お知らせ

水の恵みを表現したプール

竹富島では、石垣島からの海底送水が実現するまで水資源に乏しく、雨水や井戸の水は命を繋ぐ貴重なものでした。人々は水の周囲に集落をつくり、暮らしていたことを受け、施設の中心にプールを設けました。

井戸をつくる場所は?

島の大半は水が溜まりにくい地層(琉球石灰岩)で形成されているので、人々は島の基盤を成す固いチャート(石英質の堆積岩)部分に井戸を掘って水を確保し、集落を作ったのです。

大切な水を保つ知恵

山も川もない竹富島では井戸や雨水が水資源だったので、排水も道に流し地下浸透にしていました。雨水の浸透性を高めるため、道には海岸から運んできたサンゴの砂が敷かれています。

自然と調和するプール

すり鉢状のプールは空を受けとめるお皿をイメージして作りました。床面に黒いタイルを敷き、日中は青空を夜は星空を映しこみ、自然との調和が図られたデザインです。