な主屋と色づいた紅葉が出迎えてくれる

地元では「だいじん屋敷」とも呼ばれている豪農のお屋敷。1haに及ぶ敷地には、19世紀中頃の姿に復元された主屋と、大正時代に改築された書院、当時を再現した見事な庭園や竹林があり、まるでタイムスリップしたかのような気分になります。

主屋の西側に建つ書院「月波楼」の2階からは、紅葉シーズンに赤く彩られる庭園をゆっくりと見下ろすことができます。大正時代当時のガラス戸越しにみる景色はまた一味違った印象です。なお、主屋と表門、附塀は、国指定の重要文化財にも登録されています。

【紅葉見頃】例年11月上旬~11月下旬
【木の種類】モミジ、ドウダンツツジ、イチョウなど

ご当地サポーターコメント
ドラマやCM、映画のロケ地としても知られている坂野家住宅。主屋や書院のほか、敷地内の竹林も時代劇でたびたび使用される有名な撮影スポットです。
水海道風土博物館 坂野家住宅
  • URLhttps://www.ibarakiguide.jp/spot.php?mode=detail&code=534
  • 住所茨城県常総市大生郷町2037 MAP
  • アクセス関東鉄道 水海道駅 から車で約10分
  • 営業時間4~10月 9:00~18:00(受付17:00まで)、11~3月 9:00~17:00(受付16:00まで)
  • 定休日月曜(月曜が祝日の場合は開館、翌日休み)、年末年始
  • 入場料一般300円、小・中・高校生100円
  • TEL0297-24-2131
  • 駐車場無料

色づく山の景色を映す水鏡

秋には公園全体が色づき、湖には色とりどりの木々が映る
秋には公園全体が色づき、湖には色とりどりの木々が映る

広葉樹林に覆われ11月には公園全体が赤とオレンジ色に染まる公園。園内の白鳥湖は茨城県観光百選にも選ばれている景勝地で、水面に映し出される紅葉と青空のコントラストを楽しむことができます。

すぐそばの遊歩道は一周25分ほどで気軽な散策にぴったり。展望台から市内の紅葉を眺めるほか、北山公園の名物でもある全長161mの「ローラーすべり台」で、鮮やかに色づいた木立の中を駆け抜けるのも、笠間市での紅葉の楽しみ方のひとつです。

【紅葉見頃】例年11月上旬~11月下旬
【木の種類】モミジ、カエデなど

ご当地サポーターコメント
麓から公園の中心部へは坂道が続くため、体力に不安がある方や時間がない場合は車でのアクセスがおすすめです。車窓からも駐車場まで続くモミジやカエデに彩られた風景を堪能することができます。
北山公園
  • URLhttps://kitayama.kasama-park.net/
  • 住所茨城県笠間市平町1416-1 MAP
  • アクセスJR友部駅から車で約10分
  • バスアクセスJR友部駅から「かさま観光周遊バス」乗車、「北山公園入口」下車徒歩約20分
  • 営業時間4~9月 9:00~18:00、11~2月 9:00~16:00、3•10月 9:00~16:00
  • TEL0296-78-3911(北山公園管理事務所)
  • 駐車場無料

笠間城の麓で城下町を見守る公園

時鐘楼と大石内蔵助の像があり、江戸時代にはこの場所が政治の中心地のすぐそばであったことをうかがわせる
時鐘楼と大石内蔵助の像があり、江戸時代にはこの場所が政治の中心地のすぐそばであったことをうかがわせる

笠間稲荷神社のある市街地にも近い、佐白山の麓にある公園。元は笠間藩の下屋敷のあった場所で、市指定文化財の「時鐘楼」が当時を偲ばせます。足を踏み入れると歴史ある場所にふさわしい、太い幹に見事な枝をつけたイチョウやモミジたちが堂々とした姿で佇んでいます。

公園からは佐白山山頂へ続くハイキングコースも整備され、山頂近くにある旧笠間城址まで足を延ばすことも可能。歴史に想いを馳せながら紅葉狩りを楽しむことができます。

【紅葉見頃】例年11月上旬~11月下旬
【木の種類】モミジ、イチョウなど

ご当地サポーターコメント
日本三大稲荷にも数えられる「笠間稲荷神社」へは歩いて15分ほど。神社前の通りには飲食店も多数あるので参拝や街歩きも楽しんでみてください。
佐白山麓公園
  • URLhttps://www.kasama-kankou.jp/section.php?code=498
  • 住所茨城県笠間市笠間1015-2 MAP
  • アクセスJR笠間駅から車で約5分
  • バスアクセスJR友部駅から「かさま観光周遊バス」乗車、「日動美術館」下車徒歩約1分
  • TEL0296-72-9222(笠間観光協会)
  • 駐車場無料

樹齢1000年超の大イチョウがもつ圧倒の風格

西蓮寺の2本の大イチョウは県の天然記念物にも指定されている
西蓮寺の2本の大イチョウは県の天然記念物にも指定されている

歴史は8世紀まで遡り、782(延暦元)年に創建されたと伝わっている古刹。駐車場から国指定重要文化財の仁王門をくぐって奥へ進むと、樹齢1000年を超える2本のイチョウが穏やかに並んで出迎えてくれます。

「西蓮寺の大イチョウ」の名で愛されているこのイチョウたちは、西蓮寺の開祖・最仙上人自らが植えたとされ、秋には、それぞれ6m、8mを超える見事な幹に葉が茂り、あたり一面を美しい黄色に染め上げます。下から見上げる大イチョウの静かな迫力に圧倒されるスポットです。

【紅葉見頃】例年11月下旬~12月上旬
【木の種類】イチョウなど

ご当地サポーターコメント
行方市は、日本で2番目に大きな湖「霞ヶ浦」に隣接する市のひとつ。霞ヶ浦にかかる全長1,015mの「霞ヶ浦大橋」はドライブコースとして人気があります。
西蓮寺
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