【2025年版】八ヶ岳・清里・小淵沢エリアでおすすめの桜の名所5選

八ヶ岳連峰や甲斐駒ヶ岳など、山々に囲まれた八ヶ岳・清里・小淵沢エリアには、大自然のパノラマを背景に楽しめるお花見スポットが数多く点在します。中でも、樹齢2000年近い巨木や思わず撮影したくなるフォトジェニックな1本桜などは必見。見頃の時期や祭り情報などとともに、おすすめの桜の名所をご紹介します。
1山高神代桜(やまたかじんだいざくら)
威風堂々と咲き誇る姿は、一見の価値あり

日本五大桜は、国の天然記念物に指定された5本の桜。山高神代桜はそのうちの1本で、樹齢はおよそ1800年から2000年と推定されています。比較的長寿といわれるエドヒガンの中でも群をぬく老木ですが、満開の姿は迫力たっぷり。生命力にあふれ、神々しいまでの美しさとパワーを放っています。
あたりには約30本のソメイヨシノや同じ頃に咲く8万本ほどのラッパスイセンも見られ、バックにそびえる南アルプスとのコントラストが鮮やかです。
【開花時期】例年3月下旬
【見頃】例年4月上旬
2わに塚のサクラ
残雪の山々をバックに映える、フォトジェニックな一本桜

田園エリアに、ぽっかりと立つエドヒガンの一本桜。数々の雑誌や映画のロケ地になってきた知る人ぞ知る桜で、絵本の1ページを思わせるメルヘンチックな光景に惹かれ、満開時にはたくさんの写真マニアも訪れます。4月上旬から中旬の晴れた日には八ヶ岳や茅ヶ岳(かやがたけ)とコラボレーションした景色がおすすめな他、ライトアップされた夜桜も必見。神秘的なオーラを放ち、昼のイメージとは一転した姿で人々をとりこにします。
【開花時期】例年3月下旬~4月上旬
【見頃】例年4月上旬~4月中旬
▼ライトアップ
日時:桜の開花日から5日後~10日間 18:30~20:30頃
詳細は、HPをご確認ください。
3眞原(さねはら)桜並木
南アルプスを遠くに望みながら、桜のトンネルを散策

うららかな牧草地の中を通りぬける、ソメイヨシノの並木道。長さはおよそ750m、道の両脇に咲く約200本の桜は、昭和40年代に土地の繁栄を願って植えられたと伝わっています。今では頭上を覆うほどに枝を伸ばし、4月中旬頃の満開シーズンには見ごとな桜のトンネルをつくります。訪れるなら、早朝がおすすめ。澄んだ空気の中、ファンタジックな景色をたっぷり楽しめます。
並木の西側には70本以上のシダレザクラを集めた「しだれ桜の里」がある他、国指定の天然記念物「山高神代桜」へも3km足らず。見応えのある桜スポットが近いので、セットでめぐるのがおすすめです。
【開花時期】例年4月上旬
【見頃】例年4月中旬
4三代校舎ふれあいの里
ノスタルジックな雰囲気とともに楽しむ花見スポット

明治、大正、昭和に建てられた3つの校舎を利用した体験・商業施設。校庭には約30本のソメイヨシノが植えられており、レトロな校舎をバックに桜を眺められます。ベストショットを狙うなら、漆喰壁の明治校舎とのコンビネーションがおすすめ。3階にある小部屋「太鼓楼(たいころう)」も、南アルプスのパノラマとともに桜を眺められるビューポイントです。
お花見の後は、園内にある施設でランチやショッピングなども楽しめます。
【開花時期】例年4月上旬~4月中旬
【見頃】例年4月中旬~4月下旬
5清春(きよはる)芸術村
駒ケ岳を背景に、アートと桜の美しい競演

美術館やアトリエなど10の芸術施設が集まるアートスポット。庭に植えられた30本のソメイヨシノは、県の天然記念物に指定されています。旧清春小学校の落成記念として生徒たちが植えたもので、樹齢は90年以上。一般的に寿命が60年ほどといわれるソメイヨシノにしてはひじょうに長生きで、中には巨大な台風に倒れた後も花を咲かせ続ける「臥龍桜(がりゅうざくら)」も含まれています。
見頃は例年4月中旬から下旬で、村内に点在する著名な建築家たちがデザインした建物と桜の取りあわせも見どころのひとつです。
【開花時期】例年4月上旬~4月中旬
【見頃】例年4月中旬~4月下旬
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