日本らしさを大切に近代化をとげたなら 「谷の集落」
星のや軽井沢は、湯川が流れる星野エリアの谷で、90年以上営まれてきた「星野温泉ホテル」を大改築する試みから誕生しました。代表の星野が「谷の計画」と称して連載した記事から、その試みへの思いをお伝えします。
「谷の計画」から始まった
日本が近代化の歩みの中で「もっと日本らしさを大切にしながら近代化するルートを歩むことができたなら、私たちの今の生活や周りの風景はどうなっていただろうか」という思いを原動力に「谷の計画」がスタートしました。
「もう一つの日本」を思い描く
私たちが思い描く、もう一つの日本は、この地で長い年月をかけて育んできた独自の価値観、生態系、文化を大切にしながら、時代に合わせた近代化をとげてきた空想の姿。
「谷の集落」を彩る
星のやの工事中、建物が建つ場所から別の場所に移植・保護した樹木は約700本。完成と共に戻し、樹齢の長い木々が敷地を優しく覆いました。その風景を庭師が守っています。