南部曲屋

青森県は本州最北端で三方を海に囲まれているため、魚介類が豊富に水揚げされます。そんな青森に住む人々が古くから好んで食している海の幸15品が「七子八珍」という珍味です。筋子やたらこなどの7種類の魚卵、なまこやうに、白魚などの8種類の珍味を使用したお料理は、青森県では昔から親しまれてきた食材です。これらの素材を「七子八珍会席」という会席スタイルでご用意いたします。日本酒との相性も抜群です。

またご朝食では、味噌出汁に具材を入れ、卵でとじた郷土料理｢貝焼き味噌｣もお楽しみいただけます。

名馬の産地と言われた南部地方では、馬は、家族の一員のように大切にされてきました。その文化が色濃く残された古民家を移築した「南部曲屋」は、母屋と馬屋がひと続きになった、L字に造られております。昔懐かしい囲炉裏が残り、情趣に満ちた空間でお食事をご堪能ください。

照明器具には「BUNACO」を採用いたしました。「BUNACO」は薄くテープ状にしたブナの木を巻き重ね、形を作ります。木目の美しさとモダンなデザインが海外でも注目されており、2016年に開催された、世界最高峰のインテリア･デザイン見本市｢メゾン･エ･オブジェ｣へ出展しています。ブナの木の質感とシンプルでスタイリッシュなデザインは、会席料理を提供する食事処｢南部曲屋｣にふさわしく、落ち着いた雰囲気を醸します。