石川県・山代温泉
石川県・山代温泉
県南西部にある加賀温泉郷の一角。高僧・行基により1,300年前に発見されたと伝わる古湯です。共同湯を囲むように紅殻格子の温泉旅館や土産物店などが立ち並び、ノスタルジックな温泉情緒が漂っています。九谷焼再興の地でもあり、色彩豊かな器で食事をしたり絵付けを体験できたりするのも、この土地ならではの旅の醍醐味です。
総湯と「湯の曲輪」で伝統に浸る
かつて日本の温泉場では、共同浴場(総湯)の周りに湯治宿や商店が並ぶ風景が多くみられました。そんな温泉文化がこの街では守り継がれ、中心にあるのは木造2階の大共同湯「古総湯」。明治時代の浴場を再現した建物で、ステンドグラスがレトロな趣きを添える中、湯治気分が味わえます。
「古総湯」を囲むように形成された街は北陸の言葉で「湯の曲輪(がわ)」と呼ばれ、風情満点で写真映えもばっちり。「古総湯」の他にもう1軒「総湯」があり、こちらは現代的な熱交換システムにより加水なしの源泉に浴せます。泉質は硫酸塩・塩化物泉などでややとろみがかった心地良い湯質。1565年には戦国武将・明智光秀が湯浴みに訪れたという名温泉地です。
観光スポット・ご当地グルメ
「魯山人寓居跡いろは草庵」は北大路魯山人が長逗留した建物を一般公開。九谷焼を再興した吉田屋窯跡「九谷焼窯跡展示館」では登り窯などを見学できます。「薬王院温泉寺」には五十音の創始者・明覚上人にちなんだ「あいうえおの小径」があり散策が楽しめます。
アクセス
◆最寄り駅:加賀温泉駅
星野リゾートの温泉宿
界 加賀
加賀の伝統を新たな感性でもてなす
加賀温泉駅から車で10分、新しい感性が息づく加賀伝統の温泉宿。加賀友禅や水引などをあしらったご当地部屋「加賀伝統工芸の間」で寛ぎ、夕食では「九谷焼の器と料理のマリアージュ」に舌鼓。美肌の湯と言われる山代温泉の湯浴みや、迫力の加賀獅子舞を披露と加賀文化にひたるご滞在をお楽しみください。