申し込む

手業に触れ、
舞に驚く
獅子づくしの一日
加賀獅子頭の400年の伝統に浸り、
職人と語らう工房ツアー
石川県・山代温泉界 加賀
界が紡ぐ手業のひととき ここが見どころ
- POINT 間近で目にする職人業 加賀唯一の獅子頭専門工房を訪れ 職人の仕事を目の前で見学
- POINT 獅子頭の絵付けを体験 職人の手ほどきを受けながら 小さな獅子頭づくりに挑戦
- POINT 特別な獅子舞鑑賞 界 加賀で上演される獅子舞を 特等席で堪能
加賀獅子頭
界 加賀
通常ならお祭りでしか見られない加賀獅子舞を
春夏秋冬いつでも鑑賞できる界 加賀。
鑑賞前に獅子頭の奥深さを学べば、
獅子舞を余すことなく楽しめるはずです。
TEWAZA
EXPERIENCE
旅の記憶とは、つまり「体験」の記憶。
どこへ行ったかだけでなく、
そこで何を感じたか。
ご当地の手業に心が動くひとときを、
界の旅で。
CHAPTER〇一
美しい獅子頭を
生み出す
職人業を間近で
九谷焼や加賀友禅はじめ、伝統工芸の宝庫として知られる石川県・加賀市。その中でも400年の歴史を持つのが、加賀獅子頭です。最大の特徴は、あらゆる方向に獅子が睨みを効かす「八方睨み」と呼ばれる造形。春や秋のお祭りでは、市内各町で大迫力の獅子たちが舞い踊ります。
そんな加賀獅子頭を制作する工房で、職人と語らいながら獅子頭づくりの一端に触れることができるのが、今回の手業のひとときです。ご体験いただくのは、界 加賀にチェックインいただく前。まずは創業70年・石川県唯一の獅子頭専門工房である「知田工房」から体験は始まります。
工房内に一歩足を踏み入れると、制作・メンテナンス中の獅子頭がずらりと並び、その迫力と木工品としての美しさが訪れた人々を圧倒します。工房を案内してくださるのは、気さくな人柄が魅力の二代目・知田清雲さん。加賀市には127の町ごとに127とおりの獅子頭があり、メンテナンスを重ねて200年使い続けている獅子頭もある一方、激しく歯を打ち付けて舞う地域では一度のお祭りで壊れてしまうことも。「獅子頭は使ってもらってなんぼです」と、清雲さんは語ります。
工房ツアーでは、職人の作業風景も見学いただけます。獅子頭の材料は、職人自身が見立てた1本の桐の木のみ。後戻りはできないからこそ、ノミをひと入れするたびに全体のバランスを確認し、慎重に掘り進めていきます。職人の技術と集中力、積み重ねてきた時間の重みを、ひしひしと感じることができるはずです。
CHAPTER〇二
ミニサイズの
獅子頭に
自分の手で
命を吹き込む
ツアー後半では、手のひらサイズの小さな獅子頭(ねつけ)の制作にチャレンジいただきます。教えてくださるのは、知田依利子さん。あらかじめ職人が彫り上げた本体に絵付けをし、角や毛、耳などを取り付け、自分だけの獅子頭を作ることができます。
まずは筆を使って、目元や歯に金色を塗ります。依利子さんに「筆の先っぽで塗ってあげると、色がしっかり入りますよ」「三角の頂点をなぞれば、ほら、綺麗な歯の形になるでしょう?」などアドバイスをもらいながら、1箇所ずつ塗り進めていきます。初めは慣れない道具と繊細な作業に緊張するかもしれませんが、いつの間にか絵付けの楽しさに夢中になっていることでしょう。
続いて、ボンドを使い、角や毛、耳を本体に接着。細かなパーツなので、依利子さんと一緒に向きを確認しながら、慎重に貼り付けます。そして最大の山場となるのが、黒目です。目は小さければ怖く、大きければかわいらしく、作り手の個性が出やすいポイント。串を使って黒の塗料をひと押しすれば、お客様だけの獅子頭に命が吹き込まれます。
最後に鼻や舌を塗り、6色ある紐の中から好みのものを通せば、ねつけの完成。小ぶりながらも口がパクパク開く、手のひらサイズの獅子頭です。もちろん、制作したねつけはお持ち帰りいただくことができます。
CHAPTER〇三
加賀獅子舞を
目の前で
鑑賞できる特別な夜
今回の手業体験は、工房ツアーだけで終わりません。界 加賀では「ご当地楽」として、知田工房の獅子頭を使った加賀獅子舞を毎晩上演しており、獅子舞を毎晩上演しており、ツアーの参加者は最前列の特等席で獅子舞を鑑賞いただけます。
21時半、トラベルライブラリーの照明が落ちると、風雅な音楽とともに大迫力の獅子が姿を現します。「カン!」という縁起の良い歯音を鳴らし、客席をうねり歩きながら、舞台に着くと、獅子の中から“棒振り”と呼ばれる演者が登場。武具を手に、しなやかに舞い踊り、暴れる獅子を鎮めていきます。演舞はもちろんですが、清雲さんたちの言葉を思い出しながら、獅子頭の口の動きや目の睨みなどに注目してみることで、獅子頭鑑賞の更なる楽しさに気づくことができるかもしれません。
2015年の開業以来、毎晩欠かさず披露されているこの獅子舞は、振付・衣装・音楽いずれも界 加賀のオリジナル。そして獅子舞を演じているのは、界 加賀で働くスタッフです。
獅子頭という伝統工芸を守り続ける知田工房と、獅子舞という伝統文化を伝え続ける界 加賀。両者がコラボレーションすることの意味に気付いた時、界 加賀で過ごす夜はいっそう特別な時間となるはずです。

手業のひと
- 知田工房 知田 清雲さん Chida Seiun
- 1962年生まれ。高校卒業後、彫刻家・今 英男氏に弟子入り。父、初代清雲の元で修行を積み、獅子頭職人に。以来、沖縄の首里城の彫刻、東京築地の大獅子、全国獅子頭修復、加賀獅子頭の制作を行う。94年、依利子さんと結婚。翌95年、息子であり三代目の大芽さんが誕生。現在に至る。
体験情報
手業のひととき 「加賀獅子頭の400年の伝統に浸り、職人と語らう工房ツアー」
-
- 期間
- 通年 週1回(毎週木曜日)※一部除外日あり
-
- 開催時間
- 宿泊初日 1:00PM~2:30PM
-
- 対象
- 年齢制限なし
-
- 含まれる内容
- 知田工房の見学、オリジナルの加賀獅子頭ねつけの絵付け体験
-
- 料金
- 1名 7,000円(税込み、宿泊費別)
-
- 定員
- 1日2組4名
-
- 集合場所
- 知田工房(現地集合解散)
-
- スケジュール
-
1日目 1:00PM 手業のひととき「加賀獅子頭の400年の伝統に浸り、職人と語らう工房ツアー」 4:00PM チェックイン 5:00PM 温泉入浴 7:30PM 日本旅会席に 舌鼓 9:30PM ご当地楽「加賀獅子舞」を一番前の特等席で鑑賞 2日目 8:00AM ご朝食 10:00AM 目の前の共同浴場「古総湯」で湯浴み 11:00AM チェックアウト
-
- 開催言語
- 日本語
-
- 申し込み期限
- 7日前までにWEBより要予約
-
- 注意事項
- 事前に宿泊予約(プラン予約)が必要となります。宿泊予約後、予約確認ページより開催日をご確認の上「手業のひととき」をお申込ください。
この手業を体験できるのが……
界 加賀
922-0242 石川県加賀市山代温泉18-47
Mapcode: 120 133 260*20
加賀温泉駅より車で10分
OUR STORY
界 加賀と知田工房の関わりは、開業時の2015年までさかのぼります。
加賀の伝統文化である獅子舞を、この街の温泉旅館で働く私たち自身が身に付けることで、未来に残していきたい。そんなオープン当時のスタッフたちの想いを、当時知田工房を取り仕切っていた初代・清雲さんにお伝えしたところ、「獅子頭という伝統工芸を少しでも多くの人に見てもらえるなら」と、快く獅子頭を提供くださりました。
その後、長年にわたって多くのスタッフが舞台に立ち、演じることで、多くのお客様に加賀獅子舞の魅力を知っていただくことができましたが、獅子頭のメンテナンスや工房への訪問を通じて知田工房さんとご一緒していくうち、私たちの中に「加賀獅子頭が歩んできた400年もの歴史や制作工程の奥深さ、そして職人さんの人柄を、お客様にもより知っていただきたい」という新たな想いが生まれてきたのです。
こうして、二代目・清雲さんのご協力のもと辿りついたのが、まずは知田工房で職人さんの思いと獅子頭制作の奥深さを知っていただいてから、界 加賀で獅子頭が躍動する加賀獅子舞を鑑賞いただくというツアーの形でした。
実は、2025年秋から使われている獅子頭は二代目。制作にあたっては、清雲さんが界 加賀のスタッフにヒアリングを行い、女性でも扱いやすいよう重さや長さを調整したり、毎日使っても耐えられるよう強度を高めたりと、界 加賀で使うための調整を重ねてくださりました。
職人の手で作り上げられた加賀獅子頭は、伝統工芸品でありながらも、使えば使うほど、実用品としての愛着が増していきます。この技術と文化の素晴らしさと、それを作りつづける職人の存在を、一人でも多くのお客様に知っていただくことで、ともに伝統を守り続けていく。それこそが、私たちがこのプログラムに込めた想いです。