禊と穢れ、お風呂の原点は「清め」
神社でお参りする前、手水舎で手と口を清めます。この行為は、穢れ(けがれ)を祓うという日本の宗教文化に根ざした「清め」の作法です。古代の日本人は、病や死、災いを穢れと捉え、聖なる「水」で身を清めてきました。川や海、湖などで行う禊(みそぎ)がその代表です。
沐浴という言葉があるように、「沐」は髪を洗うこと、「浴」は体を洗うこと。 沐浴での清めの風習は紀元前にさかのぼり、3世紀末の中国の歴史書『魏志倭人伝』にも、その様子が記されています。
6世紀に仏教が伝来すると、水での清めはやがて温かい湯へと広がり、風呂文化・温泉文化へとつながっていきました。
(参考「銭湯検定公式テキスト1 」草隆社)
