温度を楽しむ日本のお風呂
「温冷交代浴」というお風呂の入り方を聞いたことはありますか。温かい湯と冷たい水、あつ湯やぬる湯など、温度差のある入浴を交互に行う方法です。最近、温度の異なる湯船を備える温泉旅館や日帰り入浴施設が増えましたよね。
温冷交代浴は、もともとヨーロッパで温泉療法の一つとして行われ、近年はアスリートの疲労回復などにも取り入れられています。温かいお湯に浸かると血管が広がり、次に冷たい水に触れると収縮する。こうした温冷刺激によって血流を促す効果などが期待されています。(*1)
サウナと水風呂も、温度差を楽しむ入浴法の代表格。「ととのう〜」と気持ちよくなりますが、ここでちょっと注意です!熱いところからいきなり冷たい水風呂へ入ると、急激な血圧変動によって心臓や血管に大きな負担がかかることがあります。(*2)温冷交代浴は無理をせず、温度差を小さくするなど、自分の体調に合わせて楽しむことが大切です。
そもそも湯船に浸かると、温熱作用によって血流が促され、水圧や浮力によって、体への負担も軽くなります。このことは連載第一回でもご紹介しました。
(*1 *2 参考文献『銭湯検定 公式テキスト2』早坂信哉監修)



