街のいたるところから湯煙が立ち上り、日本一とも称される一大温泉郷。代表的な温泉地は別府、浜脇、観海寺、堀田、亀川、柴石、鉄輪、明礬の8ヶ所あり「別府八湯（はっとう）」と呼ばれています。高温の蒸気が噴出する「地獄」に近いエリアでは、蒸し風呂や「地獄蒸し」などの料理も楽しめて、国内外の観光客に大人気です。

別府温泉が日本一といわれる理由は、毎分10万2千ℓの圧倒的な湧出量と2,800以上ある源泉の数で、どちらも国内第1位となっています。泉質も多彩で、硫黄泉や硫酸塩泉、酸性泉、含鉄泉など7種類の温泉が堪能できる充実ぶり。白い濁り湯や天候によってコバルトブルー、ミルキーブルーになる湯、泥湯などの変わり湯にも出合えます。
湯に浸かる浴法だけでなく、鎌倉時代に一遍上人が創設したと伝わる高温の蒸気を活かした蒸し風呂や、足蒸し、砂蒸し、口から吸いこむ温泉吸入なども。こうした豊かな温浴体験ができるのは別府ならではです。

地元の人々が受け継いできた共同浴場、湯上りに寛げる喫茶店、昭和の趣きが残る商店街など、レトロな情緒あふれる街も魅力。王道の「地獄めぐり」、別府温泉のシンボル「竹瓦温泉」、湯の花採取の「湯の花小屋」などはぜひ訪れたい名所です。

◆最寄り空港：大分空港

*別府駅/別府市内まで: バスで約55分

◆最寄り駅：JR別府駅 市内各温泉地までバスで15～40分

◆最寄りのフェリーターミナル：別府港

*別府港 → 別府駅/別府市内 (バス約15分～20分)