食の宝庫、帯広・十勝を満喫する絶品ランチ
北海道の中でも、広大な畑や牧場が広がる帯広・十勝エリアは日本有数の農業地帯で、まさに食の宝庫。地元産の肉や野菜の旨みを堪能できる、食べ応えたっぷりのランチをご紹介します。
1とんかつ雅
「ミシュランガイド」ビブグルマンのとんかつ屋さん
十勝産の長いもを餌に育てた帯広「松井畜産」の「十勝長いも豚」の豚肉を使用。箸で切れるほど柔らかい肉とサクサクの衣の味わいが評判で、2012年と2017年の「ミシュランガイド北海道」ビブグルマンのお店に選ばれました。オーナーのおすすめは、超薄切りのしゃぶしゃぶ用リブロース肉を25枚ほどミルフィーユのように重ねて衣で包んで揚げた「しゃぶかつ」。口当たりはサクッと軽く、肉の柔らかさと甘みに驚きます。「いろんな豚肉の食べ方を楽しんでほしい」とオーナーが考案した、数量限定の人気メニューの一つです。
動物性と植物性のブレンド油と自家製パン粉が味の秘訣
オーナーのこだわりは、軽く揚げるために動物性2種類と植物性1種類をブレンドした油を使用すること。甘みのある脂身を持つ柔らかい赤身肉に、3日間寝かせた自家製パン粉をまぶし、最初は高温でカリッと揚げ、続いて低温でゆっくり揚げて中まで火を通すのが、おいしさの秘訣です。おなじみのロースかつやヒレかつも絶品ですが、帯広名物の豚丼を大胆にアレンジした「とんかつ屋の豚丼」も人気。ご飯の上にとんかつを乗せ甘辛い豚丼のタレで仕上げた、ジューシーなおいしさにも注目です。
- とんかつ雅
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- 北海道帯広市東1条南15丁目15-1 MAP
- JR帯広駅から車で約5分
- 11:00~14:00 、17:00~20:00
- 日曜日
- 0155-23-5188
- 無料
2ランチョ・エルパソ
地ビールとともに十勝のブランド豚「どろぶた」を堪能
豚肉文化が根付いた十勝エリアを代表するブランド豚「どろぶた」を自社牧場で飼育するオーナーの店。十勝の広大な大地で放牧飼育され、木の実や自然の土に含まれるミネラルなどの栄養分をたっぷり摂取することで豚特有の臭みが抑えられた肉となるそうです。店では「どろぶた」を使ったワンプレートの日替わりランチをはじめ、自家製の生ハムやソーセージ、十勝産のチーズや野菜を使ったメニューの他、帯広の地ビールも用意。十勝の大地の恵みをたっぷり堪能できます。
カントリースタイルの店内で陽気なディナーを
「どろぶた」のイラストが迎える外観はインパクト十分。吹き抜けのある店内は120席を配した大スケールの空間になっており、趣向を凝らしたカントリースタイルのインテリアが気分を楽しく盛り上げます。店の一角には物販コーナーもあり、「どろぶた」を使った自家製ソーセージやハム、ベーコンなどの購入が可能。お土産選びのひとときも楽しい思い出になります。
- ランチョ・エルパソ
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- http://rancho-elpaso.jp/
- 北海道帯広市西十六条南6丁目13-20 MAP
- JR帯広駅から車で約10分
- 11:00~15:00、17:00~23:00(L.O.22:00)
- 無休(メンテナンス等の臨時休業あり)
- 0155-34-3418
- 無料
3市場食堂 ふじ膳
鮮魚店直営、ボリューム満点の海鮮丼
「帯広地方卸売市場」は、十勝エリアの農産物や海産物をはじめ道内外の食料品が集結する十勝の一大流通拠点。場内の食品関連総合センター2階にあるのが「市場食堂 ふじ膳」です。もともとは早朝から働く仲買人などのための食堂でしたが、10年前のリニューアルを機に一般客も利用できるようになりました。鮮魚店直営の寿司処とあって鮮度は折り紙つき。中でも「寿司の朝定食」は、大ぶりのマグロやホタテ、ネギトロなどがたっぷりの「日替わり海鮮丼」が破格の600円 。7時から10時の限定20食なので、早めに来店するのがおすすめです。
職人の心意気と市場の活気を楽しむ
市場食堂らしく券売機で食券を買いますが、100席を配した広い店内の一角にはネタケースをあつらえたカウンターがあり、職人がきびきびと寿司を握る様子は本格的な寿司屋そのもの。おまかせ握りや特上生ちらしなどの豪華なメニューも取り揃え、市価よりぐっと身近な価格で提供しています。店内には食堂コーナーもあり、海鮮天丼や豚丼などのメニューも。食後は1階で地元の人々に交ざって買い物を楽しむのもおすすめです。
- 市場食堂 ふじ膳
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- https://www.obihirosijyo.co.jp/fujizen
- 北海道帯広市西21条北1丁目5-1 帯広地方卸売市場 MAP
- JR帯広駅から車で約15分
- 食堂部門6:00〜14:00 、寿司部門7:00〜14:00(L.O.13:30)
- 日曜・祝日、水曜日不定休
- 0155-37-2500
- 無料
4カレーショップインデアン
どこか懐かしく奥深い、老舗のルーカレー
1968年(昭和43年)帯広に1号店をオープンしてから50年余り、帯広市民のソウルフードとして親しまれ続けるルーカレーのお店です。牛肉をたっぷり使って数十種類のスパイスで熟成された「インデアンルー」、タマネギの旨みと甘みが活きた「ベーシックルー」、ジャガイモとニンジン、タマネギが入った「野菜ルー」の3種類があり、いずれもどこか懐かしく奥深い味わい。エビやハンバーグなどのトッピングを自由に組み合わせて味の変化も楽しめます。
気軽に楽しめる帯広市民熱愛の味
帯広市内および近郊に展開する12店舗のうち、市内中心部にある「まちなか店」は帯広駅からアクセスしやすく、地元の味を気軽に満喫できるので観光客にも便利です。昼時ともなれば長い行列ができる人気ぶりですが、料理の提供がスピーディーで回転が早いため、着席までの待ち時間はさほど長くはありません。鍋持参でテイクアウトする地元客もいるほど帯広で愛されているお店です。
- カレーショップインデアン
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- http://www.fujimori-kk.co.jp/indian
- まちなか店:北海道帯広市西2条南10丁目1-1 MAP
- JR帯広駅から車で約5分
- 11:00~21:00
- 無休
- 0155-20-1818
- 無料(3台)
5鶏の伊藤
安くてうまい伝統の味「鶏めし」
1969年(昭和44年)創業。「手頃な価格でおなかいっぱい食べてもらいたい」という先代の心意気は二代目にも受け継がれ、おいしくてボリューム満点の料理が味わえる店として長く愛され続けています。この店の代名詞と言えるのが「鶏めし丼」。生姜が効いた甘辛い鶏そぼろと鶏むね肉がご飯によく合い、どんどん箸が進みます。定食はザンギ(から揚げ)とサラダ付きで食べ応え十分。他にも焼き鳥や鶏もつ鍋などの鶏料理からご飯物や麺類、一品料理やスイーツまで、ずらりと並ぶメニューにも驚かされます。
遊び心いっぱいのインテリアも楽しいおもてなし
外観は洋風の造りですが、中に入ると昭和レトロなぬくもりあふれる雰囲気。ステンドグラスや廃材を使った家具など、インテリアのほとんどが手作りです。個室には「メキシコ」「とまり木」などユニークな名前が付けられ、部屋ごとに趣向を凝らした内装が目を楽しませてくれます。懐かしの黒電話やピンク電話で注文するシステムもユニーク。家族連れやグループはもちろん、一人で訪れても楽しい時間を過ごせます。
- 鶏の伊藤
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- https://www.tori-ito.com/
- 北海道帯広市西5条南28丁目2-8 MAP
- JR帯広駅から車で約5分
- 11:00〜22:00(L.O.21:30)
- 水曜日
- 0155-22-3076
- 無料