1908年に竣工した、旧奈良監獄。
その歴史的建築を活用した「奈良監獄ミュージアム」の企画・展示づくりは、グラフィックデザイナー・佐藤 卓氏と、ミュゼオグラファー・Adrien Gardère氏の協働によって進められました。
2026年4月、開館を間近に控え、Adrien Gardère氏が来日。
展示の最終確認を終えた二人が、この場所で過ごした約2年間を振り返ります。
ミュージアムへの所感から始まり、協働のなかで感じていたことや背景にあった思想、そしてこれからのミュージアムのあり方について語り合います。

東京藝術大学デザイン科卒業、同大学院修了。「ロッテ キシリトールガム」「明治おいしい牛乳」のパッケージデザインをはじめ、ポスターなどのグラフィック、商品や施設のブランディングを中心に活動。NHK Eテレ「デザインあ」の綜合演出のほか、展覧会なども多数企画。21_21 DESIGN SIGHT館長、京都芸術大学学長。奈良監獄ミュージアムでは、アートディレクターとして、展示だけでなくロゴやスタッフユニフォーム、ショップ販売グッズのデザインなどに幅広く関わる。

アドリアン・ガルデールさんは、展示デザイナーの世界的第一人者として、フランスで「Studio Adrien Gardère」を主宰。これまでに、ルーブル美術館ランス別館、トロントのアガ・カーン美術館などでの展示監修の実績を持つ。日本では、2024年に水戸芸術館で開催された「須藤玲子:NUNOの布づくり」の展示に関わる。今回のプロジェクトでは、ミュージオグラフィスーパーバイザー(Museography Supervisor=展示監修者)として、アートディレクターの佐藤卓さんとタッグを組み、ミュージアムの基本コンセプトや展示構成を監修した。



