【 創造力を刺激するアトリエ 】
大阪湾を一望できるホテルの最上階28階に、日本最大級(約470平米)のアトリエがあります。アトリエにはおもちゃではなく、本物にこだわったマテリアル(素材)を用意しています。 決まった遊び方はなく、子どもたち自身が見て、触れて、考えて、全身で体感し、好奇心の赴くまま過ごせる環境があるからこそ、「好き」が見つかり、各々の楽しみ方で遊びこむことができます。
■興味を持つ
アトリエの入口には、「モノ」や「コト」に興味を持つきっかけとなるギャラリーがあります。展示されている素材は全て、地域でモノづくりに関わるみなさまに提供していただいています。ここでの出会いや、じっくりとモノと向き合う時間を通して自分の好きに気づけるきっかけにしてもらいたいという思いが詰まった場所です。(時期によりテーマは変わります)
■さまざまなモノの色味や質感を感じる
「色彩」をテーマに素材が集まるエリアには、ベンガラ染めの布や四季によって色が変化する葉など、工業製品や自然物が装飾されています。色のグラデーションや、窓からの光に透過して見え方が変わる色合いとの出会いを通して、色彩感覚を探究していきます。また、柔らかいもの、かたいものなど感触を確かめ、質感・形の発見にもつながる体験が可能です。
■道具との出会い
「描く」を通して、専門家が使用する絵具や筆など、画材と出会える場もあります。色相の幅を感じられるよう、絵具の緑でも淡い色から濃い色、筆も細いものや太いものを用意しました。何をキャンバスとして表現するかも自由で、画用紙や窓、床に広がる大きな紙など好きなものに描けます。
■全身を使って造形する
粘土や砂にふれて、手でこねたり、粘土に足跡をつけてみたり全身で体験。ゼロから何かをつくったり、こわしてやり直したりを繰り返すことで探究心を深めていきます。また、下から光を照らすライトテーブルの上に広がる砂では、まるで砂のキャンバスに光で絵を描くような感覚を楽しめます。
■光と影を知る
スクリーンに見立てた白い布や壁に、プロジェクターでマテリアル(素材)を投影できる場を設けました。素材を映すことで、色が透き通って見えたり、一つのモノでも見え方が変わったり、光と影の性質を感じることができます。また、アトリエ内にあるライトテーブルに光を通すモノ、通さないモノを組み合わせて置き、創造力を膨らます体験も楽しめます。
■面白いマテリアルや道具が集まるマテリアルライブラリー
さまざまな専門家に紹介していただいた自然物、工業製品、工芸品など、暮らしの中の身近なマテリアルが集まり、多様な表現素材と出会えるライブラリーです。「探究の棚」と呼ばれるこの棚には、「魚・海」「虫・昆虫」「地学・石」「工芸」「工業」関係性を持つ5つのテーマに沿ったマテリアルや道具が集まり、子どもたちの興味・好奇心をかき立てます。(時期によりマテリアルが変わる場合があります)
■アトリエで生まれた表現
アトリエでは、子どもたちのユニークな表現がたくさん生まれています。 いろいろな素材(マテリアル)や道具、表現方法を楽しみながら生まれた、個性豊かな表現たちをご覧いただけます。
【 アトリエリスタとの創造力を深めるプロジェクト活動 】
子どもたちの探究活動のパートナーである芸術の専門家「アトリエリスタ」は、アトリエに興味・関心の種を散りばめながら、子どもたちの十人十色の活動をサポートしています。親と離れ子どもだけで取り組む「プロジェクト」活動では、ひとつのテーマに対し、アトリエリスタとの対話を通して、自分ならではの表現を深めていきます。プロジェクト活動の最後には、親御さんを交えて、子どもの様子や興味を持ったことなどを振り返り、プロジェクト活動中の写真を記念としてお渡しいたします。
施設概要
時間:1:00 PM~6:15 PM、翌9:00 AM~12:00 PM
* 滞在中何度でもご利用可
料金:アトリエ利用料に含む
場所:28階
対象:リゾナーレ大阪宿泊者限定
アトリエ協働:まちの研究所
アトリエデザイン監修:伊藤 史子氏
空間デザイン:クライン ダイサム アーキテクツ(KDa)
(アトリエ、客室の設計、デザイン)
グラフィックデザイン:picnique 爲永 泰之氏