島根県・玉造温泉
島根県・玉造温泉
宍道湖につながる玉湯川沿い、県随一の温泉街。隣市には「出雲大社」があり、日本神話に登場するスクナヒコナノミコトが発見した湯とも伝わります。肌を保湿し新陳代謝を促す泉質で、豊かな効能は古代の文献にも記されているほど。良質なメノウの産地でもあり、勾玉作りが行われていたことが地名の由来になっています。
神話の国、出雲に湧く「神の湯」
733年に編纂された「出雲国風土記」には「多くの老若男女が集まって温泉に浸かり、市をなすほどである。一度入浴すればきれいになり、再び浸かれば万病が良くなるので、人々は神の湯とよんでいる」と玉造温泉についての記述があります。さらに清少納言の随筆「枕草子」でも日本三名泉のひとつとして紹介。江戸時代には松江藩の湯治場となり、歴代藩主が滞在した別荘のような「お茶屋」が今も残されています。昔から現代に至るまで、人々を癒してきた湯は肌に水分を届けて湯上りがしっとりとする硫酸塩泉。「天然の化粧水」ともいわれる名湯を汲めるスポットが街中にあり、自然湧出の源泉を持ち帰ればお土産としても喜ばれます。
観光スポット・ご当地グルメ
温泉街の奥には温泉の神様と勾玉の神様を祀った「玉作湯神社」があり、触れて祈ると願いが叶うという「願い石 叶い石」が有名。隣の清巌寺の「おしろい地蔵」では美肌祈願ができます。玉湯川の両岸約2㎞に連なる桜並木は、3月下旬~4月上旬に見頃を迎えます。
アクセス
星野リゾートの温泉宿
界 玉造
いにしえの湯と出雲文化を遊ぶ宿
奈良時代から続く玉造温泉に佇む、全室露天風呂付の宿。社をかたどった湯口が特徴的な内湯では、枡に源泉を注いで天然のフェイスパックを楽しむ「源泉パック」も楽しめます。