ご当地サポーター
記念日に、普段の日に。軽井沢で行きたいフレンチレストラン8選

軽井沢はかつて外国人宣教師の避暑地として賑わった由来もあり、本格的なフランス料理店がたくさんあります。特別な日にドレスアップして行きたいレストランから、カジュアルに普段使いしたい店まで、旅の目的に合わせて訪れたい個性豊かな軽井沢フレンチをご紹介します。

軽井沢の夏を告げるスペシャリテ「白桃冷製スープ」が人気

毎年7月初旬から9月中旬のみ提供される「白桃冷製スープ」。毎夏これを楽しみに来店する人も
毎年7月初旬から9月中旬のみ提供される「白桃冷製スープ」。毎夏これを楽しみに来店する人も

「エルミタージュ」とはフランス語で隠れ家のこと。その名の通り、軽井沢町長倉の森に包まれた一軒家フレンチレストランです。初代オーナーシェフの田村良雄氏が2017年に引退し、現在は弟子にあたる大塚哲也シェフが繊細な味を受け継いでいます。完全予約制で料理はランチ・ディナーとも1種類のコースのみ。中でもリピーターに支持されているのが夏のスペシャリテ「白桃冷製スープ」。オープン当初からの定番メニューで、クリームベースのスープに白桃の甘みが溶け出す、他では味わえない逸品です。

ソムリエが厳選したワインのペアリングも可能

落ち着いた雰囲気の店内。軽井沢らしい四季の自然を楽しめる窓際のシートも
落ち着いた雰囲気の店内。軽井沢らしい四季の自然を楽しめる窓際のシートも

コースは、アミューズから始まり前菜、魚のメイン、スープ、肉のメイン、デザートと続きます。ここにワインのペアリングを頼むのがおすすめ。ワインのストックは、フランス産を中心に数千本以上あり、もちろんボトルワインをオーダーすることも可能です。
また、毎年10月以降は松茸を贅沢に使ったコースが登場。松茸に合わせて、ワインだけでなく、特別に日本酒のペアリングも頼めるそうです。

ご当地サポーターコメント
2000年オープンで、リピーターの方が多く訪れます。最近は「白桃冷製スープ」がSNSで話題になったそうで、インバウンド観光客にも大人気です。
エルミタージュ・ドゥ・タムラ
  • URLhttps://www.hermitagedetamura.com/
  • 住所長野県北佐久郡軽井沢町長倉820-98 MAP
  • アクセスJR軽井沢駅より車で約10分
  • バスアクセスJR軽井沢駅より西武観光バス「星野温泉トンボの湯」行き乗車約7分、「中学校前」下車徒歩約10分
  • 営業時間ランチ(不定期営業)11:30〜15:00(L.O.13:00)、ディナー17:30〜22:00(L.O.19:00)
  • 定休日不定休(祝日営業、夏期変則、冬季長期休業あり)
  • TEL0267-44-1611
  • 駐車場無料
  • 年齢制限GW、夏季は11歳以下のお子様同伴のご予約はお受けしておりません。
    それ以外の期間はご予約状況によりお受けできる場合がございますのでお問い合わせください。
  • メモ電話かWebサイトで要予約。
鯉。コースの前菜の一例
鯉。コースの前菜の一例

信州らしいメニューでおもてなしをしたいというシェフの思いから、この地域で古くから食されている鯉を年間通して味わうことができるレストラン。締めて間もないさっぱりした味わいの鯉と、熟成させて深みを増した鯉、異なる仕立てを楽しめる鯉の前菜は、シャインマスカット、エルダーフラワーのクリーム、セロリのグレックとともに、鯉のコンソメとハーブオイルを合わせたソースで味わえるおすすめの一品です。

肉汁を閉じ込める繊細な焼き加減

鹿肉のロティ ジュ・ド・シュヴルイユ。コースの肉料理の一例
鹿肉のロティ ジュ・ド・シュヴルイユ。コースの肉料理の一例

ユカワタンの鹿肉料理は、驚くほど柔らかく、臭みのない繊細な味わい。鹿肉の美味しさを十分に味わってもらいたいため、シンプルに仕立てているそう。丁寧にローストした鹿肉に、ソースは軽めのジュ・ド・シュヴルイユ(鹿の骨や筋でとったフォン)を合わせていただく是非お召し上がりいただきたい一品です。

ご当地サポーターコメント
軽井沢の森に佇む、隠れ家のような一軒家レストラン。フランス料理らしい古典的な調理法をベースにしつつ、現代の人達が軽やかに楽しめるひと皿に出逢えます。
ブレストンコート ユカワタン
  • URLhttps://yukawatan.blestoncourt.com/
  • 住所長野県軽井沢町星野 MAP
  • アクセス軽井沢駅からタクシーで約15分
  • 営業時間17:30~(完全予約制。予約は公式サイトにて受付)
  • 定休日不定休
  • 入場料コース27,500円~(税込・サービス料別) ※食材は入荷状況によって変わります。
  • TEL050-5282-2267
  • 駐車場無料(軽井沢ホテルブレストンコート)
暖炉焼きコースの一例。「特選熟成骨付き牛」を選んだ場合は9,950円。
暖炉焼きコースの一例。「特選熟成骨付き牛」を選んだ場合は9,950円。

「オーベルジュ・ド・プリマヴェーラ」の姉妹店。テーブルまでさまざまな肉が運ばれて来るので、種類や大きさを好みや人数によって選び、暖炉で塊のまま焼いてもらうというスタイルが人気です。フランスの食文化として長く受け継がれてきた肉の熟成もオープン当初から続けており、骨付きの牛肉なら約60日熟成で提供。ほかにも、フランスの鴨肉や長野県・飯田の千代幻豚など、シェフ選りすぐりの肉が揃っています。

ご当地サポーターコメント
迫力のある暖炉焼きは、なかなかお目にかかれないもの。焼きあがるまでのわくわくする時間がたまりません!

愛犬と食事ができるテラス席も

薪の量や距離を調節しながら肉に火を通すのは職人技
薪の量や距離を調節しながら肉に火を通すのは職人技

店内はフランスの田舎家のような素朴さ。大皿に盛られた料理を分け合って食べるのがおすすめです。テラス席はペットも同伴可能で、犬用のメニューがあります。
また、ランチメニューでは「前菜ビュッフェ」が好評。暖炉の前にずらりと並んだフランスの惣菜料理からお好みに合わせ、いくらでも取ることができます。

ピレネー
  • URLhttps://www.karuizawa-primavera.jp/pyrenees/
  • 住所長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1181-8 MAP
  • アクセス軽井沢駅から徒歩12分
  • 営業時間12:00~14:30(L.O)、17:30~21:30(L.O)
  • 定休日月・火
  • 入場料ランチ2,400円~、ディナーコース5,300円~
  • TEL0267-41-3339
  • 駐車場無料
天竜川・稚鮎のフリット 望月・古太きゅうりとエストラゴン。ディナーコース前菜の一例
天竜川・稚鮎のフリット 望月・古太きゅうりとエストラゴン。ディナーコース前菜の一例

フレンチをベースにしながらも和のテイストを取り入れた料理が揃う店です。季節感も大切にし、例えば、初夏なら鮎がおすすめ。和食では定番のきゅうりとの組み合わせに、スパイスで軽く香りをつけます。鮎の味わいが深まるオリエンタルな一品です。

シェフはフランス留学後、東京や横浜のフランス料理店に勤め、和食店でも学んできました。軽井沢の著名なフランス料理店で経験を積み、現在の場所で姉妹店の料理長を8年務め、2011年に独立。現店名となりました。

ご当地サポーターコメント
食材の取り合わせなど、遊び心も大切にしている料理は、目も舌も楽しめます。

大きな窓とシックなインテリア

大きな窓がシンボル。夜はライトがつき、幻想的な雰囲気に
大きな窓がシンボル。夜はライトがつき、幻想的な雰囲気に

一見すると無機質な建物の中は天井までの全面窓で、ランチ時間は眩しいほど明るく、夜はライトでしっとりと緑を感じられる開放的な雰囲気。店名に「無彩」とあるように、色彩を控えめにしており、随所に使った天然の素材とともに料理や緑を引き立てています。
信州の生産者やワイナリー、アート作家とも親交を深め、シェフ自身がおいしいと感じるものや美しいと思うもので満たされた空間です。

無彩庵 池田
  • URLhttp://www.musaian.com/
  • 住所長野県北佐久郡軽井沢町長倉1891-50 MAP
  • アクセス信濃追分駅から車で5分
  • 営業時間11:00~13:00L.O.、17:00~20:00L.O.
  • 定休日火曜日(祝日の場合は営業)、冬季休業あり
  • 入場料ランチコース3,300円~、ディナーコース5,500円~
  • TEL0267-44-3930
  • 駐車場無料
ディナーコースの前菜の一例。
ディナーコースの前菜の一例。

シェフは2018年、国際的なフランス料理コンクールのチームジャパンに選出され、優勝に貢献した人物。湯川のほとりにある小さなレストランが、世界レベルのガストロノミーとして注目されつつあります。

こちらの料理はコースの温前菜から始まります。鹿肉のリエットを生地で包んで焼き、表面のつややかで深い紅色はビーツのジュレ。葉の形のチュイルは、信州のりんご酢とスパイスを効かせ、ひと口で食べれば森のイメージが広がるように構成されています。

コースの一品一品に信州食材を使う

窓の外は豊かな緑と湯川のせせらぎ。個室もあります
窓の外は豊かな緑と湯川のせせらぎ。個室もあります

9~10品のコースの料理すべてに信州食材を使っており、野菜はもちろんのこと、長野県の中東部にある長和町で豊富な湧き水を使って養殖されているチョウザメの肉、そして卵を使ったキャビアなど希少な食材も。白樺湖の北にある姫木平の工房ではシェフ自ら生ハムを仕込んで作っています。アートも多く飾られた店内で、信州の味わいを堪能できるガストロノミーです。

ご当地サポーターコメント
どの料理も素材の持ち味を存分に活かしており、見た目の美しさや味の組み合わせに驚かされます!
レストラン トエダ
  • URLhttp://toeda-karuizawa.com/
  • 住所長野県北佐久郡軽井沢町長倉1877-1 MAP
  • アクセス軽井沢駅から車で5分
  • 営業時間11:30~(12:00最終入店)
    18:30~(19:00最終入店)
  • 定休日不定休
  • 入場料コース14,520円(昼・夜ともに)
    ※完全予約制、お任せコースのみ
  • TEL0267-45-7038
  • 駐車場無料
  • メモ完全予約制。予約はHPから。
信州サーモンの自家製スモーク。コースの前菜一例。
信州サーモンの自家製スモーク。コースの前菜一例。

店名にもなっているシェフは、パリの名店やグランメゾンを含む東京のフレンチで修業を積み、10年前に独立。長野県出身のマダムとともに店を開きました。

コンセプトは「自然料理」。食材の旬を重視し、手を加えすぎず、食材が持つ魅力を大切にします。例えば、サーモンの前菜は、信州サーモンをほんの少しスモークし、サーモンの旨味に軽い香りをつけます。つけ合わせに季節の新鮮な野菜をたっぷりと添え、わさびマヨネーズで。レアな信州サーモンの旨味とフレッシュな野菜の食感や味の個性を、ほんのり辛いソースで引き締めます。

山桜に抱かれたナチュラルなインテリア

窓が大きくとられ、山桜の木も眺められます
窓が大きくとられ、山桜の木も眺められます

「自然レストラン」らしく、インテリアのテーマはナチュラル。無垢の木材など天然の素材と、流線のデザインを多く使っているので柔らかな雰囲気になっています。
また、お店の前にはシンボルツリーといえる山桜の大木。夏には生い茂り、秋には色づいて、季節を感じられるのが魅力です。

ご当地サポーターコメント
個室もあるので、大切な人との会食にもぴったり。量を少し控えめにしたプチポーションが選べるのが嬉しいです。
シェ草間
  • URLhttp://chez-kusama.com/
  • 住所長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1265-15 MAP
  • アクセス軽井沢駅から5分
  • 営業時間11:30~14:30(L.O.13:00)、17:30~21:30(L.O.19:00)
  • 定休日水曜日、木曜日
  • 入場料ランチコース6,600~円、ディナーコース11,000円~(プチポーションコース9,900円~)
  • TEL0267-46-9123
  • 駐車場無料
スプリングラムとアワビのロティ フキノトウのラヴィオリの新堀筍。コースのメイン料理の一例
スプリングラムとアワビのロティ フキノトウのラヴィオリの新堀筍。コースのメイン料理の一例

「スイヤルド」とは南フランスの昔の家屋によくあった石造りの洗い場のこと。キッチンとは別に屋外に備えられ、野菜やハーブの水洗いに使われていました。実際に、森に囲まれたこの店の入口にはスイヤルドがあり、南仏の田舎町に来たようなイメージが広がります。

シェフはフランスで修業を積んだあと、日本の高級ホテルなどで料理長を務めた経歴の持ち主です。メイン料理はしっとりと焼き上げたラムチョップに、チョリソ入りのソースを使い、ラヴィオリには鶏ひき肉に新玉ねぎやフキノトウ、春キャベツを加え、春の香りを閉じ込めています。

ご当地サポーターコメント
素敵な佇まいのお店です。アットホームな雰囲気で、地元の野菜や果物をふんだんに使った料理を楽しむことができます。

森の中の一軒家レストラン

シェフの夢は、森の中でレストランを開くことでした。信濃追分駅から少し離れた立地にあり、木立が美しく、車通りも少ない静かな場所で、思い描いた通りの地の利。テラス席をサンルームのようにリフォームし、一年中森の中にいるような雰囲気の中で食事ができるようになっています。

スイヤルド
  • URLhttps://www.instagram.com/restaurantsouillarde/
  • 住所長野県北佐久郡軽井沢町追分1551-2 MAP
  • アクセス信濃追分駅から車で10分
  • 営業時間11:30~13:00L.O.、17:30~19:00L.O.
  • 定休日日曜ディナー、月曜日
    冬季休業:クリスマス後の12月下旬~翌年3月中旬頃
    営業開始日はインスタグラムをご確認ください。
  • 入場料ランチコース4,400円~、ディナーコース8,250円~(すべて税込・サービス料別)
  • TEL0267-46-2789
  • 駐車場無料
  • メモ前日までの完全予約制
「キノコの一皿」の一例
「キノコの一皿」の一例

E.Bu.Ri.Ko(エブリコ)とは、古語でサルノコシカケの仲間の、硬いキノコのを表す総称。その店名からも分かるように、キノコ、そして山野草を深く愛するシェフとマダムが営む個性派のフレンチです。東京の山野草やキノコを得意とするレストランで修業を積み、自身もキノコの近くに身を置き、とれたてを使いたいと軽井沢に店を開きました。

多くの料理にキノコが使われていますが、「キノコの一皿」と名付けられた、キノコが主役のアラカルトも。
写真は香りが豊かなトガリアミガサタケ(黒モリーユ)に上田産のホロホロ鳥とフォアグラペーストを詰めたもの。仕上げにかけられているのは、ススケヤマドリタケ(ポルチーニ)の粉末とイグチ種のキノコのピューレ。キノコ本来の旨味がプラスされます。

ご当地サポーターコメント
キノコの良さを最大限引き出したメニューをいただくことができます。キノコ愛が伝わってくる素敵なお店です!

デザートに山野草やキノコが登場

ディナーコースのデザートの一例
ディナーコースのデザートの一例

こちらはフキノトウが使われたクレームブリュレ。フキノトウにはオスとメスがあり、それぞれ微妙に風味が違うため、ふたつの味のバランスを考えながら組み合わせるという繊細な味です。添えられたシャーベットは白樺の樹液を主役に、シークワーサー果汁でアクセントを付けたもの。ブリュレには砂糖漬けにしたフキノトウの花、シャーベットには花わさびを添え、葉を使った盛り付けも天然の素材を愛するシェフだからこそのアイデアです。

E.Bu.Ri.Ko(エブリコ)
  • URLhttp://www.eburiko.com/
  • 住所長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1157-6 MAP
  • アクセス軽井沢駅から車で6分
  • 営業時間11:30~13:30L.O.、17:30~19:30L.O.
  • 定休日水・木曜日、不定休・冬季休業あり
    ランチは土日のみ営業
  • 入場料ランチ8,400円、ディナーコース11,700円~(すべて税別)
  • TEL0267-42-3033
  • 駐車場無料
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