【2025年版】冬だけの楽しみがいっぱい、帯広・十勝の観光スポット6選
写真:十勝ウィンターリバークルージング
雪が比較的少なく晴れの日が多い帯広・十勝の冬。地元で「十勝ブルー」と呼ばれる広い青空の下には、氷点下の世界が生み出す大自然の造形美、冬ならではの遊びやアクティビティが充実しています。寒くなるほど胸が熱くなる感動のひとときが待っています。
1十勝牧場
ドラマの舞台となった白樺の並木道が一面の銀世界に
「独立行政法人家畜改良センター 十勝牧場」は、畜産技術を活用した牛や馬、めん羊の飼育、飼料作物の改良増殖などを目的とした公的機関ですが、敷地内の一部を観光客に開放しています。
牧場入り口から約1,3km真っすぐに続く白樺の並木道は、NHK朝の連続ドラマ「マッサン」(2014年)などのロケ地として知られる人気スポット。厳冬期には葉を落とした白樺の枝が霧氷で覆われ、白い花が咲いたよう。真っ白な一本道とさえわたる青空のコントラストが美しく、ぜひ写真に収めたい絶景です。
躍動する生命の美しさを実感する「馬追い運動」
十勝牧場では、馬の冬場の運動不足やストレスの解消、春に出産を控えた妊娠馬の難産防止を目的とした「馬追い運動」を毎朝実施しています。1月中旬から2月末までは一般公開も行っており、見学が可能です。大きな農耕馬が雪を蹴散らし、地響きをたてて疾走する姿は迫力満点。躍動する馬体は、見ほれるほどのたくましさと美しさにあふれています。
牧場内の牧草地や施設等は立入禁止です。また、売店やごみ箱はありません。車で見学に行く場合は、車両消毒などの指示に従って見学しましょう。
▼馬追い運動一般公開
日時:1月中旬~2月末 9:30~10:30頃
※天候等により時間の短縮や中止となる場合あり
- 独立行政法人家畜改良センター 十勝牧場
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- https://www.nlbc.go.jp/tokachi/bokujougaiyou/kankouspot/index.html
- 北海道河東郡音更町駒場並木8-1 MAP
- JR帯広駅から車で約30分
- JR帯広駅からバス乗車、「十勝牧場」下車徒歩約7分
- 自由解放
- 0155-44-2131
- 無料
- 駐車場・見学場所が狭いため大人数での馬追い運動の見学は不可
2ジュエリーアイス
厳寒の海が創り出す氷の芸術
太平洋に面した豊頃(とよころ)町・大津海岸で厳冬期だけ見られるのが「ジュエリーアイス」。十勝川の水が氷結し、海に流れ出た後に海岸に打ち寄せる自然現象です。その年の天候にもよりますが、1月中旬から2月下旬頃まで見ることができます。
海水が凍ってできる流氷は白色ですが、ジュエリーアイスは塩分を含まない川水なので、透明度が極めて高いのが特徴。波にもまれて角が取れ、太陽の光を受けて輝く姿はクリスタルにも似た高貴な美しさ。人智を超えた大自然の力を実感させてくれます。
刻々と変化する光彩に息をのむ
朝日のパワーが静かにみなぎっていく夜明け、鮮やかな十勝ブルーの空を映す昼間、黄昏のやわらかな光に包まれる夕暮れ。時間帯によって表情を変えるジュエリーアイスはシャッターチャンスがいっぱい。早朝はー20℃を下回ることもあり、電子機器のバッテリーが急激に消耗することがあります。衣服はもちろんカメラやスマートフォンの保温もお忘れなく。
大津海岸へのアクセスは、帯広からレンタカーを利用するとスムーズ。冬道の運転が不安な方には、帯広発着のバスツアーやタクシーパックもあります。
- ジュエリーアイス
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- https://www.toyokoro-kankoh.com/
- 北海道中川郡豊頃町大津元町地先(大津海岸) MAP
- JR帯広駅から車で約60分
- 015-578-7202(豊頃町観光協会)
- 無料
- ジュエリーアイスツアーは豊頃町観光協会に要確認
3TOKACHI ICE PARK PLUS
地元の人々でにぎわう街中リンクでスケートに挑戦
帯広・十勝はオリンピック選手を多数輩出するスケート王国。そんな土地柄を肌で感じられるのが、街の真ん中に冬の間だけ現れるスケートリンク。足で雪を踏み固め、約10日間水をまいて氷の層を重ねて作る、まさに手作りのリンクです。
みんなで手をつないで滑ったり、難しい回転技に挑戦したり、技量を問わず誰でも夢中になれるのがスケートの面白さ。スケート靴のレンタルもあるので、地元の人に混じってリンクへ滑り出してみましょう。初心者には補助用の手押し椅子も用意されています。
地域に密着した氷上のイベントも多彩
「TOKACHI ICE PARK PLUS」は、地元の人が力を合わせて作る冬限定のコミュニティ。カーリングやアイスホッケー体験、フィギュアスケーターによるパフォーマンスの他、飲食コーナーや各種イベントもあり、街ににぎわいを呼びます。
リンクのすぐそばに様々な飲食店が立ち並んでいるのも、街中のスケートリンクならではの魅力。思いきり遊んだ後には帯広・十勝のグルメを満喫しましょう。
- TOKACHI ICE PARK PLUS
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- https://tokachi-icepark.com/
- 北海道帯広市西2条南11丁目 帯広駅北多目的広場「夢の北広場」 MAP
- JR帯広駅から徒歩約3分
- 2024年12月27日(金)~2025年2月11日(火•祝)の金•土•日曜、祝日、年末年始(12月30日〜1月5日)
金曜17:00〜20:00
土•日曜、祝日、年末年始(12月30日〜1月5日)14:00〜20:00
※天候条件やリンクの状態によって変更の場合あり - スケート・カーリングリンク使用料 無料
スケート靴レンタル 大人1,000円、中学生以下500円
カーリング備品 無料 - 無し(近隣有料駐車場を利用)
4サムライプロデュース「十勝ウィンターリバークルージング」
水鳥の目線で川を進み、自然と一つになる
市街地を流れる川でありながら、冬になるとシベリアなどから飛来するオオハクチョウなどの渡り鳥が多数見られる帯広川。帯広駅から車で10分ほどの岸辺からボートを漕ぎ出し、十勝の大自然を気軽に体感できるアクティビティが人気を集めています。
ボートは水面に近く、水鳥の目線に近い景色を体感できるのが魅力。十勝ブルーの空の下、静かな川を滑るように進みながら、野鳥のさえずりや水鳥の羽音に耳を澄ませる。しばし日常を忘れさせる贅沢な時間です。
幻想的な風景の中、この場所だけの感動に出合う
気温が-15℃を下回る寒い朝には、川霧が湯気のように立ち上る「けあらし」が発生することがあります。さらに水蒸気が木の枝に付着して凍りつき、霧氷(むひょう)が出現。運が良ければ水辺で羽を休めるオオハクチョウの群れに大接近できるチャンスも。さらにクルージング終了後はお土産としてスイーツ王国・十勝で人気のお菓子も用意されています。
「サムライプロデュース」では他にも、豊頃(とよころ)町のジュエリーアイスツアーなど様々なアクティビティプランを実施しています。
- サムライプロデュース
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- https://www.samuraiproduce.com/winterrivercruising
- 北海道帯広市東15条南4丁目1-73地先 エールセンター十勝 ※クルージング集合場所 MAP
- JR帯広駅から車で約10分 ※クルージング集合場所
- 1月1日~3月31日8:00~10:00(集合時間は8:00)
- 1月1日~3日
- 8,000円(保険・体験ガイド料・備品レンタル料を含む)
- 0155-66-4006
- 無料
- 3歳以上
- 3日前までに要予約。催行が決まっている日は前日予約も可
5おとふけ十勝川白鳥まつり「彩凛華®(さいりんか)」
十勝の冬を華やかに彩る光と音のファンタジー
帯広市に隣接する音更(おとふけ)町では、十勝川に飛来するハクチョウにちなんだイルミネーションイベント「おとふけ十勝川白鳥まつり 彩凛華」を毎冬開催しています。夜が訪れると、白い大地に色とりどりの「光の森」が点灯。トライアングルタワーの表布に農業用の保温材を使用しているのは、農業王国・十勝ならではのアイデアです。
冬の澄んだ空気がイルミネーションをくっきりと際立たせ、響き合う光と音が織りなす幻想的な空間は、夢の世界へ迷い込んだようなひとときを演出してくれます。
寒さを生かしたアトラクションやグルメの楽しみも
会場にはロマンチックな「光のトンネル」や「光の動物園」などの他、子どもから大人まで夢中になれる多彩なアトラクションが豊富。特設コースを激走するスノーラフティング、瞬時に凍るシャボン玉作りやスノーキャンドル作りなど、凍てつく寒さを生かした遊びが楽しめます。
体が冷えたらモール温泉の手湯で温まったり、ビニールハウスを利用した暖かい休憩所でほっと一息ついたりすることもできます。ホットドリンクや地元の食材を使った軽食などがメニューに並び、お腹も心も温めてくれます。
- おとふけ十勝川白鳥まつり「彩凛華®(さいりんか)」
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- http://www.tokachigawa.net/event/sairinka.html
- 北海道河東郡音更町十勝川温泉北14丁目(十勝が丘公園) MAP
- JR帯広駅より「十勝川温泉行き」バス乗車、「ガーデンスパ十勝川温泉」下車 徒歩約10分
- 2025年1月25日(土)~2月16日(日)
19:00~21:00 - 中学生以上500円、小学生以下無料
※十勝川温泉(観光協会加盟)宿泊者無料
- 0155-32-6633(音更町十勝川温泉観光協会)
- 無料
- 荒天の日は中止の可能性あり
6天然温泉 アサヒ湯
全国の銭湯ファンを魅了する希少なモール温泉
厳冬期は氷点下の日が続く帯広・十勝エリア。観光地巡りやアクティビティで体が冷えたら、帯広駅にほど近い銭湯「アサヒ湯」へ足を運んでみてはいかがでしょう。
アサヒ湯は1951年(昭和26)年開業。当時は沸かし湯銭湯でしたが、1983年(昭和58年)に温泉を掘削して温泉銭湯に生まれ変わりました。創業者の体調不良などで一時廃業したものの、現オーナーの父が買い取って2007年にリニューアルオープン。地元はもとより道内外の銭湯ファンがわざわざ足を運ぶほどの人気を誇っています。
湯船はもちろん蛇口もシャワーも100%モール温泉
「アサヒ湯」は植物由来の有機物を豊富に含む、世界的にも珍しいモール温泉。アサヒ湯では地下1.2kmから汲み上げるモール温泉を加温・加水・循環なしでそのまま使用。蛇口やシャワーのお湯も100%モール温泉です。琥珀色のお湯はとろりとやわらかく、細かな気泡が肌を包み込み、体も心も優しく解きほぐされていくようです。
道内屈指の名湯を気軽に楽しめる銭湯なので、国内外の観光客にも大人気。地元の人に混じって湯船につかるひとときは、ぬくもりあふれる旅の思い出となるに違いありません。
- 天然温泉 アサヒ湯
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- 北海道帯広市東3条南14丁目19 MAP
- JR帯広駅から徒歩約11分
- 13:00~23:00、朝湯6:00~10:00(日曜のみ)
- 1月1日
- 入浴料 大人490円、子ども140円、幼児70円
- 0155-24-1933
- 無料
- アルカリ性単純温泉