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一枚の湯せんぺいに
込められた
雲仙のこころを味わう旅

雲仙伝統のお菓子・湯せんぺいの歩みと
職人が込めた想いを知るひととき

長崎県・雲仙温泉界 雲仙

界が紡ぐ手業のひととき ここが見どころ

  • POINT 職人と辿る伝統の源流 温泉とせんぺいのつながりや こだわりの原料・製法を学ぶ時間
  • POINT 本格的な手焼き体験 老舗「遠江屋本舗」の職人が 日々扱う道具で手焼きに挑戦
  • POINT 風景ごと味わう美味しさ 焼きたての舌触りを楽しみながら 雲仙の風景に溶け込むようなひととき

TEWAZA×EXPERIENCE

旅の記憶とは、つまり「体験」の記憶。
どこへ行ったかだけでなく、
そこで何を感じたか。
ご当地の手業に心が動くひとときを、
界の旅で。

CHAPTER〇一 職人から直接教わる
温泉と温せんぺいの
秘密

噴き出す蒸気、硫黄の香り、地熱の温もり。火山のエネルギーを五感で感じられる雲仙は、「温泉」と書いて“うんぜん”と読む時代もあったほど、古くから親しまれてきた温泉地です。

界 雲仙では、この土地の温泉文化を“味わう”体験として、明治時代から雲仙で愛されてきた名菓「湯せんぺい」に触れる手業のひとときをご用意しています。サクッとした軽い歯触りとまろやかな味わいが魅力のこのお菓子は、素材は小麦粉、砂糖、卵、重曹、温泉水とシンプルですが、仕上がりを左右するのは、湯せんぺい職人の確かな技術と製法、そして繊細な焼き加減です。

今回体験できるのが、九丁の金型を使って一枚ずつせんぺいを焼き上げる「純一枚手焼き」という伝統的製法。教えてくださるのは、現在もこの製法を守り続ける唯一のお店、「遠江屋本舗」五代目・加藤 隆太さんです。

プログラムは、界 雲仙のトラベルライブラリーから始まります。まずは雲仙という温地の成り立ちや、湯せんぺい職人のこだわりについて、加藤さんが丁寧にお話します。また、実際に遠江屋本舗の湯せんぺいに使われている温泉水を試飲することも。驚きとともに、この後の手焼き体験が、よりいっそう待ち遠しくなるはずです。

CHAPTER〇二 特別な金型を使って
職人の仕事を追体験

手焼き体験を行う遠江屋本舗は、界 雲仙から徒歩約2分ほどの場所にあります。歩道に面した小窓からは、加藤さんら職人がお客さんに声をかけながらせんぺいを焼き上げる、活気あふれる様子がうかがえます。店内へ進むと、普段は職人だけが入ることを許される焼き場へお入りいただき、いよいよ手業のひとときが始まります。

まずは加藤さんによる実演から。金型を持ち上げ、すでに焼き上がったせんぺいをぴっと剥がしたら、さっと型を拭き、一枚分の生地を一気に流し込む。型をぎゅっと握ってロックをかけると、あふれた生地がじゅわっと吹き出します。そこから火にかけ、「二丁を持って左手だけをひっくり返す」といった独特な手順で、九丁の型をひっくり返したり、重ねたり、ずらしたりしながら、手際よく火を通していきます。

続いて、お客様ご自身の手でせんぺいを焼き上げていただきます。加藤さんが軽々と扱っていた鉄製の金型は、一丁あたり約3キロ。決して軽くはありませんが、加藤さんが工程ごとに寄り添い、丁寧にサポートしますので、初めての方でも安心して挑戦できます。

最初は、生地の量や剥がすタイミングに戸惑うかもしれません。それでも、加藤さんにアドバイスをもらいながら2枚、 3枚と焼き上げていくうち、少しずつコツがつかめてくるはずです。その変化を感じられるのも、手業のひとときならではの楽しさです。

CHAPTER〇三 焼きたてを
味わって知る
せんぺいつくりの
奥深さ

自分の手で焼き上げた湯せんぺいは、その場で召し上がっていただくことができます。純一枚手焼きで焼いた湯せんぺいは、工場で作られた市販品よりもさらに軽やかな歯触りと、乳製品が入っていると錯覚するほどのまろやかな味わいが絶品。また、市販品は切り落とされる、やわらかな“みみ”が付いたせんぺいを食べられるのも、焼きたてだからこその貴重な体験です。

せんぺい職人の真骨頂は、一日最大400枚もの湯せんぺいを、常に軽い歯触りになるよう焼き続けることにあります。そのためには、型の温度を一定に保ち続けることがポイント。さらに、九丁の金型はそれぞれ違った個性を持っています。雲仙の移ろいゆく季節や天気の変化を体で感じながら、一丁ずつ細やかに温度調整を行っていく作業は、一朝一夕では身につけることはできない、職人業の賜物といえるでしょう。

実は、雲仙観光局の理事も務められている加藤さん。体験の合間で、湯せんぺいや雲仙について気になったことがあれば気軽に質問できるのも、手業のひとときならではの楽しみです。約1時間半のプログラムを終えるころには、雲仙という温泉地が、ただの旅行先以上の、特別な場所へと変わっているはずです。

手業のひと

遠江屋本舗 加藤 隆太さん Kato Ryuta
大学卒業後、食品会社に勤め、家業を継ぐため雲仙温泉へ帰郷。明治時代の創業時より観光客の思い出づくりに寄り添ってきた遠江屋本舗を継ぎ、湯せんぺいにデザイン性とお洒落さをプラスした商品を開発。街づくりのマーケティングプロモーションリーダーとして、雲仙市観光戦略サイトの編集長を兼務後、雲仙観光局の理事としても活動中。

体験情報

手業のひととき 雲仙伝統のお菓子・湯せんぺいの歩みと職人が込めた想いを知るひととき」

  • 期間
    2026年3月1日~5月31日、9月5日~11月29日 ※土日祝のみ
  • 開催時間
    チェックイン翌日10:00 AM~11:30 AM
  • 所要時間
    90分
  • 対象
    10歳以上
  • 料金
    1名5,000円(税込、宿泊費別)
  • 定員
    1日2~4名
  • スケジュール
    <1日目>
    2:30 PM チェックイン
    4:00 PM 温泉の歴史や泉質、効果的な入浴法を知る「 温泉いろは」参加
    5:00 PM 入浴
    7:30 PM 夕食 会席料理の中で湯せんぺいを味わう

    <2日目>
    7:30 AM 雲仙地獄パワーウォーク
    9:15 AM 朝食
    10:00 AM 手業のひととき「雲仙伝統のお菓子・湯せんぺいの歩みと職人が込めた想いを知るひととき]
    11:30 AM 終了
  • 開催言語
    日本語
  • 申し込み期限
    7日前までに要予約 ※事前に宿泊予約が必要です。
  • 注意事項
    事前に宿泊予約(プラン予約)が必要となります。宿泊予約後、予約確認ページより開催日をご確認の上「手業のひととき」をお申込ください。

この手業を体験できるのが……

界 雲仙
854-0621 長崎県雲仙市小浜町雲仙321
Mapcode: 173 556 499*40
諫早ICより車で約1時間

界 雲仙オフィシャルサイト

OUR STORY

界 雲仙で、地元の人々や文化の息づかいに触れるアクティビティ「手業のひととき」を誕生させようとしたとき、私たちの頭に真っ先に浮かんだのが「遠江屋本舗」の湯せんぺいでした。江戸時代に、この温泉街が栄える基盤を築いた加藤善左衛門さんの精神を受け継ぐ老舗店で、まさに街の歴史そのものと言える存在です。

この大切な文化を、単なるお土産ではなく「生きた体験」として楽しんでいただきたい。その一心で、店主である五代目・加藤 隆太さんのもとへ何度も通い、相談を重ねました。

そうして実現したのが、普段は立ち入ることができないせんぺいの焼き場にお邪魔し、職人さんから直接手ほどきを受けるという特別な時間です。熱い焼き台を前に、加藤さんの技を間近で見ながら自分たちも手を動かす。それは、私たちスタッフにとっても、街の歴史の一端や温かみを肌で感じる貴重な経験となりました。

加藤さんは、「店先で職人が手焼きをし、出きたてのせんぺいを手に観光客の方が温泉街を歩く。そんな風景をずっと残していきたい」と語ります。

自ら火の前に立ち、一枚のせんぺいを焼き上げる。いい匂いとともに、焼き上がったことを知らせる声が、お店や通りに響き、吸い寄せられるように通りすがりの人々が買い求める。この風景こそが、雲仙温泉の源流です。体験を終え、てのひらに残る湯せんぺいの温かさを感じながら街へ出るとき、ふと自分も、この街の歴史や風景の一部になったような、心地よい一体感を感じていただけるはずです。

湯せんぺいを通して、お客様がこの街の景色の一部となり、記憶にも深く刻まれる。そんな、ワンシーンをかなえたい。そんな願いからこのプログラムは誕生しました。

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