手業のひととき「200 年の歴史を継ぐ『黒羽藍染』の若手職人による工房ツアー」
界では地域の文化を継承する職人や作家、生産者の方々と連携したご当地文化体験「手業のひととき」を実施しています。界 鬼怒川では、栃木県伝統工芸品「黒羽藍染」の技を今に伝える若手職人・小沼 雄大氏の案内のもと、工房ツアーを開催します。
■「手業のひととき」とは
地域の文化を継承する職人や作家、生産者の方の希少な技を間近で見たり、一緒に行うことができるご当地文化体験です。旅先で地域の方の営みに触れると新鮮な気持ちになったり、心が豊かになる。そんな「ひととき」を全国の界でご用意しています。
■栃木県伝統工芸品「黒羽藍染」の技を知る
工房では、小沼氏から黒羽藍染の特徴や歴史の説明を受けた後、実際に小沼氏が使っている型紙や道具、藍甕を見学しながら、自由な図柄表現ができる創作染め「フリ」や「型染め」と呼ばれる伝統技法のプロセスを教わります。デザイン考案から、染めるための型紙づくり、糊付け、染色、洗い、乾燥など、多くの工程が職人一人の手で行われていることを知ることができます。また、型紙を使わない、小沼氏オリジナルのモダンな模様や、マスクやスニーカーなど現代の生活にも取り入れやすい作品も見ることができます。界 鬼怒川館内では、いたる所で黒羽藍染に触れることができます。中庭を囲む通路には麻の葉模様が施された藍染めの灯籠が並び、夕暮れ時になると暖かい光が足元を照らします。旅の思い出に小沼氏が今回のために制作したオリジナルのバックも持ち帰ることができます。
■黒羽藍染紺屋 小沼 雄大氏
栃木県大田原市生まれ。高校卒業後、江戸川区指定無形文化財・長板中形*(ながいたちゅうがた)の技術保持者、松原 氏に師事。24歳の時に家業を継ぎ、1804年創業の「黒羽藍染紺屋」の八代目となる。現在では黒羽藍染技術と藍染めのを引き継ぐただ一人の職人。手がける多くの作品は「型染め」と呼ばれる、いくつもの工程を要する伝統技法によるもの。デザインから型紙制作、染め上げまで、手や指先が頼りの手仕事で、小沼氏の手は一年中藍に染まっています。
*…型付けに長板を使う藍染めの技法。
手業のひととき「200 年の歴史を継ぐ『黒羽藍染』の若手職人による工房ツアー」 | |
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期間 | 2024 年 3 月 5、19 日、4 月 2、16 日、5 月 7、21 日、6 月 4、18 日、7月 2、16 日、 8 月 6、20 日、9 月 3、17 日、10 月 1、15 日、11 月 5、19 日、 2025 年1月 7、21 日、2月4、18日 |
開催時間 | 宿泊日翌日 1:00 PM~3:00 PM |
所要時間 | |
対象 | 年齢制限なし |
含まれる内容 | 黒羽藍染職人・小沼 雄大氏の工房「黒羽藍染紺屋」見学 |
料金 | 1名11,000円(税込、宿泊費別) |
定員 | 1日1~6名 |
集合場所 | 「黒羽藍染紺屋」 栃木県大田原市黒羽向町88(現地集合解散) |
持ち物 | |
スケジュール | |
開催言語 | 日本語 |
申し込み期限 | 7日前まで受付 |
注意事項 | *事前に宿泊予約(プラン予約)が必要です。 |