金沢観光はバスがお得で快適!利用方法とポイントを知っておこう
写真提供:北陸鉄道
城下町ならではの細い路地や袋小路が数多く残る金沢。いろんな発見を楽しめるそぞろ歩きには魅力的な反面、初めての観光では迷ってしまう場合も。「兼六園」や「金沢21世紀美術館」、「近江町市場」に「ひがし茶屋街」など、主な観光名所は金沢駅から3km圏内、各名所までは徒歩約15分~30分の距離にありますが、効率良く巡るならバスがおすすめ。「北鉄バス1日フリー乗車券」(500円)をうまく活用すると、主な名所を1日で観光できます。
<バスが縦横に走る金沢市内>
金沢市内を巡るときは、運行本数が多いバスがとても便利です。市民の足でもあるバスは市内を網羅し、「武蔵ヶ辻」や「香林坊」、「片町」などの市内中心地を通る路線バスは5分間隔で経由しています。しかし、行先名が数多く路線が複雑なため、観光で訪れる方には「観光周遊バス」や「コミュニティバス」がおすすめ。主な観光名所を巡るなら観光周遊バス、観光地の中間地点にある場所や中心部から少し離れた場所に行くならコミュニティバスが便利です。
1城下まち金沢周遊バス
便利でお得な観光周遊バス
金沢市内の観光名所を巡るときに便利なのが「城下まち金沢周遊バス」です。8時30分~18時の間、金沢駅から15分間隔で名所を循環。各バス停は観光地まで徒歩5分以内の場所にあります。
バス停間は約3分。例えば「ひがし茶屋街」から「兼六園」までの間でバス停はわずか2つ、約6分で到着できます。1度の乗車料金は200円(子ども100円)ですが、「北鉄バス1日フリー乗車券」を購入すれば、1日乗り放題で500円(子ども250円)。お財布にも優しい金沢観光を満喫できます。
目的地に合わせて左・右ルートを活用
「城下まち金沢周遊バス」には、左回りルートと右回りルートが運行されています。金沢駅を起点に左回りルートは、「近江町市場方面に向かい、兼六園、ひがし茶屋街、金沢駅」の順で13カ所を巡る緑色のバス。右回りルートはその逆で「ひがし茶屋街方面に向かい、兼六園、近江町市場、金沢駅」の順で15カ所を巡る赤色のバスです。
バスのマップが金沢駅などにある販売窓口で入手できるので、現在地から目的地までのルートを確認しながら、乗車すると便利です。
2兼六園シャトル
目的地までの乗車時間を短縮
金沢駅から「兼六園」までを往復するシャトルバス。途中で停車するバス停は「近江町市場・尾山神社・香林坊・21世紀美術館・県立美術館」のみ。金沢駅から市内中心部に位置する観光名所を訪れる場合には、乗車時間の短縮にもなりおすすめです。
9時30分~17時50分まで20分間隔で運行し、乗車料金は200円(子ども100円)。「北鉄バス1日フリー乗車券」(500円、子ども250円)を購入すれば、「兼六シャトル」「城下まち金沢周遊バス」が乗り放題です。
3金沢ふらっとバス
穴場スポット巡りには、住宅街や公共施設を循環するバスを利用
観光名所から少し距離のあるお店や犀川(さいがわ)・浅野川沿いにあるレストランなどに立ち寄る場合は、路線バス同様、地元の方がよく利用するコミュニティバス「金沢ふらっとバス」がおすすめです。
ルートは、金沢駅周辺を運行する「此花(このはな)ルート」、主要スポットの武蔵ヶ辻・近江町市場を通る「長町ルート」と「材木ルート」、香林坊が起点の「菊川ルート」の4つがあります。また、各ルートへの乗り継ぎポイントが4つあり(HP参照)、うまく乗り換えを行えば金沢の主要名所を巡ることもできます。バスは1回100円で乗車でき、各15分間隔で運行しています。
※「金沢ふらっとバス」の乗車には「北鉄バス1日フリー乗車券」を使用できませんのでご注意ください。